このセクションでは、XML 形式で保存されたプロジェクトおよび .tst ファイルの操作方法について説明します。
このセクションの内容:
プロジェクトの操作
プロジェクト ファイルを保存する
プロジェクトのプロパティ、テスト スイートなどに加えた変更は、自動的にプロジェクトに保存されます。プロジェクトは、明示的にクローズしない限りオープン状態のままです。
プロジェクト ファイルを閉じる
プロジェクト ファイルを閉じると、関連するツリーや設定もすべて閉じられます。閉じたプロジェクトは、ナビゲーターには表示されますが、テスト ケース エクスプローラーには表示されません。
現在のプロジェクトとすべての関連する設定を閉じるには、次の操作を行います。
- [ナビゲーター] で対象プロジェクトを右クリックし、ショートカット メニューから [プロジェクトを閉じる] を選択します。
プロジェクト ファイルを開く
プロジェクト ファイルを開くとき、すべての関連するツリー、設定、レポートが復元されます。
プロジェクト ファイルを開くには、次の操作を行います。
- [ナビゲーター] で対象プロジェクトを右クリックし、ショートカット メニューから [プロジェクトを開く] を選択します。
テスト (.tst) ファイルの操作
.tst ファイルを開く
デフォルトでは、.tst ファイルは閉じています。 .tst ファイルを開くと、メモリにロードされます。
.tst ファイルを開くには、以下の 2 種類の方法があります。
- テスト ケース エクスプローラーで .tst ファイルのノードをダブルクリックします。
- テスト ケース エクスプローラーで .tst ファイルのノードを右クリックし、ショートカットメニューの [テスト (.tst) ファイルを開く] をクリックします。
閉じた .tst ファイルには、"閉じた箱" のアイコンが表示されます。
開いた .tst ファイルには、"開いた箱" のアイコンが表示されます。
.tst ファイルを閉じる
.tst ファイルを閉じるには、以下の 2 種類の方法があります。
- テスト ケース エクスプローラーで .tst ファイルのノードをダブルクリックします。
- テスト ケース エクスプローラーで .tst ファイルのノードを右クリックし、ショートカットメニューの [テスト (.tst) ファイルのクローズ] をクリックします。
.tst ファイルの XML 形式について
SOAtest の .tst ファイルは XML 形式で保存されるため、XML を解析してテスト スイートやテスト情報をカスタム フレームワークに送ることができます。
次の表は、よく使用されるツールがどのように記述されるかを表しています。
成果物 | 要素名 | 親要素 |
---|---|---|
ルート要素 | SOAtestProject | なし |
テスト スイート | Test Suite | TestSuite (他のテスト スイートにネストされている場合) |
テストまたはテスト スイート名 | name | 他の任意の要素 |
環境 | EnvironmentConfiguration | TestSuite |
データ ソース | DataSource | TestSuite/SOAPRPCToolTest |
Messaging Client | HTTPClient | TestSuite/HTTPClientToolTest |
Browser Playback ツール | BrowserTestingTool | TestSuite/ToolTest |
DB ツール | DbTool | TestSuite/ToolTest |
Extension ツール | MethodTool | TestSuite/ToolTest |
Call Back ツール | CallBackTool | TestSuite/CallBackToolTest |
以下のリストでは、XML 形式のプロジェクト ファイルで使われる要素のうち、よく使われる特別な名前の付いた要素を挙げます。これらのフィールドは、名前の一部を除くことでより全般的な検索を行うことができるように命名されています。
たとえば、すべての WSDL を検索する場合は、"_WSDLLocation>http://mywsdl</" を検索して置換します。SOAP Client の WSDL だけを検索する場合は、"<SOAPClient_WSDLLocation>http:/mywsdl</SOAPClient_WSDLLocation>" を検索します。
WSDL フィールド:
- SOAPClient_WSDLLocation
- ClientTester_WSDLLocation
- WSITool_WSDLLocation
Schema フィールド:
- SOAPClient_SchemaLocation
- ClientTester_SchemaLocation
- MessagingClient_SchemaLocation
Endpoint フィールド:
- SOAPClient_CustomEndpoint
- SOAPClient_UDDIServiceKey
- MessagingClient_Endpoint
Literal (XML) フィールド:
- SOAPClient_LiteralMessage
- ClientTester_LiteralMessage
- MessagingClient_LiteralMessage
XPath フィールド:
- XMLDatabank_ExtractXPath
- XMLDatabank_AlterXPath
- XMLTransformer_ExtractXPath
- XMLTransformer_AlterXPath
- Assertion_XPath
Diff ツールの回帰コントロール
- DiffTool_RegressionControl
BrowserTesting ツール フィールド:
- BrowserTestingTool_NavigateURL - Navigate アクションの URL フィールド
- BrowserTestingTool_WindowName - 任意のアクションのウィンドウ名フィールド
- BrowserTestingTool_LocatorAttributeValue - 要素プロパティ ロケーターに設定された任意のアクションの属性値フィールド
- BrowserTestingTool_LocatorXPath - XPath ロケーターに設定された任意のアクションの XPath フィールド
- BrowserTestingTool_TypeValue - Type アクションの値フィールド
- BrowserTestingTool_OtherValue - 「Other」アクションの値フィールド
- BrowserTestingTool_NewBrowserURL - NewBrowser アクションの URL フィールド
BrowserDataBank:
- BrowserDataBank_LocatorAttributeValue - 要素プロパティ ロケーターに設定された任意の抽出の属性値フィールド
- BrowserDataBank_LocatorXPath - XPath ロケーターに設定された任意の抽出の XPath フィールド
- BrowserDataBank_WindowName - 抽出のウィンドウ名フィールド
BrowserValidation ツール:
- BrowserValidationTool_LocatorAttributeValue - 要素プロパティ ロケーターに設定された任意の検証の属性値フィールド
- BrowserValidationTool_LocatorXPath - XPath ロケーターに設定された任意の検証の XPath フィールド
- BrowserValidationTool_WindowName - 検証のウィンドウ名フィールド
- BrowserValidationTool_ExpectedValue - 検証の期待値フィールド