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概要

Parasoft Kafka Transport Extension は、SOAtestのメッセージクライアントツールに適切な Apache Kafkaトランスポートのサービスを追加します。Kafka を介して送られるメッセージを設定、送信、検証するときに、SOAtest の豊かなインターフェイスをフルに活用できます。 

前提条件

  • Apache Kafka brokers 0.10.0.0 以降
  • Parasoft SOAtest 9.10.0 以降

インストール

Parasoft Kafka Transport Extension は UI またはコマンドラインからインストールできます。

UI からのインストール

  1. [Parasoft] メニューの [設定] を選択します。
  2. [システム プロパティ] ページで [JAR の追加] をクリックします。
  3. 表示されたファイル選択ダイアログで kafka.jar を選択します。
  4. [適用] をクリックし、SOAtest を再起動します。

コマンドラインからのインストール

設定プロパティ ファイルで、system.properties.classpath プロパティに kafka.jar ファイルを追加します。例:

system.properties.classpath=<path to jar>/kafka-transport-1.1.jar

使用方法

メッセージ クライアント ツール (たとえば SOAP ClientEDI ClientMessaging Client など) の [トランスポート ] タブで Kafka Transport の使用を有効にします。[トランスポート] ドロップダウン メニューから [Kafka] を選択し、表示されるオプションを設定します。

システムに複数のカスタム拡張機能がある場合、[実装の選択] ドロップダウン メニューから [Kafka] を選択します。 

設定

トランスポートは、ブロデュ―サー、コンシューマー、またはその両方として設定できます。トランスポートをプロデューサーとしてだけ設定するには、コンシューマー設定を空のままにします。トランスポートをコンシューマーとしてだけ設定するには、プロデューサー設定を空のままにします。  

接続設定

BrokersKafka が実行されているサーバーのリストをカンマ区切りで指定します。ポートを含めます。
Security Protocol

セキュリティ プロトコルを指定します。次の値を指定できます: 

  • PLAINTEXT - 認証を行わない、暗号化されていないチャネルです。
  • SSL - SSL チャネルです。 
  • SASL_PLAINTEXT- SASL 認証を行う、暗号化されていないチャネルです。このオプションには追加の設定が必要です (「SASL_PLAINTEXT and SASL_SSL」を参照)。
  • SASL_SSL - SASL 認証を行う、暗号化されたチャネルです。 このオプションには追加の設定が必要です (「SASL_PLAINTEXT and SASL_SSL」を参照)。

Transport Layer Security (TLS) 設定は、この Security Protocol に SSL または SASL_SSL が指定されている場合にだけ適用されます。

SASL_PLAINTEXT および SASL_SSL

SASL_PLAINTEXT および SASL_SSL セキュリティ プロトコルは、UI フィールドでは指定できません。これらのセキュリティ プロトコルを使用するには、設定ファイルを作成し、sasl.jaas.config プロパティを変更して com.parasoft.soavirt.kafka.shaded パッケージ接頭辞を含める必要があります。次のサンプルは、プレーン ログイン モジュールのパッケージを設定する方法を示しています。

com.parasoft.soavirt.kafka.shaded.apache.kafka.common.security.plain.PlainLoginModule 

Producer Settings または Consumer SettingsAdditional Settings File Path フィールドにファイルを指定します。

ログ レベル

コンソールに表示する情報の量を指定します。デフォルト値は 2 (警告)です。

プロデューサー設定

トピックプロデューサーがメッセージを書き込むトピックの名前を指定します。
パーティション

トピックのパーティションの番号を整数で指定します (例: 0, 1, 2)。

空の場合、レコード キーを使用してパーティション番号が生成されます。

Record Key Serializerキーを文字列と null のどちらとして書き込み/送信するかを指定します。デフォルト値は string です。
Record Keyレコード キーを指定します。
Idempotent

1 つのメッセージだけがブローカーに送信され、重複がないようにするには、true を指定します。デフォルトは false です。

Request Timeout確認応答の送受信がタイムアウトするまでに待機する時間をミリ秒単位で指定します。デフォルト値は 30000 です。
Additional Settings File Path

