コンポーネント インスタンスに仮想アセットを構成する場合、既存の仮想アセットを選択するか、新しいアセットを作成できます。
既存の仮想アセットの選択
コンポーネント インスタンスに既存の仮想アセットを構成するには、次の操作を行います。
- コンポーネント ウィザード エリア (またはインスタンス エディターの [仮想アセット] エリア) で [仮想アセットの選択] をクリックし、仮想アセット セレクターで使用する仮想アセット (.pva) ファイルを選択します。
検索バーを使用してリストのコンテンツをフィルターできます。検索機能では、.pva ファイル名のほか、関連付けられたメタデータも検索できます。 仮想アセットに複数のデプロイメントがある場合、構成するデプロイメントを選択します。
1 つの仮想アセット (.pva) ファイルを複数のエンドポイントに同時にデプロイできます―各エンドポイントは異なるデータ ソース/パフォーマンス プロファイル設定を使用できます。仮想アセット ファイルは、使用する .pva ファイルを指定します。デプロイメントは、固有のエンドポイントにデプロイされた特定の仮想アセットを指します。
- 仮想アセット ファイルにパフォーマンスおよびデータ グループ設定が関連付けられている場合、次のように設定します。
- 仮想アセットのそれぞれのパフォーマンス グループに対して、利用可能なパフォーマンス プロファイルのうち、どれを適用するかを指定します。
- 仮想アセットのそれぞれのデータ グループに対して、利用可能なデータ セットのうち、どれを適用するかを指定します。
新規仮想アセットの作成: オプション
仮想アセットを作成する方法は、いくつかあります。以下のような仮想アセットを作成できます。
- トラフィック ファイルに記録された振る舞いを表す仮想アセット
- RAML、Swagger、または WSDL 定義を表現する仮想アセット
- 後で拡張可能な空の仮想アセット
トラフィックからの新規仮想アセットの作成
前提条件
トラフィックから新しい仮想アセットを作成するには、以下が必要です。
- Parasoft Virtualize Server が実行され、CTP に接続されていること
- Parasoft Data Repository が実行され、(TDA 経由で) CTP に接続されていること
- 1 つ以上のトラフィック ファイル (Parasoft プロキシの記録またはイベント メッセージのエクスポートよって作成されたもの)
トラフィックからの仮想アセット作成機能は、仮想アセットをすばやく作成するためのものです。生成プロセスを詳細にコントロールするには、「トラフィックからの仮想アセットの作成 」の手順に従うか、デスクトップ版の Virtualize を使用してください。
トラフィック ファイルに記録された振る舞いを表す仮想アセットを作成して追加するには、次の操作を行います。
- コンポーネント ウィザード エリア (またはインスタンス エディターの [仮想アセット] エリア) で [仮想アセットの選択] をクリックします。
- 選択ダイアログが開いたら、新規仮想アセットをデプロイする Virtualize サーバーの右側の[新規仮想アセットの作成] リンクをクリックします。
この機能をサポートしていないサーバーはグレーアウトされていることに注意してください。 - (任意) デフォルトの仮想アセット名を変更します。
[作成] の設定を[トラフィック] のままにしておきます。
仮想アセットの作成に使用するトラフィック ファイルを選択します。このコンポーネントから記録されたトラフィック ファイルが検出された場合、そのファイルが自動的に選択されます。トラフィック ファイルのリストを更新するには、[更新] をクリックします。
ショートカット
CTP からトラフィックの記録を開始および停止した場合、次のダイアログで [今すぐ] をクリックすると、自動的にこのステップに移動します。
次に進む前に、コンポーネント インスタンスの名前を変更できます。
- (任意) テンプレートに保存された設定を適用する場合、ドロップダウン メニューからテンプレートを選択します。CTP は Virtualize サーバーの traffic_templates フォルダーにあるテンプレートを選択肢として表示します。テンプレート ファイルがない場合、このオプションは利用できません。 テンプレートを指定すると、関連するフィールドが自動的に設定され、編集不可になります。
仮想アセットのパラメータライズに使用する Data Repository への接続設定を指定します。
