以下は、プロパティ ファイルで指定可能な詳細設定オプションの一覧です。プロパティ ファイルの編集方法や、最も一般的に使用されるオプションについては、「サーバーの設定」を参照してください。

このセクションの内容:

Virtualize 全般オプション


misc.character.encoding

文字エンコーディングを指定します。JVM で使用できる任意の値が有効です。デフォルトは UTF-8 です。

misc.default.timeout

デフォルトのタイムアウトをミリ秒単位で指定します。HTTP、JMS、MQ リクエストが「タイムアウト」したと Virtualize が判断するまでの遅延時間をカスタマイズできます。デフォルトは 30000 ミリ秒です。  

misc.project.file.format

プロジェクト ファイル (.pva、.pvn、.changetemplate) を保存する際のファイル フォーマットを指定します 。プロジェクトファイルは XML、バイナリ、compressed XML の 3 つの形式で保存できます。デフォルトは XML です。

misc.automatically.backup.project.files

作業中のプロジェクト ファイルを自動的にバックアップし、保存するかどうかを指定します。デフォルトは false です。

misc.warn.file.size

.pva ファイルのサイズが大きい場合に REST API がエラーを返すしきい値を指定します。ファイルをより小さい複数のファイルに分割することで、ファイル サイズを削減 (およびパフォーマンスの問題を回避)できます。デフォルトは 20 です。

traffic.wizard.xpath.ignores

以下の場合に、特定の値 (タイムスタンプなど) をグローバル レベルで常に無視するよう指定できます。

  • トラフィックからパラメータライズされた .pva ファイルを作成する。
  • リクエスト ボディ応答条件を自動的に設定する。

除外対象は次の書式で指定します。

traffic.wiz­ard.xpath.ignores=[element name 1]:[value pattern 1];[element name 2]:[value pattern 2];[ele­ment name 3]:[value pattern 3]

デフォルト値

*:[0-9]{4}-[0-9]{2}-[0-9]{2}T[0-9]{2}:[0-9]{2}:[0-9]{2}([.][0-9]{1,3})?(([+-][0-9]{2}:[0-9]{2})|Z)?

使用例

traffic.wiz­ard.xpath.ignores=*:[0-9]{4}-[0-9]{2}-[0-9]{2}T[0-9]{2}:[0-9]{2}:[0-9]{2}([.][0-9]{1,3})?(([+-][0-9]{2}:[0-9]{2})|Z)?;uuid:[a-fA-F0-9]{8}-[a-fA-F0-9]{4}-[a-fA-F0-9]{4}-[a-fA-F0-9]{4}-[a-fA-F0-9]{12}

正規表現中の円マーク (\) のエスケープ

正規表現で円マーク (\) を使用する場合、エスケープする必要があります。たとえば、1 つの数字を表す¬正規表現 [\d] は、[\\d] と入力します。

xml.conversion.data.model.directories

(Fixed Length レスポンダーで使用する) 固定長データ モデル ファイルが保存されているディレクトリのリストをカンマ区切りで指定します。



プロキシ オプション


proxy.enable.proxy

Windows および IE のプロキシ設定を有効または無効にします。

プロキシを使用して適切に Web サイトにアクセスできるように Windows/IE が設定されている場合、このオプションを false に設定し、proxy.use.system.proxy.configuration オプションを true に設定します。それ以外の場合は、このオプションを true に設定し、他の関連するプロキシ プロパティを設定します。

デフォルト値は false です。

proxy.use.system.proxy.configuration

(同じ設定を使用する) Windows および IE が、プロキシを使用して適切に Web サイトにアクセスできるよう設定されている場合、このオプションを true に設定します。

デフォルト値は true です。

proxy.use.automatic.configuration.script

自動設定スクリプトの使用を有効または無効にします。true に設定し、proxy.automatic.configuration.script.location 設定でプロキシのアドレスを入力します。 

