このセクションでは、[Parasoft] > [設定] からアクセスできる SOAtest と Virtualize の設定について説明します。
作成者
作成者の設定画面では、品質タスクの生成時にどのようにコード作成者をユーザー名および電子メール アドレスにマッピングするかを指定できます。詳細については、「"作成者と作成者" および "作成者と E-mail" のマッピングの指定」を参照してください。
ブラウザーの設定
[ブラウザー] パネルでは Web シナリオの記録に関連するオプションを設定できます。次の設定を利用できます。
Firefox の実行モジュールのパス: Firefox の実行可能ファイルへのパスを指定します。Windows マシン上では、SOAtest/Virtualize は Firefox のインストールを自動的に検出しようと試みます。Linux ユーザーの場合は Firefox の実行モジュールをブラウズする必要があります。
- Chrome の実行モジュールのパス: Chrome の実行可能ファイルへのパスを指定します。ここで設定したパスは、 Web 記録ウィザードやその他のアプリケーション エリアで使用されます。Linux では、chrome ではなく、google-chrome を選択してください (例: /opt/google/chrome/google-chrome)。
- Safari の実行モジュールのパス: Safari の実行可能ファイルへのパスを指定します。
- プロキシ ポート: プロキシのポートを指定します。詳細とヒントについては、「Proxy Configuration Details」を参照してください。
- ブラウザーの通信ポート: ブラウザーの通信ポートを指定します。
ブラウザーのタイムアウトの設定: SOAtest が、ブラウザーの起動またはユーザー操作の待機を終了し、「タイムアウト」とみなすまでの遅延時間を秒で指定します。
待ち時間のタイムアウトの設定: SOAtest が、待ち条件に指定された操作が発生するのを待機することを終了し、「タイムアウト」とみなすまでの遅延の長さをミリ秒で指定します。
デバッグ オプション > デバッグ情報を出力: Web シナリオの記録中、 SOAtest に操作を記録させないようにすることが可能です。このオプションを有効にすると、記録中にメッセージ コンソールにメッセージが表示されます。メッセージの内容は、どのイベントを SOAtest/Virtualize が扱っているか、生成されていたかもしれないロケーター、そして可能な場合は、記録中に発生した例外処理などです。
- トラフィック ビューアーと出力で許可されるバイナリ ファイル: Traffic Viewer や出力で、指定の拡張子または MIME タイプを使用したバイナリ ファイルを許可します。デフォルトでは、テキスト ファイルだけが使用できます。
プロキシ設定の詳細
SOAtest を使用してブラウザーで Web シナリオの記録や実行をするとき、使用するブラウザーのプロキシ設定は、 SOAtest が管理する内部プロキシに設定されます。記録中や再生中のブラウザー間通信はすべて、この SOAtest プロキシを通ります。このプロキシはトラフィックをキャプチャするためか、もしくは実行を容易にするために使用される媒体です。記録中や再生中、 SOAtest は Browser Playback 設定の [プロキシ ポート] オプションで指定したポートを使用して、このプロキシを localhost 上に一時的に作成します。
内部プロキシのデフォルトのホストとポートは localhost:55555 です。マシンがこのポートをすでに使用している場合、 [プロキシ ポート] フィールド でポート番号を変更してください。ブラウザーからは変更しないでください。
独自のプロキシをマシンに設定した場合、 SOAtest/Virtualize がそのプロキシを利用するよう設定する必要があります。その後、 SOAtest/Virtualize は内部プロキシがすべてのトラフィックを指定のプロキシへ転送するよう構成します。この設定は、「Proxy Settings」で構成します。
コンソールの設定
[コンソール] パネルでは、[コンソール] ビューにレポートされる情報の量と、メッセージを含む場合に自動的にアクティベートするかどうかを決定できます。
Continuous Testing Platform (CTP) の設定
CTP および有効なライセンスがある場合、CTP への接続を設定できます。
- DTP の設定を使用する: DTP で指定されている接続設定を利用するには、このオプションを有効にします。「DTP への接続」を参照してください。
- サーバー名: CTP に接続するサーバーの名前を指定します。この名前は、CTP 内でこのサーバーを識別するために使用されます。
- CTP URL: 接続先の CTP の場所を指定します (たとえば http://emdemo:8080)。
仮想アセットのデプロイメントを CTP に通知: 仮想アセットが初めてデプロイされるときに、サーバーが CTP に通知するかどうかを指定します。
- ユーザー名: CTP にログインするためのユーザー名を指定します。
パスワード: CTP にログインするためのパスワードを指定します。
[OpenID Connect 認証] が有効になっている場合、[ユーザー名] および [パスワード] フィールドは表示されません。代わりに、OIDC 認証が使用されているという通知と、その接続をテストするためのボタンが表示されます。
日付フォーマット
[日付フォーマット] パネルでは、文字列値が日付/時刻を表しているかどうか、表している場合はどのようにパースするかを決定するために、アプリケーションが使用すべき日付フォーマットを指定できます。これは、メッセージ レスポンダーのインライン式を生成する予定がある場合に特に便利です (「レスポンスで使用する値をリクエストから抽出する」を参照)。
新しい日付フォーマットを追加するには、[追加] をクリックし、Java の標準的な日付フォーマットを使用してフォーマットを入力します。フォーマットを変更または削除することもできます。
フォーマットは表に表示されている順序で検討され、最初に一致したものが使用されます。表内の順序を変更するには、フォーマットを選択して [上へ移動] または [下へ移動] をクリックします。
グローバル データ ソースの設定
グローバル データソースは 単一の SOAtest プロジェクトの外部で再利用および共有できます。Virtualize デプロイメント全体で再利用および共有できます。単一の SOAtest プロジェクトの外部および Virtualize デプロイメント全体で再利用および共有できます。 [グローバル データ ソース] パネルでは、グローバル データ ソースについての情報をどのように保存するかを決定できます。グローバル データソースを構成する方法については、次を参照してください スイート、プロジェクト、またはグローバル レベルでのデータ ソースの追加:テスト スイート、プロジェクト、またはグローバル レベルでのデータ ソースの追加スイート、プロジェクト、またはグローバル レベルでのデータ ソースの追加 および テスト スイート、プロジェクト、またはグローバル レベルでのデータ ソースの追加
テクニカル サポートの設定
問題が発生している場合は、テクニカル サポート インターフェイスを使用して、関連ファイルを含む zip アーカイブを作成できます。zip ファイルを Parasoft テクニカル サポートに送信します。SOAtestVirtualizeSOAtest/Virtualize では、問題が発生したときに自動的にアーカイブを作成できます。アーカイブは約 0.5 MB で、作成時間は 1 分程度です。