[リポジトリ サーバー] で (TDA 経由で接続された) 既存の Data Repository サーバーを選択します。
[リポジトリ名] フィールドにリポジトリのラベルとして使用される名前を入力します。オートコンプリート機能により、既存のリポジトリ名が提案されます。既存のリポジトリ名を使用すると、データは上書きされます。他のユーザーによってロックされたリポジトリ (ロックされているかは、ロック アイコンで示されます) は使用できません。
作成される仮想アセットのデプロイ先エンドポイント (仮想アセットが受信メッセージを待機するポイント) を変更するには、[仮想エンドポイント] フィールドの値を変更します。現在のコンポーネント インスタンスにプロキシが関連付けられている場合、プロキシのターゲットも自動的に更新されることに注意してください。
(ウィザードの [終了] をクリックするか、インスタンス管理ページで変更を保存することで) リクエストをサブミットすると、以下のアイテムの作成と構成が行われます。
- 指定された Virtualize サーバーに .pva ファイルが作成されます。
- 要素がパラメータライズされ、レスポンダー応答条件およびデータ ソース応答条件が設定された Message Responder が追加されます。
- 適用可能なデータ セットおよびレコード タイプが追加された Data Repository が追加されます。トラフィックの解析によって識別されたメッセージの「グループ」ごとに 1 つのデータ セットが追加されます。
- 追加されたデータ セットごとに 1 つの Repository データ ソースが追加され、Message Responder がこのデータ ソースを使用するよう設定されます。
Swagger、RAML、WSDL 定義からの新規仮想アセットの作成
RAML、Swagger、または WSDL に定義された振る舞いから新規仮想アセットを作成するには、次の操作を行います。
- コンポーネント ウィザード エリア (またはインスタンス エディターの [仮想アセット] エリア) で [仮想アセットの選択] をクリックします。
- 選択ダイアログが開いたら、新規仮想アセットをデプロイする Virtualize サーバーの右側の[新規仮想アセットの作成] リンクをクリックします。この機能をサポートしていないサーバーはグレーアウトされていることに注意してください。
- (任意) デフォルトの仮想アセット名を変更します。
[作成] を[From RAML]、[From Swagger]、または [WSDL]に変更します。
API/サービス定義の場所を指定します。
(ウィザードの [終了] をクリックするか、インスタンス管理ページで変更を保存することで) リクエストをサブミットすると、以下のアイテムの作成と設定が行われます。
- すべての場合: 指定された Virtualize サーバーに .pva ファイルが作成されます。
- WSDL の場合: WSDL に定義された操作およびエラー メッセージに対応する Message Responder
- RAML/Swagger の場合: 定義に含まれるリソース/メソッド/ステータス コードにつき 1 つの Message Responderレスポンダーの応答条件、ステータス コード、レスポンスは、それぞれの定義に応じて設定されます。レスポンスにはサンプル ペイロードが含まれます (利用可能な場合)。サービス定義に JSON スキーマが含まれている場合、JSON スキーマからサンプル ペイロードが構築されます。
空の新規仮想アセットの作成
空の新規仮想アセットを作成するには、次の操作を行います。
- コンポーネント ウィザード エリア (またはインスタンス エディターの [仮想アセット] エリア) で [仮想アセットの選択] をクリックします。
- 選択ダイアログが開いたら、新規仮想アセットをデプロイする Virtualize サーバーの右側の[新規仮想アセットの作成] リンクをクリックします。この機能をサポートしていないサーバーはグレーアウトされていることに注意してください。
- (任意) デフォルトの仮想アセット名を変更します。
[作成] を[空] に変更します。
(ウィザードの [終了] をクリックするか、インスタンス管理ページで変更を保存することで) リクエストをサブミットすると、指定された Virtualize サーバーに空の .pva ファイルが作成されます。準備が整ったときに、空の .pva ファイルに Message Responder を追加できます。