このチュートリアル前半のシナリオ テストの演習 (「シナリオ テスト」) を思い出してください。シナリオ テストではさまざまなアクションと検証を実施しましたが、すべて同じ環境での実施でした。
このチュートリアルの演習の目的は、異なるタイプのテストを組み合わせて、エンド ツー エンド シナリオのテストを実行することです。エンド ツー エンド シナリオは、あるビジネス システムに対して異なるインターフェイスを起動したり、異種環境でのマルチ ステップ トランザクションをモデル化したりします。
以下は、エンド ツー エンド テスト スイートで実行するステップの概要です。
- HTTP SOAP リクエストを介して ParaBank データベースを初期化する。
- HTTP SOAP リクエストを介して口座 #13344 に $5000 を預金する。
- HTTP SOAP リクエストを介して新しい残高を検証する。
- 新しい Web ブラウザーで ParaBank Web アプリケーションにログインする。
- HTML 検証によって新しい残高を検証する。
- データベースをリセットする (再び初期化する)。
- HTTP SOAP リクエストを介して、初期化した後、変更された口座 #13344 の残高を検証する。
このエンド ツー エンド テストをセットアップするには、以下の操作を行います。
- [ファイル] > [新規] > [プロジェクト] を選択します。
- [SOAtest] > [空のプロジェクト] を選択し、[次へ] をクリックします。
- プロジェクト名として
End to End Testing
と入力し、[終了] をクリックします。 - SOAtest の examples フォルダーにある EndToEndSOAP.tst から EndToEndWeb.tst にテストをコピーして貼り付け、以下のシナリオを作成します。
いずれかのテスト ケースから必ず環境をコピーしてください (そうしないと、SOAP Client と Browser Playback ツールにトラフィックの宛先が分かりません)。SOAP クライアントを 2 回コピーする必要があります。 - この時点でシナリオを実行した場合、テスト 6: getAccount 2 は失敗します。なぜなら、(XML Assertor をコピーして貼り付けた場合) 現在 XML Assertor が連結されているからです。
- テスト 6: getAccount 2 に連結された XML Assertor を開いて [構成] タブに移動します。Value Assertion - balance を選択し、期待値を
1231.10
に変更します。 - ツールを保存します。
- シナリオを再び実行します。今回は失敗がレポートされないはずです。