デフォルトでは、問題発生時にアーカイブは作成されません。手動でアーカイブを用意して任意のタイミングでサポートへ送るか、問題発生時に製品が自動的にアーカイブを用意して送信するように Parasoft のアーカイブ作成オプションを変更します。
問題発生時に製品が自動的にアーカイブを用意して送信するように構成するには、次の操作を行います。
- [テクニカル サポート] パネルを開きます。 [Parasoft] > [設定] を選択し、[Parasoft] > [テクニカル サポート] カテゴリを選択します。
- [サポート アーカイブの自動生成を有効にする] をオンにします。
- 必要に応じて詳細オプションをカスタマイズします。注意: [サポート アーカイブの自動生成を有効にする] および [E-mail でアーカイブを送信する] は Virtualize では利用できません。
- [適用] をクリックし、 [OK] をクリックします。
サポート アーカイブを手動で作成するには、次の操作を行います。
- [Parasoft ] > [設定] を選択し、[テクニカル サポート] カテゴリをクリックします。
- アーカイブ オプションを選択し、[アーカイブの作成] をクリックします。
最新のサポート アーカイブの確認や、 E-mail 送信、削除ができるテクニカル サポート アーカイブ マネージャーを開くには、次の操作を行います。
- [Parasoft ] > [設定] を選択し、[テクニカル サポート] カテゴリをクリックします。
- [最新のアーカイブを参照] をクリックします。
デバッグ ログを有効化する
コマンドラインから SOAtestVirtualizeSOAtest と Virtualize を起動するときに、次のシステム prpを追加することで、デバッグ ログを有効にし、サポートアーカイブの作成時にすべての関連情報が含まれるようにできます。
プロパティ | 説明 |
---|---|
parasoft.logging.config.jar.file | ログ設定を含む、SOAtest と VirtualizeVirtualizeSOAtest に付属の事前構成済み JAR ファイルを指定しますこれは、ログを有効にするために使用を推奨するプロパティです。 例: -J-Dparasoft.logging.config.jar.file=/com/parasoft/xtest/logging/log4j/config/verbose.console.xml |
parasoft.logging.config.file | ディスク上の log4j 構成ファイルを指定します。独自の log4j 構成ファイルがあり、サーバー デプロイメントの構成など、 例: -J-Dparasoft.logging.config.file=<PATH_TO_LOG4J_CONF_FILE> |
ディクショナリの設定
[ディクショナリ] パネルは、Spell Tool がスペルを間違った単語の識別に使用するディクショナリをカスタマイズできます。
単語を登録する
ディクショナリに単語を追加するには、次の操作を行います。
- 新しい単語を追加するには、[追加] をクリックし、ダイアログに入力します。
- テキスト ファイルから単語一式をインポートするには、 [インポート] をクリックし、インポートしたい単語を含むファイルを指定します。
- 単語を削除するには、リストから単語を選択し、 [削除] をクリックします。1 つ以上の単語を選択し、 1 クリックで 1 度に削除することも可能です。
- テキスト ファイルに単語の一覧をエクスポートする (たとえば、ユーザー定義語の一覧をエクスポートし、チーム メンバーがそれをインポートできるようにするため) には、 [エクスポート] をクリックし、エクスポートした単語を含めるファイルを指定します。
[品質タスク] ビューから単語を追加する
スペルが間違っている単語がレポートされた場合、それを [品質タスク] ビューからディクショナリへ追加できます。レポートされたスペルが間違っている単語を右クリックし、 [ディクショナリに追加] をクリックします。
ディクショナリの追加
ispell 形式のディクショナリのセット (英語以外の言語のディクショナリや業界固有の用語のディクショナリなど) を追加することで、 SOAtest のビルトイン ディクショナリを拡張できます。各ディクショナリ セットは、1 つの名前と 1 つ以上のディクショナリを持ちます。
追加のディクショナリ セットを登録するには、次の操作を行います。
- SOAtest のインストール ディレクトリにディクショナリを保存します。
- [追加] をクリックし、追加したいディクショナリを選択します。
非テキスト文字または非テキストを含む単語をディクショナリに追加
デフォルトでは、 SOAtest は非テキスト文字を空白として扱います。空白文字を含む単語はディクショナリに登録できません。指定の非テキスト文字を、1 つの空白としてではなく、単語の中の有効な文字として SOAtest に認識させるには、その文字を「許可される非テキスト文字」の一覧に追加する必要があります。そうすることで、「許可される非テキスト文字」を含む単語のスペル間違いを識別したり、許可される非テキスト文字を含む単語をディクショナリに追加したりすることが可能になります。
非テキスト文字を許可される非テキスト文字のリストに追加するには、次の操作を行います。
- 非テキスト文字を [許可される非テキスト文字] フィールドに入力します。複数の非テキスト文字を許可したい場合は、それらを続けて入力します。空白文字、カンマ、またはその他の区切り文字で区切らないでください。
MIME タイプの設定
[MIME タイプ] パネルでは、 MIME タイプの追加や削除ができます。さらに、ユーザー好みのテキスト/XML エディターの場所を指定し、特定の MIME タイプを持つファイルの編集に使用するエディターを指定できます。
MIME タイプの追加、編集、削除は次の操作を行います。
- MIME タイプを追加するには、 [MIME タイプの追加] をクリックし、ダイアログに新しい MIME タイプを入力します。そして、この MIME タイプに割り当てたいファイルの拡張子を入力します。任意で、適切なチェック ボックスをオンにして暗黙の MIME タイプを指定します。1 つの MIME タイプに複数の拡張子を入力する場合は、1 個の空白文字で拡張子を区切ってください。
- MIME タイプの設定を編集するには、設定を編集したい MIME タイプを選択し、必要に応じて修正します。
- MIME タイプを削除するには、削除したい MIME タイプを選択し、 [MIME タイプの削除] をクリックします。
その他の設定
[その他] パネルでは、次のような設定が可能です。
- ツールの説明を表示: アプリケーション ウィザードにツールの説明を表示するかどうかを SOAtest に通知します。
自動整形: メッセージが指定のサイズ以下 (デフォルトの設定は 10KB) の場合、選択したツールまたはツール (Traffic Viewer、 Diff、 Editor) の XML メッセージを自動的に整形するように SOAtest に通知します。
- 文字エンコーディング: [システムのデフォルト] を有効にすると、使用中の特定システムのデフォルトの文字エンコーディングが設定されます。[カスタム] を有効にすると、使用中の JVM で利用できるエンコーディングのリストからエンコーディングを選択できます。