デフォルト値は false です。

proxy.enable.proxy.authentication

プロキシ サーバーが認証を要求する場合、このプロパティに true を設定し、proxy.username および proxy.password に有効なユーザー名およびパスワードを指定します。  デフォルトは false です。

proxy.same.proxy.server.for.all.protocols

すべてのプロトコルで同一のプロキシを使用する場合、このプロパティに true を設定し、proxy.http、proxy.ftp、proxy.secure、および proxy.*.port プロパティで使用するプロキシ サーバーのアドレスおよびポートを指定します。  デフォルトは true です。

proxy.automatic.configuration.script.location

値はスクリプトへの URL でなければなりません。HTTP(S) URL またはファイル URL です。ファイル URL の書式は、"file:///" の後にプロキシ認証スクリプトがある場所のシステム パスを指定します。たとえば、Windows では file:///c:/Users/user/scripts/proxy.pac のようになります。Linux では file:///home/machine/scripts/proxy.pac のようになります。

proxy.http

使用する HTTP プロキシのアドレスです。すべてのプロトコルで同一のプロキシ サーバーを使用する場合、この値を指定する必要があります。 

proxy.http.port

使用する HTTP プロキシのポート番号です。すべてのプロトコルで同一のプロキシ サーバーを使用する場合、この値を指定する必要があります。 

proxy.ftp

使用する FTP プロキシのアドレスです。 

proxy.ftp.port

使用する FTP プロキシのポート番号です。 

proxy.secure

使用するセキュア プロキシのアドレスです。 

proxy.secure.port

使用するセキュア プロキシのポート番号です。 

proxy.username

プロキシ認証が有効な場合に使用するユーザー名です。 

proxy.password

プロキシ認証が有効な場合に使用するパスワードです。 

proxy.exceptions

特定の IP アドレスからの Web トラフィックを (プロキシを迂回して) 直接通したい場合、このプロパティで IP アドレスを指定します。複数のアドレスを入力するには、エントリの区切りとしてセミコロン (;) を使用します。 


セキュリティ オプション


security.mq.ssl.trust.store.location

サーバーサイド SSL (クライアントによる Queue Manager の認証) で使用するトラスト ストアの場所を指定します。 

security.mq.ssl.key.store.location

クライアントサイド SSL (Queue Manager によるクライアントの認証) で使用するキー ストアの場所を指定します。 

security.mq.ssl.key.store.password

MQ SSL キー ストアのパスワードを指定します。 

システム プロパティ

起動コマンドを実行してサーバー操作を微調整するときに、次のシステム プロパティを設定できます。

非同期処理

非同期処理により、(パフォーマンス プロファイルなどで) レスポンダーに遅延が設定されている場合に同時実行性が向上します。起動時に次のシステム プロパティを設定することにより、サーバーがリクエストを処理する方法を制御できます。

parasoft.async.support.mode

このプロパティは、非同期処理モードを設定します。以下のモードがサポートされています。

  • ON - すべてのリクエストは非同期で処理されます。
  • DELAY - 遅延のある応答のみが非同期で処理されます。デフォルト。
  • OFF -  非同期処理なし。

parasoft.async.support.workers

このプロパティは、非同期処理を実行するためのワーカー スレッドの数を設定します。デフォルト値は 200 です。

サポートされているリスナー

HTTP、JMS、MQ、および HTTP リスナーがサポートされています。

アプリケーション パフォーマンス モニタリング

Dynatrace や AppDynamics などの APM ツールを使用して、SOAtest および Virtualize Server を監視できます。SOAtest および Virtualize Server をモニターするための APM ソフトウェアのデプロイについては、ツールのドキュメントを参照してください。

AppDynamics の設定

AppDynamics をデプロイするには、SOAtest および Virtualize Server をさらに構成する必要があります。

  1. エディターで <SERVER_INSTALL>/WEB-INF/osgi.properties ファイルを開きます。 
  2. ワイルドカードを使用して、App Dynamicsで使用される com.singularity クラス パッケージを org.osgi.framework.bootdelegation プロパティに追加します。例:

    org.osgi.framework.bootdelegation=sun.reflect,org.w3c.dom,org.w3c.dom.events,__redirected,com.singularity.*
  3. ファイルを保存してサーバーを再起動します。


  

  • No labels