SMTP Listener は、Parasoft Virtualize 用のカスタム メッセージ リスナー拡張です。SMTP Listener は一時的な SMTP サーバーを立ち上げ、メッセージごとに Virtualize に通知を行い、受信メッセージを受け入れまたはカスタム拒否メッセージとともに拒否したり、必要に応じて検証や後処理を行うことを可能にします。

このセクションの内容

インストール

Parasoft RabbitMQ Transport は UI またはコマンドラインからインストールできます。

UI からのインストール

  1. [Parasoft] メニューの [設定] を選択します。
  2. [システム プロパティ] を選択し、 [JAR の追加] をクリックします。
  3. ファイル選択ダイアログで com.veritualize.listener.smtp-<version>.jar を選択します。
  4. [適用] をクリックし、Virtualize を再起動します。

コマンド ラインからのインストール

localsettings プロパティ ファイルの system.properties.classpath プロパティに com.parasoft.virtualize.listener.smtp-<version>.jar ファイルを追加します。例:

system.properties.classpath=<path to jar>/com.parasoft.virtualize.listener.smtp-1.1.0.jar

使用方法

仮想アセットの設定パネルでリスナーを選択し、設定を行います。

  1. Virtualize サーバー ビューで、カスタム メッセージ リスナーを使用したい仮想アセットを選択します。
  2. 仮想アセットのデプロイメント設定で、[トランスポート] > [カスタム] を選択します。複数のリスナーがインストールされている場合、[実装の選択] ドロップダウン メニューを使用して SMTPListener を選択します。
  3. 接続およびセキュリティの設定を行います (「Configuration」を参照)。
     
  4. 変更を保存します。

設定

以下の設定を行うことができます。

接続設定

Host Name

SMTP サーバーのホスト名を指定します。空の場合、システムのデフォルトのホスト名が使用されます。

ポートSMTP サーバーのポートを指定します。空の場合、リスナーは開始されません。

セキュリティ設定

User Properties File

ユーザー名とパスワードの組み合わせを定義するのに使用するプロパティ ファイルへの絶対パスを指定します。パスワードはプレーン テキストで保存されます。プロパティ ファイルは次のフォーマットを使用する必要があります。

<username>=<password>

このフィールドが空の場合、ユーザー認証は無効になります。

Enable Transport Layer Security

トランスポート層のセキュリティを有効/無効にします。true を設定すると、サーバーへのすべての接続が暗号化されます。TLS を有効にするには、Key Store および Trust Store を適切に設定する必要があります。

デフォルトは false です。

Key Store File

キーストア ファイルへのパスを指定します。キーストア ファイルは標準フォーマット (JKS、PKCS12 など) でなければなりません。TLS が有効化されているが、この値が指定されていない場合、JVM のシステム プロパティ javax.net.ssl.keyStore が使用されます。このプロパティが効力を持つには、TLS が有効化されている必要があります。

Key Store Type

[Key Store File] オプションで設定されたキーストアのタイプを指定します。TLS が有効化されているが、この値が指定されていない場合、JVM のシステム プロパティ javax.net.ssl.keyStoreType が使用されます。このプロパティが効力を持つには、TLS が有効化されている必要があります。

Key Store Password

[Key Store File] オプションで設定されたキーストアのパスワードを指定します。TLS が有効化されているが、この値が指定されていない場合、JVM のシステム プロパティ javax.net.ssl.keyStorePassword が使用されます。このプロパティが効力を持つには、TLS が有効化されている必要があります。

Enable Client Authentication

TLS が有効なとき、クライアント認証を有効/無効にします。true を設定すると、すべての接続でサーバーがクライアントの証明書を認証する必要があります。Trust Store File オプションで、クライアント証明書が「信頼された」証明書として適切に設定されている必要があります。このプロパティが効力を持つには、TLS が有効化されている必要があります。

デフォルトは false です。

Trust Store File

クライアント証明書が真正であること (「トラスト」)を検証するのに使用されるキーストア ファイルへの絶対パスを指定します。キーストア ファイルは標準フォーマット (JKS、PKCS12 など) でなければなりません。TLS が有効化されているが、この値が指定されていない場合、JVM のシステム プロパティ javax.net.ssl.trustStore が使用されます。このプロパティが効力を持つには、TLS が有効化されている必要があります。

Trust Store Type

[Trust Store File] オプションで設定されたキーストアのタイプを指定します。TLS が有効化されているが、この値が指定されていない場合、JVM のシステム プロパティ javax.net.ssl.trustStoreType が使用されます。このプロパティが効力を持つには、TLS が有効化されている必要があります。

Trust Store Password

[Trust Store File ] オプションで設定されたキーストアのパスワードを指定します。TLS が有効化されているが、この値が指定されていない場合、JVM のシステム プロパティjavax.net.ssl.trustStorePassword が使用されます。このプロパティが効力を持つには、TLS が有効化されている必要があります。



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