設定の保存: プロジェクト ファイルを保存するのに使用するファイル形式を指定します (例: pva、.pvn、 .tst、 .changetemplate)。「利用可能なプロジェクトファイル形式とは」を参照。
- デフォルト タイムアウト (ミリ秒): FTP、 telnet、 または HTTP リクエストを「タイムアウト」と見なすまでの遅延時間をミリ秒で入力できます。デフォルトは 30000 ミリ秒です。
- 同じ行で発生した個別の重複エラーを報告する: 同じコード行で発生した重複エラーの最初のインスタンスだけを表示します。
- クッキーのリセット: 次の HTTP 呼び出しが新しいセッションを開始するよう、現在のグローバル クッキーをリセットできます。
- [自動でプロジェクト ファイルをバックアップ] を有効にし、[次のサイズより大きいファイルを警告する (MB)] で .tst または .pva のファイル サイズのしきい値を指定すると、しきい値を超えたときに警告が通知されます。警告された場合は、ファイルを小さく分割することで、ファイル サイズを小さくし、パフォーマンスの問題を防ぐことができます。
OpenID Connect
OpenID Connect パネルを使用すると、OpenID Connect サーバー経由でユーザーを認証するようにアプリケーションを構成できます。
- [Parasoft] > [設定] に移動し、[OpenID Connect] を選択します。
- [有効化] をオンにします。
- 以下のオプションを設定します。
- 発行者 URI: OpenID Connect サーバーの URI。
- クライアント ID: OpenID Connect サーバーに登録されている ID。
- コールバック ホスト: OpenID Connect サーバーとの通信に必要なローカル コールバック ホスト。以下のオプションがあります。
- localhost: localhost アドレスは、通信に使用されます。
- 127.0.0.1: ループバック IP アドレス 127.0.0.1 が通信に使用されます。
- コールバック ポート: OpenID Connect サーバーと通信するためのコールバック ポート番号。以下のオプションがあります。
- 空きポートを自動的に選択: 開いているポートを自動的に選択します (推奨)。
- ポートを指定: ポート番号を手動で指定できます。
- コールバック タイムアウト: ブラウザーがユーザー認証情報を待機する最長時間を秒単位で指定します。
- [認証のテスト] または [適用] をクリックして、ブラウザーで OpenID Connect 認証ページを開きます。
- 開いたブラウザー ウィンドウで認証情報を入力します。
- 認証の確認が表示されたらブラウザー ウィンドウを閉じ、アプリケーションを続行します。
- [適用] をクリックして変更を適用します。
[ステータス] パネルに、現在の OpenID Connect 認証ステータスが表示されます。
Azure Active Directory ユーザー: 上記で設定したリダイレクト URL を,Azure AD の [モバイルおよびデスクトップアプリケーション] に入力します。たとえば、[コールバック ホスト] が "localhost" に設定され、[コールバック ポート] が "空きポートを自動的に選択" (既定値) に設定されている場合、Azure AD のコールバック URL に http://localhost/oauth2_callback を入力します。
プロキシの設定
[プロキシ] パネルは、SOAtest/Virtualize がプロキシ サーバーと連携する方法を管理します。Web シナリオに使用される独立した仲介プロキシは制御しません (他のプロキシに関する詳細については、 「Proxy Configuration Details」を参照してください)。
- Windows と IE (同じ設定を使用) で、関連する Web サイトに接続するためにプロキシを使用するよう設定されている場合は、[システムのプロキシの設定を利用] をオンにしてください。
そうでない場合は、[プロキシの有効化] をオンにし、正しい設定を手動で入力してください。これらの設定は、 SOAtest/Virtualize の外のブラウザーで使用するものと同じであるべきです。
- 自動構成スクリプトを使用するには、 [自動構成スクリプトを使用する] をオンにし、 [アドレス] フィールドにプロキシのアドレスを入力します。
- すべてのプロトコルに同じプロキシ サーバーを使用したい場合、 [すべてのプロトコルに同じプロキシ サーバーを使用] チェック ボックスをオンにします。そして [プロキシ アドレス] フィールドと [プロキシ ポート] フィールドに使用したいプロキシ サーバーのアドレスとポートを入力します。
- 異なるプロトコルごとに異なるプロキシ サーバーを使用したい場合、[すべてのプロトコルに同じプロキシ サーバーを使用] チェックボックスをオフにします。そして [プロキシ アドレス] フィールドと [プロキシ ポート] フィールドに使用したい各プロキシ サーバーのアドレスとポートを入力します。
- プロキシ サーバーが認証を必要とする場合、 [プロキシの認証の有効化] チェックボックスをオンにします。そして [ユーザー名] フィールドと [パスワード] フィールドに有効なユーザー名とパスワードを入力します。
- 指定の IP アドレスからの Web トラフィックを、プロキシを介さずに直接通したい場合、 [プロキシの例外] テキスト フィールドにそれらの IP アドレスを入力します。複数のアドレスを入力する場合はセミコロン (;) でアドレスを区切ってください。
- [プロキシ アドレス] の値は、スクリプトの URL でなければなりません。これは HTTP(S) URL またはファイル URL です。ファイル URL のフォーマットは、"file:///" の後ろにプロキシ認証スクリプトがある場所のファイル システム パスを続けます。たとえば、Windows では file:///c:/Users/user/scripts/proxy.pac のようになります。Linux では、file:///home/machine/scripts/proxy.pac のようになります。
リモート SOAtest/Virtualize サーバーの管理に使用できるのは認証を要求しない HTTP プロキシであることに注意してください。認証を要求する HTTP プロキシは、サーバー ツリーにリモート SOAtest/Virtualize サーバーを追加する際には適用されません。
スキャニングの設定
[スキャニング] パネルは、SOAtest が Web アプリケーションをスキャンする方法に関連する設定を指定します。以下のオプションがあります。
- エージェント名: SOAtest が識別に使用するユーザー エージェントを決定します。
- FTP ログ: SOAtest から Web リソースをスキャンするために作成された FTP 接続のログを作成するかどうか (および作成方法) を決定します。
- スクリプト オプション:
- スクリプトの拡張子: どのファイルを SOAtest に「スクリプト」と認識させるかを決定します。
- 1 ページあたりで実行するスクリプトの数: SOAtest が 1 ページあたりに実行するスクリプト アイテムの最大数を決定します。1 ページに許可した数以上のスクリプト アイテムがある場合、 関連するプロジェクト ツリー ノードの横に「赤い旗」のアイコンが表示されます。