アプリケーションとの接続に必要になる可能性がある追加の設定を含むプロパティ ファイルを指定します。この設定はオプションです。

このフィールドが空の場合、UI には表示されないが、アプリケーションが要求する可能性がある追加の設定については、デフォルトの Kafka 設定が使用されます。

コンシューマー設定

Topic

コンシューマーがサブスクライブする単一のトピック名または複数のトピック名をカンマで区切ったリストを指定します。

トピックにコロンとパーティションを表す整数値を付加することで、トピック内のパーティションを指定できます。例: topic1:0

Group idコンシューマーが所属するグループを指定します。トピックとともにパーティションが指定されていない場合、このプロパティは必須です。
Offsetレコードの読み取りを開始するトピック/パーティション内の位置を指定します。
Poll intervalポーリングの間隔をミリ秒単位で指定します。デフォルト値は 100 です。
Max Poll Records各回でポーリングするレコードの最大数を指定します。デフォルト値は 500 です。
Commit Offsets

オフセットをコミットする際のモードを指定します。コミットは、コンシューマーがレコードの処理を再開できるパーティション内の位置です。

  • autocommit: このモードでは、Kafka がコミットのオフセットを決定します。
  • lastProcessedMessage: このモードでは、最後に処理されたメッセージかコミットのオフセットとして設定されます。
  • off: このモードでは、オフセットはコミットされません。

デフォルト値は autocommit です。

Timeoutコンシューマーが接続を切断するまでにサブスクライブ トピックにメッセージがパブリッシュされるのを待機する時間をミリ秒単位で指定します。デフォルト値は 30000 です。
Additional Settings File Path

アプリケーションとの接続に必要になる可能性がある追加の設定を含むプロパティ ファイルを指定します。この設定はオプションです。

このフィールドが空の場合、UI には表示されないが、アプリケーションが要求する可能性がある追加の設定については、デフォルトの Kafka 設定が使用されます。

Transport Layer Security

TLS Protocol

セキュアな接続を確立するために使用する トランスポート層プロトコルを定義します。

デフォルト: TLSv1.2 

Security ProviderTLS 接続に使用するセキュリティ プロバイダーの名前です。デフォルト値は JVM のデフォルトのセキュリティ プロバイダーです。
Key Store File Locationアセット (.tst、.pva、.pvn) の [キーストア ファイル] への絶対パスまたは相対パスを定義します。
Key Store Type

[キー ストア ファイル] の種類を定義します。JVM にロードされるセキュリティ プロバイダーに合わせて、異なるキーストア タイプを処理できます。JVM にセキュリティ プロバイダーを追加した場合は、そのセキュリティ プロバイダーのドキュメントを参照し、利用できるキーストア タイプ名を確認してください。

Key Store Password

[キー ストア ファイル] からキー/証明書を抽出するために使用するパスワードを定義します。

空白にした場合、パスワードなしでキーの抽出を試みます。

Key Passwordキー ストア ファイルの秘密鍵のパスワードを指定します。クライアントに関しては、この設定はオプションです。 
Trust Store File Location

アセット (.tst、.pva、.pvn) の [トラスト ストア ファイル]への絶対パスまたは相対パスを定義します。

デフォルト: Trust All Certificates 

Trust Store Type

[トラスト ストア ファイル] の種類を定義します。JVM にロードされるセキュリティ プロバイダーに合わせて、異なるトラスト ストア タイプを処理できます。JVM にセキュリティ プロバイダーを追加した場合は、そのセキュリティ プロバイダーのドキュメントを参照し、利用できるトラスト ストア タイプ名を確認してください。

Trust Store Password

[トラスト ストア ファイル] からキー/証明書を抽出するために使用するパスワードを定義します。空白にした場合、パスワードなしでキーの抽出を試みます。

接続の管理設定 

接続をキープ アライブ

クライアント接続を持続して今後のパブリッシュで再利用するには、このオプションを有効化します。

テスト実行後に接続をクローズする

パブリッシュの直後にクライアント接続を切断するには、このオプションを有効化します。

サード パーティのコンテンツ

この拡張機能は、以下のサード パーティのコンテンツを含みます。

その他のライセンスの詳細については、プラグインの licenses フォルダーを参照してください。

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