このセクションでは、WildFly に WAR ファイルをデプロイする手順の例を示します。新しいバージョンの SOAtest/Virtualize Server にアップデートする方法については「WildFly にデプロイされた SOAtest/Virtualize Server のアップグレード」を参照してください。

  1. http://wildfly.org/ からプラットフォームに適した WildFly バージョン 10.1 以降をダウンロードします。
  2. ダウンロードした WildFly ファイルを任意の場所に展開します (ここでは <WILDFLY_HOME> とします)。<WILDFLY_HOME>/welcome-content ディレクトリを削除します。
  3. WildFly を起動します(起動オプションについては WildFly のドキュメントを参照してください)。たとえば <WILDFLY_HOME>/bin/standalone.bat スクリプトを実行して、デフォルト設定でスタンドアロン サーバーを起動します。
  4. http://localhost:9990/ に移動し、操作指示に従って、デプロイメントを管理するために WildFly を設定します。管理者でアクセスできる WildFly ユーザーを追加しなければならない場合があります。
  5. (任意) SSL を介して WAR ファイルをデプロイするために、ステップ 7 で説明するように HTTPS のポートを設定します。これ以外の設定は必要ありません。
  6. WAR ファイルのコンテンツを <UNZIPPED_SOAVIRT_WAR> に展開します。
  7. <UNZIPPED_SOAVIRT_WAR>/WEB-INF/config.properties 構成ファイルを開き、以下を指定します (詳細については「サーバーの設定」を参照)。
    • WildFly が使用するポート。たとえば server.port.http=8080 または server.port.https=8443。config.properties に指定するポートは、WildFly の設定で指定したポートと一致していなければなりません。
    • ライセンス
    • ワークスペース
  8. <UNZIPPED_SOAVIRT_WAR> の内容を WAR に圧縮し、以下のいずれかの方法でデプロイします。
    • Web インターフェイス:
      1. http://localhost:9990/ に移動し、[Deployments] タブをクリックします。
      2. [Add] をクリックし、ウィザードを使って WAR ファイルをデプロイします。
    • CLI コンソール:
      1. <WILDFLY_HOME>/bin/jboss-cli.bat を実行して以下のコマンドを実行します。

        [standalone@localhost:9990 /] deploy <WAR>
  9. Http://localhost:8080/ を参照します (必要に応じてポートを変更してください)。次のようなメッセージが表示された場合、アプリケーションは正しくインストールされています。

There are no deployments on this server.Cannot respond to this request: /.

POST サイズの上限を増やす 

10 MB より大きいテストがある場合、POST サイズの上限を増やすため、<WILDFLY_HOME>/standalone/configuration/standalone.xml ファイルに max-post-size 属性を 追加する必要があります。次のサンプルは、HTTP および HTTPS の両方にこの属性を追加する方法を表しています。

<server name="default-server">
                <http-listener name="default" max-post-size="25485760" socket-binding="http" redirect-socket="https" enable-http2="true"/>
                <https-listener name="https" max-post-size="25485760" socket-binding="https" security-realm="ApplicationRealm" enable-http2="true"/>
                <host name="default-host" alias="localhost">
                    <location name="/" handler="welcome-content"/>
                    <filter-ref name="server-header"/>
                    <filter-ref name="x-powered-by-header"/>
                </host>
            </server>
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