- JavaScript の読み込み: SOAtest が JavaScript を読み込むかどうかを決定します。
- JavaScript のイベントをシミュレート: SOAtest が JavaScript のイベント (追加ウィンドウの開閉、タイマーの実行、その他) をシミュレートする方法を決定します。[1 回だけ] を選択した場合、 SOAtest は各ハンドラーをデフォルト属性で 1 回起動します。[毎回] を選択した場合、(新しいリンクを見つけるために) SOAtest はサイトを読み込む間に数種類のイベントの作成を試みます。
スクリプトの設定
[スクリプト] パネルはカスタム スクリプトに使用される設定を指定できます。
Java: Java の場合、Java の home ディレクトリおよび
javac
コンパイラへのパスを指定できます。SOAtest のエディターの中で Java メソッドをコンパイルしたい場合、これらのパラメーターを指定する必要があります。注意
javac コンパイラは SOAtest のインストールに含まれていません。
- Java ホーム: Java のインストール ディレクトリを指定します。
- Javac クラスパス: Java のクラスパスを指定します。
- JavaScript: JavaScript でスクリプトを作成する場合、スクリプトのテンプレート フィールドにスクリプトのテンプレートを指定できます。
- スクリプトのテンプレート: このフィールドに入力されたコードは、フィールドに対応する言語のインライン スクリプトのデフォルト コードとして使用されます。スクリプトのテンプレートは、デフォルト入力や共通グローバル変数の設定などに特に便利です。スクリプト テンプレートは Extension Tool で使用されるスクリプトに適用されます。ブラウザー コンテンツで実行する JavaScript には適用されません。
Jython: Jython スクリプトを使用している場合、Jython Path 変数を指定できます。[スクリプトのテンプレート] フィールドでスクリプト テンプレートを指定することにより、この変数を設定せずに Jython スクリプト サポートを使用できます。
- Jython パス: Jython にまだ含まれていない Python モジュールを検索するためのディレクトリのリストを指定します。複数のディレクトリ パスは、OS の既定のパス セパレーター (Windows の場合は「;」、Linux および macOS の場合は「:」) を使用して区切ります。Jython パスを設定した場合、変更を有効にするために SOAtest または Virtualize を再起動する必要があります。
- スクリプトのテンプレート: このフィールドで指定されたコードは、ツールで使用される Jython スクリプトのデフォルト テンプレートを設定します。
タイムアウト設定: SOAtest/Virtualize が応答しないスクリプトを停止してエラー メッセージをログに記録するまでの時間を指定します。単位は分です。
セキュリティの設定
プロジェクトで使用する、 クライアントレスポンダークライアントおよびレスポンダー のデフォルトのセキュリティ設定を構成できます。ほとんどの場合、セキュリティ設定は、スイートでローカルに設定された構成によって上書きできます:
グローバルな HTTP 認証の設定
適用可能なツールに HTTP プロトコルを構成するときに使用できる、グローバルな HTTP 認証を設定します。
- リクエストを認証するには、[認証の実行] オプションを有効にし、[ユーザー名] および [パスワード] を入力します。
- ドロップダウン メニューから認証タイプを選択します。サポートされている認証タイプは、ベーシック、 NTLM、 Kerberos、および ダイジェスト です。
- Kerberos 認証の場合は、リクエストを認証するために [サービス プリンシパル] を入力します。正しいユーザー名とパスワード、または正しいサービス プリンシパルが使用されない場合、リクエストは認証されません。
- Kerberos レルム: ネットワークに関連した Kerberos レルムを指定します。慣例により多くの場合は、これはすべて大文字のユーザー ドメイン名です (例: PARASOFT.COM)。
- KDC サーバー: Key Distribution Center のホスト名 (例: kdc.parasoft.com) を指定します。
- チケットのチェック: キャッシュに保存された Kerberos TGT (Ticket Granting Ticket) を設置するための簡単なテストを実行して、サーバーへのアクセスを許可します。SOAtest/Virtualize は、有効な TGT を最初に設置できない場合、サーバーと通信できません。Kerberos の詳細については、「Kerberos 認証の構成」を参照してください。
Kerberos 認証について
Kerberos 認証は、信頼できるサード パーティ製の認証メカニズムとして知られています。クライアントのリクエストは直接サービスにアクセスしないで、ネットワークにまたがる認証を管理する Key Distribution Center からアクセスします。このメカニズムは、シングル サインオン (SSO) を推進するので、クライアントは許可証明書を一定時間 (通常は 8-10 時間) に 1 回提供するだけです。認証はチケットの形式で付与されます。チケットはキャッシュに保存され、付与された期間は再認証の必要なく、再利用できます。
Kerberos に保護されたネットワークのクライアントやサーバーといったエンティティは、プリンシパルと呼ばれます。Kerberos が保護するネットワーク空間はレルムと呼ばれます。Microsoft の IIS (Internet Information Services) サービスは、ネゴシエーション プロトコルを通して、 Kerberos を使用した HTTP ベースのサービスを提供します。その他のサーバー ベンダーは、Microsoft のネゴシエーション プロトコルの独自の実装を提供します。
初期認証で取得したチケットは、Ticket Granting Ticket または TGT と呼ばれます。たとえば Windows 環境では、朝、ワークステーションに最初にログインしたときに TGT が生成されます。SOAtest/Virtualize はシステムのキャッシュからユーザーの TGT を取得することで自身を認証し、 Kerberos に保護されたサービスを使用します。
ツールに対する Kerberos 認証の設定
- Kerberos 認証を使用する予定のツールを選択します。
- [トランスポート] タブを開き、左ペインから [セキュリティ] を選択します。
- [トランスポート] タブの [セキュリティ] パネルで次のオプションを設定します。
- 認証の実行: このオプションをオンにすると、認証が実行されるようになります。
- グローバル設定の使用: [セキュリティ] 設定で認証の設定をした場合、このオプションをオンにします。
- タイプ: Kerberos 認証を実行するには [Kerberos] を選択します。
- サービス プリンシパル: Kerberos データベースに定義されているサービス/サーバーの名前を指定します (例: HTTP/soatest.parasoft.com)。
