このリリースの内容は以下のとおりです:
Release date: April 27, 2021
トラフィック ウィザードでサービス定義を指定する機能
トラフィック ウィザードでサービス定義ファイルを指定し、パラメータライズおよび固定値を使用するクライアントおよびレスポンダーを生成できるようになりました。これには、次の利点があります。
- メッセージ グループ化の改善 : SOAtest/Virtualize は、トラフィック ファイルに含まれる類似のパス セグメントからではなく、サービス定義ファイルで定義されたエンドポイントに基づいてメッセージ グループを生成できるようになりました。これにより、より正確なグループ化が可能になりました。
- データソース応答条件の改善 : Virtualize は、サービス定義ファイルに基づいてメッセージ レスポンダーのデータソース応答条件を設定できるようになりました。これにより、トラフィック ウィザードでトラフィック ファイルのみを使用した場合よりも正確にデータソース応答条件を設定できるようになりました。
- サービス定義またはテンプレートファイルに基づく制約 : トラフィック ウィザードでトラフィック ファイルから生成するメッセージ グループを、サービス定義ファイルまたはテンプレートで定義されているものに限定できるようになりました。これにより、テストシナリオに関連しないメッセージ グループを無視し、生成しない設定が可能になりました。
CTP ジョブの各テストを無効化する機能
CTP ジョブ内の各テストを無効化し、実行できるようになりました。これにより、アドホックなテストの柔軟性が向上しました。
CTP の Sequence Message Responder
CTP で、仮想アセット (PVA) に Sequence Message Responder を追加できるようになりました。Sequence Message Responder は、リテラルでレスポンス メッセージのシーケンスを構成でき、各リクエストに対して、最初に設定したメッセージから順番にレスポンスを送信します。
SOAtest の要件ビュー
新しい要件ビューが実装され、ALM/RMS で管理されている要件を表示できるようになりました。このビューは、要件に関連するテストケースを表示し、要件に関連するテストのカバレッジとギャップについて確認することを容易にします。このビューでは、ドラッグ アンド ドロップでテストを関連付けることもサポートしているため、テストケース エクスプローラーのテストと要件を素早く関連付けることができます。また、このビューからテストを実行することもできます。
DTP からの要件のインポートを含む、要件トレーサビリティ ワークフローを行うには、DTP 2020.2 以降が必要です。
特定の作業項目に関連付けられたテストの実行
作業項目 ID を含めることにより、実行するテストを指定できるようになりました。この機能は、コマンドラインと REST API でサポートされました。
Java 11 のサポート
- SOAtest/Virtualize は、Java 11 をサポートするようになりました。ただし、組み込みデータ リポジトリ サーバーと WebMethods ツールは Java 11 に対応していません。
- WAR デプロイメント版 (soatvirt.war) は、Tomcat 9 サーブレット コンテナへのデプロイにおいて Java 11 をサポートするようになりました。
- CTP は、OpenJDK Java 8 および Java 11 をサポートするようになりました。
- LoadTest は、Java 11 をサポートするようになりました。ただし、WebLogic JMX モニター機能、Call Back Tool、および Message Stub ツールは Java 11 に対応していません。
その他のアップデート
- Eclipse 4.2 および 4.3 は、p2 インストールのサポート対象外となりました。
- CTP には、ライセンスサーバー用の Web アーカイブが同梱されなくなりました。
- グローバル ツールを削除するときに、グローバル ツールへの参照を一括削除するオプションが追加されました。
- Tomcat 7 および 8.0.x は、WAR デプロイメント版の SOAtest/Virtualize サーバーをデプロイするためのコンテナとしてサポート対象外となりました。Apache Tomcat ダウンロード Web サイト で、Apache が Tomcat 8 と見なす Tomcat 8.5.x は、引き続きサポート対象となります。
- SOAtest Web Proxy の起動時にプロキシ自動設定 (PAC) ファイルのURLを指定できるようになりました。これにより、Parasoft Recorder を使用して API トラフィックをキャプチャするときに、PAC ファイルの HTTP プロキシ情報を解決できるようになりました。
- CTP は MariaDB (バージョン 10.5) をサポートするようになりました。
