このリリースには以下の拡張が含まれます。
リリース日: 2023年11月08日
OpenAI 統合
- Parasoft Jtest に OpenAI および Azure OpenAI とのシームレスな統合が導入され、テスト機能が拡張されました。OpenAI または Azure OpenAI アカウントを使用し、自然言語による指示で静的解析違反に対して推奨される修正や単体テストに対して推奨される改善を生成できます。この機能を使用すると、効率よく静的解析違反を改善したり、要件に従ってテスト シナリオをカスタマイズしたりできます。
- IDE の [Generate Suggested fix for...] アクションは、生成 AI を使用して、関連するコードのコンテキストの中でレポートされた静的違反の分析を表示するほか、違反を解決するために行う修正の提案を AI によって生成します。詳細については、「修正の提案の生成」 を参照してください。
- 単体テスト アシスタント ビューの [AI を使用して [method_name] を改善します] アクションは、ユーザーが指定した自然言語の指示に基づいて特定のテストに対する更新または拡張を生成するよう Open AI プロバイダーに要求します。詳細については、「AI を使用したテストの改善」 を参照してください。
この機能を使用するには、Prasoft 設定で OpenAI を設定する必要があります。「OpenAI 設定」を参照してください。
単体テスト アシスタントの拡張
- テスト ケースの作成で、境界条件の考慮が改善されました。
- プリミティブ型配列の初期化および Optional クラス メソッドの呼び出しが改善されました。
コード カバレッジの拡張
- テスト影響分析ワークフローは、ビルド プロセスで収集されたカバー可能なコード行に関するメタデータを格納したベースライン レポートの使用をサポートするようになりました。以前のバージョンでは、アプリケーション バイナリのスキャンによって収集されたメタデータを含むベースライン レポートの使用だけがサポートされていました。
追加または更新されたテスト コンフィギュレーション
Security Compliance Pack が拡張され、以下のテスト コンフィギュレーションのサポートが追加されました。
- CWE 4.13
- CWE Top 25 2023
- CWE Top 25 + On the Cusp 2023
- OWASP API Security Top 10-2023
以下のテスト コンフィギュレーションが更新されました。
- DISA-ASD-STIG
- Thread Safe Programming
- UL 2900
以下のテスト コンフィギュレーションが削除されました。
- CWE 4.10
- CWE Top 25 + On the Cusp 2021
- CWE Top 25 2021
更新された静的解析ルール
以下のルールが更新されました。
ルール ID | 更新 |
---|---|
SECURITY.WSC.AMA | Cloneable インターフェイスおよびクローン メソッドのサポートが改善されました。 |
STRUTS.FWD | パス属性ケースがない場合のエラー メッセージが追加されました。 |
TRS.CIET | [再 throw またはステータスの再設定を行わないログ記録を許す] パラメーターが修正されました。 |
UC.UP | [Check lambda expressions] パラメーターが追加されました。このパラメーターは、デフォルトではオフです。 |
以下の RuleWizard ルールのパフォーマンスおよび Java 17 の構文との互換性が改善されました。
- CODSTA.BP.AULS
- CODSTA.OIM.CLONE
- CODSTA.OIM.CLONET
- EJB.LNL
- EJB.USF
- EXCEPT.AIOC
- EXCEPT.MTE
- EXCEPT.NCERR
- EXCEPT.TEFEC
- EXCEPT.TRY
- HIBERNATE.UNP
- OOP.PIFC
- PB.API.NDC
- PB.USC.RTE
- PORT.LNSP
- PORT.PEER
- SECURITY.BV.DSSM
- SECURITY.WSC.DCSM
- SECURITY.WSC.UMAIN
- TRS.AUTY
- TRS.NSM
- TRS.SOUF
- UC.AUL
- UC.BCMP
- UC.DIL
- UC.FMFC
- UC.VR
更新されたフロー解析ルール
以下のルールが更新されました。
ルール ID | 更新 |
---|---|
BD-PB-VOVR | 関数パラメーターに代入された未使用の値をレポートするパラメーターが追加されました。 関数パラメーターの未使用の上書きされた初期値をレポートするパラメーターが追加されました。 |
IDE のサポート
以下の IDE がサポートされています。
- IntelliJ 2023.2
- Eclipse 2023-06 (4.28)
- Eclipse 2023-09 (4.29)
その他のアップデート
- Mac Silicon chip (M1/M2) のサポートが追加されました。
- IntelliJ での複数ウィンドウのサポートが追加されました。
- IntelliJ 2022.3 でベータ機能として導入され、IntelliJ 2023.2 で完全な機能として導入された IntelliJ の新しい UI モード使用時のルック & フィールが改善されました。
- FIPS 互換モードで Jtest を実行するよう設定できるようになりました。「FIPS モードの設定」を参照してください。
- 付属の JRE がバージョン 11.0.21 にアップデートされました。
- Visual Studio Code ユーザーは、Jtest の重要度 (1-5) を VS Code の重要度 (Error/Warning/Information/Hint) にマッピングし、VS Code 内でテキスト パターンを使用して Jtest の重要度に基づいて違反をフィルターできるようになりました。
- 次の行の指摘を抑制できるようになりました。「次行の抑制」を参照してください。
- Gradle 8.x のサポートが追加されました。
- Lombok 1.18.28 および 1.18.30 のサポートが追加されました。
- Mac OS で jtestcli および Jtest に付属の JRE の検疫を自動的に解除し、実行を許可できるようになりました。「Mac OS で jtestcli および JRE の検疫を解除して実行を許可する方法」を参照してください。
解決済みのバグおよび FR
バグ/FR ID | 説明 |
---|---|
FA-9553 | BD.PB.ARRAY 未知のサイズの配列のループ内で違反が見つからない |
FA-9599 | BD-PB-CC を改善し、違反の後処理で記載された例外がスローされないようにする |
FA-9642 | 変数に対する複雑な算術 (例: 2 * x - x - x) に基づく不正確な推論 |
FA-9665 | BD-PB-CC の誤検出 |
JT-75551 | SECURITY.WSC.AMA ルールのクエリー |
JT-75562 | Jtest Coverage Agent の問題 |
JT-75581 | STRUTS.FWD ルールの誤検出 |
UTA-7963 | [トラックしてアサーションを作成] で誤った期待値が生成される |
UTA-8055 | 例外が明示的にスローされる場合、RuntimeExceptions を期待値とするテストを生成してはならない |
UTA-8151 | [ IJ ] ネストされたモジュールがあるケースで依存関係の不足に関するポップアップが表示される |
UTA-8166 | 一括作成ダイアログでファイル選択の数が誤っている |
UTA-8244 | ユーザーが十分なトークンを保有している場合でも、一括作成ダイアログが作成をブロックする |
UTA-8294 | カバレッジを増加させない余分なテストが生成される |
XT-41250 | NetworkId およびネットワーク識別子に基づくライセンスのサポートの廃止 |
XT-41333 | レポート内の空のファイルが未チェックとしてマークされているがテストされている |
XT-41729 | 日本語環境で CLI から生成された PDF が誤っている |
非推奨のルール
非推奨のルール | 代替ルール |
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BD-PB-POVR | BD-PB-VOVR |