設定が完了すると、ツール起動時に必要なネゴシエート トークンが自動的に生成され、 HTTP ヘッダーとして送信されます。Kerberos はいわゆる「再生」攻撃を防ぐメカニズムを提供します。再生攻撃とは、ユーザーがサービスへのアクセスを得るために、キャプチャして重複する証明書を提供することです。 負荷テストの実行で複数の仮想ユーザーが同じユーザー証明書を提示するとき、 KDC は再生攻撃が発生しているとして反応し、エラーをスローします。これは予期される動作であり、回避策があるかどうかは現時点では不明です。
サーバー証明書の設定
あらゆる証明書を受け入れるには、[すべての証明書を信頼する] オプションを有効にします。この設定は、「信頼されていない」証明書を持つページを読み込む場合に役立ちます。
信頼できる Java 証明書ベンダーの証明書だけを許可するには、[デフォルトの Java 証明書ファイルを使用] オプションを有効にします。
クライアント キーストアの設定
クライアント キーストア オプションを通して、サーバー側とクライアント側両方の SSL 証明書の設定を指定するには、[クライアント キーストアの使用] オプションを有効にします。
重要
XML Signature Verifier、 XML Signer、または XML Encryption といったツールを使用する操作を実行するために、 Unlimited Strength Java Cryptography Extension をダウンロードしインストールする必要があります。詳細については「JCE Prerequisite」を参照してください。
キーストアはテスト スイートで指定します。このオプションを選択する場合、[証明書] タブと [秘密鍵] タブで次のオプションを設定できます。
[証明書] タブ
- 秘密鍵に同じキーストアを使用: キーストアが証明書の秘密鍵を含む場合、選択します。
- キーストア ファイル: [ファイル システム] をクリックしてキーストア ファイルを指定します。相対パスとしてパスを保存したい場合 (たとえば、プロジェクトの共有を容易にするためなど)、 [相対パスで保存] オプションをオンにします。
- キーストア パスワード: キーストアのパスワードを指定します。
- キーストア タイプ: 使用するキーストアのタイプを指定します (例: JKS、 PKCS12、 BKS、 PEM、 UBER)。
- ロード: パス、タイプ、キーストア パスワードが有効な場合、クリックすると利用可能な証明書/キーをエイリアスに投入します。
- 証明書のエイリアス: 証明書のエイリアスを指定します。
[プライベート キー] タブ
- キーストア ファイル: ([証明書] タブで [秘密鍵に同じキーストアを使用] オプションがオフの場合に設定可能) [ファイル システム] をクリックしてキーストア ファイルを指定します。相対パスとしてパスを保存したい場合 (たとえば、プロジェクトの共有を容易にするためなど)、 [相対パスで保存] オプションをオンにします。
- キーストア パスワード: ([証明書] タブで [秘密鍵に同じキーストアを使用] オプションがオフの場合に設定可能) キーストアのパスワードを指定します。
- キーストア タイプ: ([証明書] タブで [秘密鍵に同じキーストアを使用] オプションがオフの場合に設定可能) 使用するキーストアのタイプを指定します (例: JKS、 PKCS12、 BKS、 PEM、 UBER)。
- ロード: パス、タイプ、キーストア パスワードが有効な場合、クリックすると利用可能な証明書/キーをエイリアスに投入します。
- 秘密鍵のエイリアス: 秘密鍵のエイリアスを指定します。
- 秘密鍵のパスワード: 秘密鍵のパスワードを指定します。
MQ SSL
MQ SSL を介してテスト対象アプリケーションとやり取りするクライアントのトラストストア、キーストア、およびキーストア パスワードを指定できます。これらの設定は Virtualize には適用されません。 SSL を介して MQ メッセージを転送する仮想アセットを構成する必要がある場合は、「サーバーおよびデプロイメント設定」を参照してください。MQ SSL 設定の詳細については、IBM WebSphere MQ > SSL を参照してください。
JCE 前提条件
SOAtest と Virtualize には、Unlimited Strength Java Cryptography Extension を含む独自の Java インスタンスが付属しているため、 XML Signature Verifier、XML Signer、XML Encryption ツール、およびキーストアを使用するセキュリティ操作を実行できます。更新サイトからSOAtestまたはVirtualizeをインストールしていて(Eclipse p2 更新サイトからのインストール を参照)Java のインスタンスを使用している場合、無制限の JCE がまだシステムにインストールされていなければ、無制限の JCE をダウンロードしてインストールする必要があります。ダウンロードとドキュメントについては、Oracle の Web サイトを参照してください。MacOS ユーザーは、無制限の JCE を取得するために、update 161 よりも新しい Java 8 をインストールする必要があります。
サーバー設定
[サーバー] パネルでは次の設定を SOAtest サーバーに設定できます。 この設定は、Call Back Tool や 非同期テスト、エンド ツー エンド テスト シナリオに統合した Message Stub ツールでの作業を可能にします。
サーバーの起動: SOAtest/Virtualize 起動時にサーバーを自動的に起動するかどうかを決定します。
- サーバー ポート: サーバーが使用する HTTP/HTTPS ポートを指定します。
SOAP の設定
[SOAP] パネルでは次の設定が可能です。
- デフォルト トランスポート: デフォルトのトランスポート プロトコルを設定できます。
添付ファイルのカプセル化フォーマット: デフォルトの添付ファイルのカプセル化フォーマットに、MIME、 DIME、または MTOM を指定できます。詳細については、「添付ファイルの処理」 を参照してください。
- SOAP バージョン: SOAP 1.1 または SOAP 1.2 を選択できます。
- 送信メッセージのエンコード: 送信メッセージのエンコードを選択できます。ユーザーはファイルの読み書きに任意の文字コードを選択できますが、[送信メッセージのエンコード] はさらなる柔軟性を提供するので、 SOAP リクエストに異なる文字コードを設定できます。
システム プロパティの設定
[システム プロパティ] パネルでは、必要に応じてクラスパスに JAR ファイル、クラス フォルダー、 Java プロジェクトを追加できます。利用可能なコントロールを使用して、JAR ファイル、クラス フォルダー、 Java プロジェクトの追加や削除を行います。指定された JAR ファイル、クラスパス、 Java プロジェクトはシステムのクラスパスに追加され、関連するクラスは SOAtest の再起動後に JVM に読み込まれます。
クラス パス エントリからクラスを強制的に再読み込みするには、[リロード] をクリックします。
SOAtest に、修正後や再コンパイル後に Eclipse プロジェクトからクラスのリロードを試みてほしい場合、 [自動的にクラスをリロード] オプションをオンにします。
一度に大量の jar ファイルを追加するには、またはヘッドレス インスタンスに追加するには
