License Server について
License Server を使用すると、SOAtest、Virtualize、および CTP のフローティング ライセンスを管理できます。通常、License Server は Parasoft DTP デプロイメントの一部としてインストールされません。CTP に付属するスタンドアロン版のアプリケーションであり、DTP が組織内にデプロイされていない場合に使用します。スタンドアロンの License Server は、.war ファイルとして提供され、新規または既存の Tomcat サーバーにデプロイできます。
ライセンス追加の詳細については CTP のインストール セクションを参照してください。
Parasoft License Server Web アプリケーションが必要な場合
以下の場合にだけ Parasoft License Server Web アプリケーションが必要です。
- License Server を使用して Parasoft SOAtest および Parasoft Virtualize のフローティング ライセンスを管理したい場合。かつ
- Parasoft DTP が組織内にデプロイされていない場合。
前提条件
- PSTSec データベースが実行されていること。-Xmx パラメーターを 1024m に変更する必要がある場合があります (「Parasoft User Administration のインストール」を参照)。
- Linux または Windows (32-bit または 64-bit)
- Tomcat 8.5
- CTP 3.x 以降
- Java 8
- Java_JRE 変数が設定されていること (Tomcat サーバーの要件)
License Server のインストールと構成
- Tomcat サーバーを開始し、
licenseserver.war
ファイルを<tomcat installation>/webapps
フォルダーにコピーします。 ブラウザーで
http://<host>:8080/licenseserver
に移動します。- Parasoft User Administration のデフォルトのユーザー名とパスワード (
admin/admin)
を使用して License Server にログインします。License Server をホストしているマシンとは別のサーバーに PSTSec がある場合、ログインの方法については「Connecting to Parasoft User Administration」を参照してください。 - License Server で管理したいすべての製品に関して、Parasoft 製品窓口から提供されたライセンス情報を入力します。
- ライセンスの [有効期限] を入力します。
- [パスワード] フィールドにライセンス コードをコピー&ペーストするか、提供されたライセンス パスワード行全体をテキスト フィールドにコピー&ペーストします。
- [Set license] をクリックします。
License Server のポート番号を変更する必要がある場合、または初回のセットアップ後に何らかの設定を変更する場合、Tomcat を再起動します。
Parasoft User Administration への接続
User Administration が CTP とは別の Tomcat サーバーにデプロイされている場合、または Tomcat サーバーが 8080 以外のポートで実行されている場合、手動で License Server から User Administration (PSTSec) への接続を設定する必要があります。
/LicenseServer/conf/
ディレクトリにあるPSTSecConfig.xml
設定ファイルを開き、ユーザー管理サービスのホストおよびポートを設定します。例:<remote-authentication> <enabled>true</enabled> <host>localhost</host> <port>8080</port> </remote-authentication>
- Tomcat を再起動します。
LDAP の設定
LDAP サーバーへの接続方法については、「Configuring LDAP」を参照してください。
クラウドベースの VM でスタンドアロンの License Server を開始する
Microsoft Azure や Amazon AWS などのクラウド サービス プロバイダーの提供するクラウド上にスタンドアロンの License Server をデプロイする場合、VM をシャットダウンし、再起動するたびにマシン ID が変わる可能性があります。Tomcat に –Dparasoft.cloudvm=true
パラメーターを渡すと、クラウド プラットフォームで VM を再起動したときもマシン ID が変わらないようにできます。
set "CATALINA_OPTS=-Dparasoft.cloudvm=true"
HASP Key のサポート
Parasoft 製品を異なるマシンにインストールし、License Server への接続時に USB HASP Key を使用してマシン ID を提示することができます。USB ドングルは、License Server に対して固定されたマシン ID を提示するので、他のハードウェアを変更しても、Parasoft に新規ライセンスを請求する必要がありません。詳細については Parasoft の営業担当者にご連絡ください。
Windows での HASP Key の有効化
- Tomcat サーバーを停止します。
- [TOMCAT_HOME]/ LicenseServer/conf ディレクトリにある PSTRootConfig.xml 設定ファイルを開きます。
<root-config>
ノードに次を追加し、ファイルを保存します。<external-lock-enabled>true</external-lock-enabled>
- マシンに USB HASP Key を差し込み、ドライバーがインストールされるのを待ちます。
- Tomcat サーバーを起動します。
USB HASP Key を外すと、マシン ID は元の ID に戻ります。結果として、License Server はライセンスを付与しなくなります。
Linux での HASP Key の有効化
- Tomcat サーバーを停止します。
- [TOMCAT_HOME]/ LicenseServer/conf ディレクトリにある PSTRootConfig.xml 設定ファイルを開きます。
<root-config>
ノードに次を追加し、ファイルを保存します。<external-lock-enabled>true</external-lock-enabled>
- USB デバイスに対応する udev.rules ファイルを探し、
MODE="0666"
を使用するようusb_device
エントリを変更します。 - 次のコマンドを実行します。
udevadm control --reload-rules
- マシンに USB HASP Key を差し込みます。すでに USB HASP Key がプラグインされている場合、root ユーザーで次のコマンドを実行し、プログラム的にキーを差し込みます。
udevadm trigger
または、OS を再起動します。 - Tomcat サーバーを起動します。
USB HASP Key を外すと、マシン ID は元の ID に戻ります。結果として、License Server はライセンスを付与しなくなります。
License Server の使用
License Server の使用方法および機能の詳細については、最新版の Parasoft DTP のマニュアルを参照してください。
https://docs.parasoft.com/display/DTP540/Using+License+Server