このセクションでは、9.7 より前の JSON Data Bank ツールの実装について説明します。以前の実装は廃止予定です。既存のツールは引き続き動作しますが、ユーザーが追加する新しい JSON Data Bank は新しい実装を使用します。
現在のツール実装については、「JSON Data Bank」を参照してください。
非推奨のツール実装についての説明:
JSON Data Bank ツールとは
サーバーによって送信されたメッセージが JSON オブジェクトである場合に、JSON オブジェクトからプロパティ値を抽出して別のツールで使用したいケースがあるかもしれません。JSON Data Bank ツールを使用すると、簡単に JSON オブジェクトの構造を可視化し、今後の使用のために保管したいプロパティを選択できます。
JSON Data Bank の設定
JSON Data Bank を設定するには、以下の操作を行います。
JSON オブジェクトを受け取る Message Client を右クリックし、[出力の追加] を選択します。
- [出力の追加] ウィザードで、[レスポンス] > [トラフィック] を選択し、[すべてのツール] から JSON Data Bank を選択し、[終了] ボタンをクリックします。選択した Messaging Client の下に、Response Traffic > JSON Data Bank ノードが表示されます。
- Response Traffic > JSON Data Bank をダブルクリックします。最初に JSON Data Bank を連結するとき、JSON Data Bank ツール内に格納される JSON オブジェクトはありません。JSON オブジェクトで初期化するために、[リテラル] タブで選択して JSON テキストに貼り付けるか、ツールを実行してレスポンス オブジェクトを [期待される JSON] エリアに自動的に表示させることができます。
- JSON Data Bank に JSON オブジェクトが格納されたら、[期待される JSON] パネルの [JSON] タブに移動し、JSON オブジェクトの任意の部分を選択することができます。選択後、中央の [追加] ボタンをクリックして、実行中に値を抽出できます。[JSON] タブ中の "this" というキーワードはオブジェクト自体を表します。
抽出されたプロパティは右側のテーブルに表示されます。エントリをダブルクリックするか、[変更] をクリックすると、ダイアログが開き、さらに抽出オプションを設定できます。- 抽出: 抽出する別のプロパティを選択できます。
- データ ソース列名: この値がマップされる列名を変更できます。Writable Data Source または変数に値を書き込むことを選択することも可能です。
JSON Data Bank の設定がすべて完了したら、パラメータライズ可能なフィールドを [パラメータライズ] モードに切り替え、使用する列を選択して、抽出された値を使用できます。
使用された Data Bank 変数の参照
コンソール ビューにテスト実行中に使用された Data Bank 変数を表示できます。コンソール ビューは [ウィンドウ] メニューの [ビューの表示] > [コンソール] から表示できます。詳細は「変数の使用状況をモニタリング」を参照してください。