多くの jar ファイルをすばやく追加したい場合、あるいは Parasoft ソリューションのヘッドレス インスタンスに jar を追加したい場合、単純にワークスペースの以下のディレクトリに Jar ファイルをコピーします。
TestAssets/system_jars
stubs/system_jars
VirtualAssets/system_jars
ヘッドレス インスタンスでは、SOAtest/Virtualize を再起動せずに jar をリロードしたい場合、REST API から post /v<version>/preferences/systemProperties/reload を呼び出します。
トラフィック ファイルの処理の設定
[トラフィック ファイルの処理] パネルでは、次の場合に特定の値 (タイムスタンプなど) を常に無視することをグローバルに指定できます。
- パラメータライズした .pvas をトラフィックから作成している
- リクエスト ボディ応答条件が自動的に構成される
Virtualize は以下の正規表現に基づいてタイムスタンプを無視するよう自動的に設定されています: [0-9]{4}-[0-9]{2}-[0-9]{2}T[0-9]{2}:[0-9]{2}:[0-9]{2}([.][0-9]{1,3})?(([+-][0-9]{2}:[0-9]{2})|Z)?
表のコントロールを使って、除外パターンを確認、変更、追加できます。要素名は、完全一致で指定するか、すべてに一致するようワイルドカード (*) を使用できます。値は正規表現として指定します。
UDDI の設定
[UDDI] パネルでは、UDDI 検索エンドポイントを設定できます。UDDI 検索エンドポイントとは、動的ルーター解決を実行するときに SOAtest に参照させたいエンドポイントです。ここで UDDI レジストリを指定する場合、 SOAP Client ツールは SOAP Client パラメーターで指定された UDDI serviceKey を使用するレジストリを問い合わせることによって、サービスを検索できます。ここで UDDI レジストリを指定しない場合、サーバー エンドポイントがルーターの値としてハード コーディングされるように SOAP Client ツールを設定する必要があります。
WSDL の設定
[WSDL 履歴] パネルでは、ツールやプロジェクトで使用された WSDL の参照や修正ができます。これらの WSDL は、ツールでドロップダウン ボックスから選択できます。そのため、同じ WSDL を複数回指定する必要がある場合に入力の手間を省くことができます。
SOAtest/Virtualize でテストの WSDL URI を保存したくない場合は、[メッセージ レスポンダー、 SOAP クライアント、 および プロジェクトで使用された WSDL を保存] チェックボックスをオフにします。SOAtest だけを使用している場合、このオプションは [SOAP クライアントとプロジェクトで使用された WSDL を保存] を読み込みます。Virtualize だけを使用している場合、このオプションは [メッセージ レスポンダーとプロジェクトで使用した WSDL を保存] を読み込みます。
[WSDL URI] フィールドは、ツールの [WSDL URI] ドロップダウン リストで利用可能な WSDL URI をリストします。デフォルトでは、関連するツールで使用された全 WSDL URI がこのリストに追加されます。既定のロケーション URL から WSDL をリフレッシュし再解析したい場合は、 [WSDL のリフレッシュ] をクリックします。
[WSDL/スキーマの解析] オプションがオンの場合、 指定のターゲットの名前空間に所属するコンポーネントを特定するために、すべてのスキーマ ロケーションがチェックされます。このオプションをオフにすると、 指定のターゲットの名前空間のコンポーネントを解決するために、最初に検出されたスキーマ ロケーションだけが使用されます。
XML 変換の設定
[XML 変換] パネルは固定長メッセージのデータ モデルを登録できます。
この設定の使用に関する詳細は、「Fixed Length Message Responder」を参照してください。
Virtualize でこの設定を使用する方法については「Fixed Length Message Responder」を参照してください。SOAtest でこの設定を使用する方法については「Fixed Length Client と Fixed Length Call Back」を参照してください。
この設定を使用する方法については「Fixed Length Client と Fixed Length Call Back」を参照してください。
XML スキーマ履歴の設定
[XML スキーマ履歴] パネルでは、 Messaging Client (SOAtest)、メッセージ レスポンダー (Virtualize)、およびプロジェクトで使用された XML スキーマの参照や修正ができます。これらのスキーマはツールの関連するドロップダウン ボックスで選択できます。そのため、同じスキーマを複数回指定する必要がある場合に入力の手間を省くことができます。
XML スキーマ ロケーションの設定
[XML スキーマ ロケーション] パネルでは、スキーマ ロケーションの参照、追加、削除ができます。XML Validator ツールは、関連するドキュメントの検証に使用するスキーマを探す場所を知る必要があります。多くの場合、これは URI であり、検証されているドキュメントの中で提供されます。しかし、スキーマの URI が提供されなかった場合、または異なるロケーションを使用したい場合は、XML Validator ツールの [スキーマのロケーション URI として名前空間を使用] オプションをオフにしてください。XML Validator ツールの詳細については、「XML Validator」を参照してください。このチェックボックスをオフにしてツールを実行するとき、SOAtest は [XML スキーマ ロケーション] パネル で指定されたスキーマ ロケーションを使用します。 新しいスキーマ ロケーションを設定するには、次の操作を行います。
- [名前空間] と [ロケーション] 列の下にある [追加] ボタンをクリックします。
- [スキーマの追加] ダイアログが開くので、名前空間とスキーマ ロケーションを指定します。
- 必要なロケーションのすべてを追加したら、 [OK] をクリックします。
スキップする名前空間を指定するには、次の操作を行います。
- [XML 検証時にスキップする名前空間のリスト] テーブルの下にある [追加] ボタンをクリックします。
- [名前空間] ダイアログが開くので、スキップしたい名前空間を指定します。
- [OK] をクリックします。
OASIS XML カタログのロケーションを追加するには、次の操作を行います。
- [OASIS XML カタログのロケーション] セクションの下にある [追加] ボタンをクリックします。[ロケーション] ダイアログが開きます。
- OASIS XML カタログ ロケーションを入力するか、 [ファイル システム] ボタンをクリックして指定します。
- 必要なロケーションのすべてを追加したら、 [OK] をクリックします。
Virtualize の設定
設定ファイルを定義するには、 2 通りの方法があります。
- 単純なテキスト ファイルに手動で入力します。名前と場所の要件はありません。1 つの設定を 1 行で入力します。
