はじめに

単体テスト アシスタントは、テスト カバレッジの不足を検出し、未カバーのコードをカバーするためのガイダンスを表示します。コード カバレッジを改善するには、推奨事項タブの 「未カバーのコード」推奨事項または単体テスト アシスタントの [行をカバーする] オプションを使用します。

「未カバーのコード」推奨事項はテストの実行後に表示され、未カバーのソース コードをカバーするのに役立つアクション リンクとヒントが含まれます。

[行をカバーする] オプションを使用すると、エディターで選択された未カバーの行をカバーするテスト ケースをスクラッチから作成できます、

UTA 推奨事項によるカバレッジの増加

テストを実行すると、UTA は未カバーのコードの推奨事項を [推奨事項] ビューに表示します。  UTA は一番大きな未カバーのコードに対する推奨事項を最初に表示します。カバレッジの不足への対処が進むにつれて、別のコードに対する推奨事項がガイドされます。

カバレッジを改善するには、既存のテスト ケースを変更または拡張するか、UTA で既存のテストを複製して変更します。

テスト ケースの変更

推奨事項パネルには、コードをカバーするためにどのようにテスト ケースを変更するべきかに関するヒントが表示される場合があります。プログラムのフローを解析することで、フロー制御文の条件を満たすパラメーター値の情報を提供します。

テスト ケースの複製と変更

[テストの複製] アクションは、すばやくカバレッジを改善するためにコピーして変更できる既存のテストのリストを表示します。

1. [テストの複製] をクリックすると、UTA は既存のテストを解析して最も複製するのに適切なテストを推奨します。
   
             
2. 複製するテストを選択します。テスト コードに応じて、以下の複製タイプが利用できます。
   - 複製のみ – UTA はテスト コードを変更せずにテストをコピーします。複製されたテストを手動で変更する必要があります。
   - 複製し提案された値を設定 – UTA はテストをコピーし、ヒントに従って自動的に更新します。例:
      ヒント:
     
      自動的に更新されたテスト:
     
3. [OK] をクリックします。

選択された行をカバー

エディターでテスト可能なコード行を選択すると、単体テスト アシスタント ビューに [行をカバーする] オプションが表示されます。このオプションを使用すると、選択した行をカバーするテスト ケースを新規作成できます。UTA は、ソース コードの解析に基づいて、選択された行をカバーするテスト ケースに必要な値を識別します。

1. カバーするコード行を選択します。
2. ［行をカバーする］ オプションをクリックし、新規テスト ケースを作成します。
   
   
   UTA は新規テスト ケースを作成し、テストが行をカバーするのに必要な値を自動的に設定します。
   
3. テストを実行して選択された行がカバーされるかどうかを検証します。
   

コード行によっては、UTA が行をカバーするのに必要な値を計算しても、テスト生成時に 1 つまたはそれ以上の値を自動で設定できない場合があります。 結果として、作成されたテスト ケースには、UTA による設定が行われたかどうかにかかわらず、必要な値をすべて列挙したコメントが含まれます。このような場合、コメントを確認し、自動的に設定されなかった値を手動で変更または追加します。