- マスクされた CTP のシステムまたはコンポーネント変数が、SOAtest の .tst 環境変数にマップされている場合、環境のプロビジョニングまたはジョブの実行時に .tst の変数が自動的にマスクされるようになりました。
- ロギング ライブラリが log4j バージョン 1 から log4j バージョン 2 にアップグレードされました。デスクトップの起動時にカスタム ロギング ファイルを使用する場合、または WAR デプロイメント版 (soavirt.war) に付属の default.logging.xml または debug.logging.xml ファイルをカスタマイズした場合は、log4j2 が構成に影響を与える可能性のある構文の変更を導入したため、カスタマイズの再適用については、log4j2 ドキュメント を参照してください。
- WAR デプロイメント版 (soavirt.war) は、カスタム レポート形式をサポートするようになりました。
- データ リポジトリの列名、レコードタイプ名、およびデータセット名で、マルチバイト文字 (日本語文字など) をサポートするようになりました。
- SOAtest を使用したテスト影響分析でランタイム カバレッジ データを収集するときに、JaCoCo カバレッジ ライブラリを使用できるようになりました。
- 匿名の使用状況データを Parasoft に送信できるようになりました。これは、Parasoft がツールの使用状況を理解し、より良い製品エクスペリエンスを提供することを可能にします。
解決済みの PR/FR
ID | 説明 |
---|---|
CTP-4757 | ジョブを実行し、Azure DevOps プラグインを介して DTP に公開する機能 |
CTP-4767 | MariaDB のサポート |
CTP-5872 | CTP ジョブ内のテストの無効化をサポート |
CTP-5892 | システム/環境で定義された変数のハード マスキング |
CTP-6145 | CTP>MySQL データベース アップデート 156 失敗 |
CTP-6346 | 応答しない SOAtest サーバーが CTP 実行グループ全体をロックする |
CTP-6363 | 実行されたジョブが「テストが実行されていません」と表示される |
LT-916 | -licenseVUs コマンドライン引数に「無制限」オプションを追加 |
LT-1316 | ライセンス構成にベーシックな (5VU) オプションを追加 |
SOA-4646 | ビューをフォーム入力からフォームXMLに、またはその逆に切り替えるときに、パラメータライズを維持する |
SOA-6377 | REST Client - フォーム JSON で検索と置換が機能しない |
SOA-13012 | Parasoft Recorder がプロキシ PAC ファイルを使用できない |
SOA-13023 | 回帰コントロールの作成/更新中に参照テストがスキップされる |
SOA-13108 | 無効化した Diff ツールで設定されたデータソースがテスト時に誤ったデータソースの反復が発生 |
SOA-13112 | MQ - キューからメッセージをバイナリとして読み取るためのサポートを追加 |
SOA-13115 | マスクされた変数の変更を許可した環境参照を保存するときに NPE が発生 |
SOA-13140 | Java プロジェクト ウィザードで com.parasoft.api.jar を classpath に追加 |
SOA-13233 | DB Tool が Microsoft SQL Server クエリからと同じ形式で値を返さない |
SOA-13270 | ファイル名に不正な文字が含まれている場合に外部回帰コントロールを作成できない |
SOA-13315 | Diff ツールでファイルを使用する場合、無視する差分の変更時に設定済みのプロパティ名が消える |
VIRT-4179 | OpenJDK 11 のサポート |
VIRT-4266 | TCP Socket Listener/Transport の最初のデータ |
VIRT-4343 | メッセージ プロキシが DELETE メソッドのメッセージボディを送信しない |
VIRT-4367 | トラフィック ウィザードでパラメータライズする時に複数選択された応答条件を削除できるようにする |
VIRT-4377 | XML Validator に追加した Text Data Bank が値を抽出できない |
VIRT-4380 | Swagger からレスポンダーを作成する時に JSON ペイロードの変換を有効にすべき |
VIRT-4446 | クライアントからの最初のリクエストで指定がなくとも、レスポンダーで chunked の transfer-encoding のサポートを追加 |
VIRT-4498 | 重複した Transfer-Encoding ヘッダー : PVA からの chunked |