- GUI 設定をエクスポートし、必要に応じて調整や拡張をします。エクスポートするには、 [Parasoft] > [設定] を選択し、 [Parasoft] (左側のツリーのルート要素) を選択して [共有] リンクをクリックします。エクスポートしたい設定を指定します。
設定ファイルは次の設定を指定できます。
ライセンスの設定
このセクションに記載されている設定の一部は、非推奨となりました。
設定 | 目的 |
---|---|
virtualize.license.use_network=true|false | 現在のインストールが License Server からライセンスを取得するかどうかを指定します。 |
virtualize.license.network.host=[host] | License Server Configuration Manager を実行中のマシンの名前または IP アドレスを指定します。サーバーが HTTPS プロトコルを使用している場合は、ホスト名の先頭に この設定は非推奨です。 |
virtualize.license.network.port=[port] | License Server のポート番号を指定します。 この設定は非推奨です。 |
virtualize.license.network.user=[username] |
このオプションでは、 例: |
virtualize.license.network.password=[password] |
このオプションでは、 認証と安全な接続を確実に行うために、パスワードをエンコードすることを強く推奨します。 例:
コマンドラインツールは、構成ファイルで使用できるエンコードされた文字列を生成します。 |
license.network.url=[url] | License Server の URL を指定します。プロトコルとホスト名または IP アドレス、および必要に応じてポート番号とコンテキスト パスを含めます。 例: |
license.network.context.path=[path] | DTP License Server へのパスを指定します。コンテキスト パスは、 コンテキスト パスの設定は、スタンドアロンの License Server ではサポートされていません。 リバース プロキシ サーバーの構成とコンテキスト パスの構成の詳細については、DTP のドキュメントを参照してください。 この設定は非推奨です。 |
license.network.auth.enabled=true|false |
このオプションでは、 |
license.network.use.specified.server=[true|false] | このオプションにより、Virtualize は DTP と License Server のいずれか、または DTP の 2 つのインスタンスに同時に接続できます。 Parasoft DTP Settings で指定された DTP サーバーからライセンスを取得する場合は、
|
virtualize.license. network.edition=[edition_name] | LicenseServer から取得したいライセンスの種類を指定します。 [edition_name] には server_edition を入力可能。カスタム エディションを使用するには、"=" の後に何も指定しないでください (値を空にしてください)。 例:
|
virtualize.license.autoconf.timeout=[seconds] | ライセンスが LicenseServer から自動的に設定されるのを待機する最大秒数を指定します。デフォルト値は 10。 |
virtualize.license. local.expiration=[expiration] | このインストールで使用するローカル ライセンスを指定します。 |
virtualize.license.local.password=[password] | このインストールで使用するローカル パスワードを指定する。 |
virtualize.license.wait.for.tokens.time=[time in minutes] | ライセンスは現在使用できない場合、このインストールがライセンスのために待機する時間を指定します。 たとえば、 |
その他の注意事項と例については、「Manually Adding the License to localsetttings」 を参照してください。
Virtualize の設定
設定 | 目的 |
---|---|
server.startup | Virtualize 起動時にサーバーを自動的に起動するかどうかを指定します。 |
server.port.http | Virtualize サーバーが HTTP の通信に使用するポートを指定します。 |
server.port.https | Virtualize サーバーが HTTPS の通信に使用するポートを指定します。 |
server.port.monitoring | Virtualize サーバーがモニタリングに使用するポートを指定します。 |
system.properties.class- path=[path1];[path2];[path3] ... | classpath に含める jar ファイルを指定します。 例: |
scripting.timeout.minutes | 応答しないスクリプトを停止してエラー メッセージをログに記録するまでのタイムアウト時間を分で指定します。 |
scripting.jython.path | Jython にまだ含まれていない Python モジュールを検索するためのディレクトリのリストを追加するために使用されます。複数のパスは、OS の既定のパス セパレーター (Windows の場合は「;」、Linux および macOS の場合は「:」) を使用して区切ります。 |
parasoft.event.monitoring.broker.port | イベント モニターのポート番号を指定します。この設定を JVM 引数に追加します。このプロパティを設定しない場合、デフォルトでポート 9617 が使用されます。別のアプリケーションがデフォルトのポート番号を使用している場合、イベント モニターはデフォルトから開始して増加的にオープン ポートを探します。 |
parasoft.server.statistics.broker.port | サーバー統計コレクターのポート番号を指定します。この設定を JVM 引数に追加します。このプロパティを設定しない場合、デフォルトでポート 9618 が使用されます。別のアプリケーションがデフォルトのポート番号を使用している場合、統計ブローカーはデフォルトから開始して増加的にオープン ポートを探します。 |
parasoft.mq.environment.ccsid | MQ キュー マネージャーに接続するための CCSID を指定します。詳細については MQ 管理者に問い合わせてください。 |
datasources.jdbc.classpath=[path1];[path2];[path3] ... | JDBC ドライバーの jar ファイルおよび class フォルダーの場所を指定します。 特殊文字 (空白、スラッシュ、コロンなど) はエスケープする必要があります。たとえば: %20 = SPACE %3A = : %5C = \ %7B = { %7D = } %24 = $ 複数の jar を指定する場合、\n で区切ります。 たとえば 上記のパスは、次のように指定します。
|
traffic.wizard.xpath.ignores | 以下の場合に特定の値 (タイムスタンプなど) を常に無視することをグローバルに指定できます。
