セルフデプロイ形式の License Server をインストールするには、次の操作を行います。
- インストール パッケージを任意の場所に展開します。
<LS_INSTALL>/app
ディレクトリには、JRE、Tomcat、サーバー起動スクリプトおよび停止スクリプトがあります。 - License Server を起動するには、管理者として startLS スクリプトを実行します。License Server はインストール パッケージ付属の Tomcat サーバーで実行されます。
- ブラウザーを開いて以下のいずれかの URL で License Server インターフェイスにアクセスします。
http://<HOST>:8080/licenseserver
https://<HOST>:8443/licenseserver
- デフォルトのユーザー名およびパスワード (admin/admin) を使用して License Server にログインします。ログイン後、デフォルトを変更することを推奨します。
License Server Windows サービスのインストール
上記のとおりセルフデプロイ形式の License Server ディストリビューションをインストールするのに加えて、License Server の Windows サービスをインストールできます。
- 上記のセルフデプロイ形式の License Server ディストリビューションをインストールしたときに作成される
<LS_INSTALL>/app
ディレクトリに移動します。 - 管理者として installLSService スクリプトを実行します。
すると、<LS_INSTALL>/app
ディレクトリに Windows Service Manager が使用する実行モジュールが作成され、ParasoftLicenseServerService
という 新しい Windows サービスが構成されます。サービスの表示名は Parasoft License Server Service で、スタートアップの種類は「自動」です。その後、サービスが起動されます。
サービスを削除するには、<LS_INSTALL>/app
ディレクトリにある uninstallLSService スクリプトを管理者として実行します。
リクエストとレスポンスと共にユーザー情報をログに記録するための Tomcat の設定
License Server 2022.2 以前からアップグレードする場合は、各リクエストとレスポンスと共にユーザー情報をログに記録するように Tomcat を設定できます。これは、一部のユーザーが特定の規制に準拠するために必要です。License Server 2023.1 以降の新規インストールでは、この設定は不要です。
License Server からこの情報を記録するように Tomcat を設定するには、デフォルトのアクセス ログ バルブ エントリを次のように変更して、<LS_INSTALL>/app/tomcat/conf/ ディレクトリにある server.xml ファイルを変更する必要があります。変更前:
<Valve className="org.apache.catalina.valves.AccessLogValve" directory="logs" prefix="localhost_access_log" suffix=".txt" pattern="%h %l %u %t "%r" %s %b" />
変更後:
<Valve className="com.parasoft.pst.core.tomcat.DTPAccessLogValve" prefix="localhost_access_log" suffix=".txt" pattern="%t %s %m %U %H %u %S %A:%{local}p %a:%{remote}p %F %{X-Forwarded-For}i %{User-Agent}i %{Referer}i %I" />
標準の Tomcat アクセス ログ パラメータがサポートされています。詳細については https://tomcat.apache.org/tomcat-9.0-doc/config/valve.html#Access_Logging を参照してください。
これらのログは、<LS_INSTALL>/app/tomcat/logs/
ディレクトリにある localhost_access_log<DATE>.txt ファイルにあります。