このセクションの内容
2022.2
アップグレードの重要な注意点
- Kubernetes 環境へのデプロイメントが簡略化されました。この変更は、マシン ID に影響を与えます。結果として、License Server 2022.1 から 2022.2 にアップグレードするユーザーは、既存のツールの新しいネットワーク ライセンスを入手する必要があります。
- License Server ユーザーは、既存ツールの新しいネットワーク ライセンスを取得する必要があります。
改善
- License Server の UI がアップデートされました。詳細については「License Server」を参照してください。
- User Administration のパーミッション UI がアップデートされました。詳細については「User Administration」を参照してください。
その他の注意点
- License Server には Java 11 が付属しています。
- 注意: License Server の .war ディストリビューションをユーザーの Tomcat サーバーにデプロイする場合、Tomcat が Java 11 を使用していることを確認します。
- Windows Server 2016 のサポートは終了しました。
2022.1
- バージョン 2022.1 にアップグレードする License Server ユーザーは、マシン ID が変更された場合、既存ツールの新しいネットワーク ライセンスを取得する必要があります。
- Docker と Kubernetes のユーザーは、新しいライセンスを必要とせずに新しいコンテナを開始できるようになりました。
- JWT Access Token for OAuth 2.0 を用いた認証のサポートが追加されました (特に PIV/CAC カードとの連携)。
- LS バージョン 2022.1 から、Tomcat コネクタの maxHttpHeaderSize 属性が 16384 (16 KB) に設定されました。
- IP v6 がサポートされました。
- LSS に Tomcat 9.0.62 が同梱されました。
- ls.war および pstec.war が Java 11 で実行できるようになりました。
- Windows ユーザーは、インストール時に提供される installLSService スクリプトを使用して、License Server 用の Windows サービスをインストールできるようになりました。
- ログイン画面からのパスワードの復元は削除されました。
2021.2
- License Server を使用するには、Parasoft End User License Agreement (EULA) に同意する必要があります。 管理者ユーザーは、License Server の Web インターフェイスを初めて開いたときに、EULA の条項を読んで同意するように求められます。Parasoft EULA は、次の Web サイトで確認できます:https://www.techmatrix.co.jp/quality/support/parasoft/license/
- License Server には Tomcat 9.0.54 が付属しています。
- バージョン 2021.2.3 で log4j の脆弱性 CVE-2021-44228 に対応しました。
2021.1
このリリースには以下の更新が含まれます。
License Server UI の更新
License Server の新しいインターフェイスは、より統一感のあるエクスペリエンスをユーザーに提供します。また、v2 ライセンス サービスが導入されました。このサービスは、現在はベータ版です。ベータ版のライセンス サービスにより、Docker 環境でのライセンスの取得がサポートされます。
OIDC への対応強化
OIDC のスコープ属性を指定し、DTP の oidc.json 構成ファイルでクレームを指定できるようになりました。これにより、OIDC プロバイダーと連携するように DTP を構成する際の柔軟性が向上しました。usernameAttribute は廃止されましたが、引き続きサポートされています。
その他のアップデート
- Docker 環境でのライセンスのベータ版サポート
- License Server には Tomcat 9.0.45 が付属しています。
- バージョン 2021.1.2 で log4j の脆弱性 CVE-2021-44228 に対応しました。
FR と PR
ID | 説明 |
---|---|
LS-1389 | グループから削除されたユーザーがライセンスを失わない |
LS-1414 | ユーザー名でライセンスをフィルタリングするときに大文字と小文字を区別する設定を使用する |
2020.2
- OIDC を使用して User Administration (pstsec) の認証を行うよう License Server を設定できます。
- License Server は、ライセンスを要求するツールがトークンを借用するよう設定されている場合にトークンを付与できるようになりました。
- License Server に付属の Tomcat Web サーバーが 9.0.38 にアップグレードされました。
既知の問題点
Windows で 2020.2 にアップブレードすると、License Server を実行するホストのマシン ID が変わります。結果として、License Server モジュールに保存され、払い出されるライセンスが無効になります。アップグレード後、License Server に無効なライセンスがある場合、Parasoft の担当窓口に連絡し、新しいライセンスを取得してください。
2020.1
バージョン番号の表記が YYYY.release という形式に変更されました。
License Server のインストールが 2 つのディレクトリに分割されました。
- app ディレクトリには、Tomcat サーバー、起動およびシャットダウン スクリプト、License Server の実行に必要なその他のファイルがあります。
- data ディレクトリにはコンフィギュレーション ファイル、ログ、その他のデータ ファイルがあります。
この構造により、Docker などのコンテナー化されたシステムに License Server をデプロイする際の信頼性が高まります。
License Usage API が拒否されたライセンス要求を返すよう更新されました。
FR と PR
本リリースでは以下の FR と PR に対応しました。
ID | 説明 |
---|---|
LS-582 | ライセンス API へのリクエストがユーザーの IP アドレスおよび拒否されたライセンス要求のリストを返すようにする |
LS-572 | ライセンス使用状況レポート: 拒否されたライセンスの表示 |
LS-429 | LS での LDAP グループ - LS ユーザーが LDAP グループを操作できるようにする |
5.4.3
初回リリース
Parasoft ツールからのライセンス リクエストを別の License Server インスタンスまたは DTP に移譲できる機能が削除されました。