以下の書式で除外する値を指定します。
例:
バックスラッシュ文字 (\) を正規表現で使用するには、エスケープする必要があります。 例えば、1 桁を表す正規表現 [\d] であれば、[\\d] と入力します。 |
Continuous Testing Platform (CTP) の設定
設定 | 目的 |
---|---|
env.manager.server | CTP サーバーの場所を指定します。必須 例: env.manager.server=http://em_hostname:8080/ |
env.manager.server.name | CTP でこのサーバーを表示する際の名前を指定します。このサーバーを識別するのに役立つ任意の値を使用できます。任意 例: env.manager.server.name=MyVirtServerLabel |
env.manager.notify | 仮想アセットがデプロイされたときに、Virtualize サーバーが CTP に通知するかどうかを指定します。任意 例: env.manager.notify=true |
env.manager.username | CTP にログインするためのユーザー名を指定します。任意 例: env.manager.username=me |
env.manager.password | CTP にログインするためのパスワードを指定します。任意 例: env.manager.password=12345 |
その他の設定
このセクションに記載されている設定の一部は、非推奨となりました。
設定 | 目的 |
---|---|
dtp.autoconfig=true|false | DTP サーバーに保存された設定を使って自動構成します。 デフォルト: |
dtp.enabled=true|false | 現在の Parasoft テスト ツールを DTP に接続するかどうかを指定します。 デフォルト: |
dtp.url=[url] | DTP サーバーの URL を指定します。プロトコルとホスト名または IP アドレス、および必要に応じてポートとコンテキスト パスを含めます。 |
dtp.server=[host] | DTP サーバーのホスト名を指定します。この設定は非推奨です。 |
dtp.port=[port] | DTP サーバーのポート番号を指定します。この設定は非推奨です。 |
console.verbosity.level=low|normal|high | [コンソール] ビューの冗長レベルを指定します。設定できるオプションは次のとおりです。
|
parallel.mode=Manual|Auto|Disabled | どのモードをアクティブにするかを決定します。
|
parallel.max_threads=<number> | 同時に実行できる並行スレッドの最大数を指定します。実際の並行スレッドの数は、CPU の数、利用できるメモリ、およびライセンス設定に基づいて決定されます。 |
parallel.free_memory_limit=<percentage> | 「アプリケーションで利用できるメモリ全体」に占める「低メモリ状況でキープしておく空きメモリの大きさ」の割合をパーセント値で指定します。このオプションは、他のプロセスが空きメモリを必ず使用できるようにするために使用します。 |
parallel.no_memory_limit=true|false | Parasoft テスト ツールが利用できるメモリに、 既存のシステム制限を超える制限をかけないことを指定します。 |
tasks.clear=true|false | コマンドライン モードでの起動時に、既存のタスクを消去します。既存の結果のロードのために時間がかかるのを防ぎます。デフォルトは true です。 |
security.trust.all.certificates=true|false | 任意の証明書を受け入れることを指定します。この設定は、「信頼されていない」証明書を持つページを読み込むときに役立ちます。 |
security.use.default.java.cacerts=true|false | Java の信頼された証明書ベンダーの標準リストからの証明書だけを受け入れることを指定します。 |
設定ファイルに手動でライセンスを追加する
設定ファイルを使用してライセンス設定を追加または変更するには、次の操作を行います。
- カスタム エディション ライセンスを使用している場合、次のように設定ファイルに適切なライセンス機能を定義します。
[product].license.custom_edition_features= All enabled features
ライセンス機能の設定はカスタム エディション ライセンスにのみ適用されるので注意してください。 次のように設定ファイルにメインのライセンス設定を定義します。
virtualize.license.network.edition=[Type of license edition] virtualize.license.use_network=[Value (true or false)] license.network.url=[URL]
サーバーが HTTPS プロトコルを使用している場合は、ホスト名の先頭に
https://
を追加します。
以下は、設定ファイルで適切に構成されたライセンス設定の例です。
Virtualize ネットワーク ライセンス - デスクトップ エディション
virtualize.license.network.edition=desktop_edition virtualize.license.use_network=true license.network.url=http://main1.parasoft.com.pl:2222
Virtualize ネットワーク ライセンス - カスタム エディション とさまざまな機能
virtualize.license.custom_edition_features=Virtualize, Server, Message Packs, Unlimited Million Hits / Day virtualize.license.network.edition=custom_edition virtualize.license.use_network=true license.network.url=http://main1.parasoft.com.pl:2222
Virtualize ネットワーク ライセンス - カスタム エディション とさまざまな機能
virtualize.license.local.expiration=2014-04-15 virtualize.license.local.password=PARASOFT_353E2A7DA4F3D4B2FF142B0A262AF62B9DEC3449 C124773BAF0B4B508FF21139E867D9772F3702716FCE6D8EA16ACE668DE0EE629D154713599203BD85CE1213_7937E7ED374E70FDD62EE8411C2BB2D8EB465019E64BF3EF3A87DE6B67FB10BBCAF8611B08F70 D9420AC574FC5B3E5EB7241B20506DE2C60B0D80462CBEDBD virtualize.license.use_network=false
ローカル ライセンスでは、有効にした機能は生成されたパスワードを介して指定されるので、注意してください。