このセクションでは、Transmit ツールを設定して適用する方法について説明します。Transmit ツールを使用すると、ソケット接続による送受信を行うことができます。

このセクションの内容:

Transmit/Listen とは

Transmit ツールを使用すると、ソケット接続による送受信を行うことができます。Transmit ツールは、ホストの特定ポートを使って直接コミュニケートするために使用されます。Transmit ツールを使用すると、たとえば、サーバーに直接リクエストを送信してレスポンスを検証することができます。また、マシンの特定のポートに何かが送信される予定である場合、そのポートをリスニングすることができます。 

Transmit ツールでは、SOAP ツールよりも下位レベルのテストを実行できます。なぜなら、Transmit ツールが見るソケット接続は HTTP によって処理され、SOAP 呼び出しよりも 1 つ下のレイヤーに位置するからです。また、ソケット接続を介して XML とやり取りするアプリケーションがある場合、Transmit ツールが役立ちます。ソケットベースのプロトコルを使ってやり取りするコンポーネントに対して機能テストと回帰テストを実行するために、Transmit ツールを使用できます。

トランスミット

Transmit ツールは、テスト スイートの一部として使用することも、ファイル ツリー中の 1 つ以上のファイルに対して適用することもできます。

ツール出力として Transmit ツールを使用する場合、以下の情報を指定する必要があります。

  • ホスト マシン
  • 使用するポート番号
  • 相手が接続をクローズするまでレスポンスを待つかどうか

そうでない場合、以下の情報を指定する必要があります。

  • トランスミットするファイルまたはテキスト
  • ホスト マシン
  • 使用するポート番号
  • 相手が接続をクローズするまでレスポンスを待つかどうか

これらの情報は、Transmit ツールの設定パネルで指定できます。

このツールの出力で利用できる特別なオプションについては、以下の「Output Options」を参照してください。

リスニング

Transmit/Listen ツールを使ってリスニングするには、次の操作を行います。

  1. Test Suite ツリーの Transmit ノードを右クリックします。
  2. ショートカット メニューから [リスニングの開始] > [単一セッション] または [リスニングの開始] > [連続セッション] を選択します。
    • 単一セッション モードでは、Transmit ツールはクライアントをリスニングし、指定ポートの接続をオープンしてクライアントのトランスミッションを受け取ります。そして、クライアントが接続をクローズした後にリスニングを停止します。
    • 連続セッション モードでは、トランスミット側によって接続がクローズされた後も、Transmit ツールはリスニングを継続します (新しい接続を待ちます)。このため、ユーザーは複数のクライアントからトランスミッションを受け取ったり 1 つのクライアントから複数のトランスミッションを受け取ったりすることができます。


注意

リスニングの実行では、Transmit ツールの設定パネルでホストを指定する必要はありません。ホストのパラメーターは、トランスミットの場合にだけ必要です。

リスニングは停止したがホストへの接続はクローズしていない場合、Transmit ツールは接続から入ってくるデータを無視します。ただし、接続を介してデータを送信することはできます。 リスニングを停止するには、次の操作を行います。

  1. Test Suite ツリーの Transmit ノードを右クリックします。
  2. ショートカット メニューから [リスニングの停止] を選択します。

接続がクローズすると、データの送受信はできません。 ホストへの接続をクローズするには、次の操作を行います。

  1. テスト スイートの Transmit ノードを右クリックするか、Transmit ツールバー ボタンを右クリックします。
  2. ショートカット メニューから [接続を閉じる] を選択します。

このツールの出力で利用できる特別なオプションについては、以下の 「Output Options」を参照してください。

出力オプション

Transmit ツールには次の出力オプションがあります。

  • stdout
  • stderr
  • 結果ウィンドウ
  • 改行でパケット化
  • ドキュメントでパケット化
  • ファイル

これらの出力オプションの詳細については、「テスト出力の追加」 を参照してください。

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