柔軟でパフォーマンスの高い Web サービスが求められる現在では、非同期通信を使用したデータ 交換によって、クライアントがレスポンスを受信するまで処理を中断せずに他の処理を続けられるようにすることが多々あります。SOAtest には、バックグラウンドで実行され、受信された非同期コール バック メッセージを処理するためのサーバーが付属しています。 

WSDL または WSIL ドキュメントからテスト スイートを作成する際、テスト作成ウィザードの [レイアウト] ダイアログで非同期テストを作成できます。SOAtest は Parlay、Parlay X、SCP、および WS-Addressing などの主要な非同期通信プロトコルをサポートしています。

テスト作成ウィザードで [非同期] オプションを選択すると、テスト スイートのフォルダーが作成され、入力した WSDL または WSIL 内に定義された各操作に対する自動構成された非同期テストが配置されます。



上の図では、テスト スイート内に WSDL ごとに 2 つの非同期テストが作成されていることに注目してください。1 つ目のテストは、非同期サービスに最初のリクエストを送信する SOAP Client です。2 つ目のテストは、Call Back というツールです。Call Back ツールを使用すると、非同期メッセージの交換で送信されるコール バック メッセージを監視することができます。Call Back ツールの詳細については、「Call Back」を参照してください。

SOAtest に統合されたローカルなサーバーによって、Call Back ツールが受信メッセージを監視することが可能になります。そのため、非同期テストを実行する前に SOAtest サーバーが実行されていなければなりません。SOAtest サーバーを実行するには、次の操作を行います。

  1. [ウィンドウ] メニューの [ビューの表示] > [SOAtest サーバー] をクリックします。
  2. [SOAtest サーバー] ビューで [サーバー] ノードを右クリックし、ショートカット メニューの [サーバーの開始] をクリックします。 ノードの隣の緑色のマークは、サーバーが正常に開始したことを表します。


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