Jtest のビルド システム プラグインを使用すると、自動的に検出されたコンパイル データを手動で拡張またはオーバーライドできます。Jtest プラグインの構成パラメーターは、互いに関連しています。

 コンパイル データ モデルには <compilation> および <compilations> パラメーターに渡されるデータの構造が含まれます。

<!-- Jtest ビルド システム プラグインの構成セクション -->
  
        <!-- 単一のコンパイル データのカスタマイズ -->
        <compilation>
            <!-- 
                 コンパイル ID。定義されていない場合、使用しているビルド システムのデフォルトの ID が使用されます。
              -->
            <id>non_default_id</id>
            <!-- ソース ディレクトリのリスト -->
            <sourcepath>
                <path>src/main/java</path>
                <path>${path_1}</path>
            </sourcepath>
            <!-- コンパイル済みクラスがあるディレクトリのリスト -->
            <binarypath>
                <path>${basedir}/target/classes</path>
            </binarypath>
            <!-- classpath に含める jar のリスト -->
            <classpath>
                <path>${extra-classpath-element}</path>
            </classpath>
            <!-- Java の jar ファイルのリスト -->
            <bootpath>
                <path>${JAVA_HOME}/jre/lib/rt.jar</path>
            </bootpath
            <encoding>UTF-8</encoding>
            <sourcelevel>1.5</sourcelevel>
            <!-- 
                 "true" を設定すると、同一プロジェクトの同一 ID の検出されたコンパイル データを
                  完全にオーバーライドします。"false" を設定すると                  
		  拡張だけを行います。デフォルトは "false" です。
              -->
            <override>false</override>
        </compilation>
        
        <!-- 
             プロジェクトが複数のコンパイルを実行する場合、
              複数のコンパイル データをカスタマイズできます。
          -->
        <compilations>
            <compilation>
                <id>different_id</id>
                <!-- ... コンパイル データ -->
            </compilation>
            <compilation>
                <id>another_id</id>
                <!-- ... コンパイル データ -->
            </compilation>
        </compilations>
        
  <!-- ... -->  

すべてのプロジェクトのコンパイル データを変更する必要がある場合、XML ファイルを変更するのではなく、コマンド ラインで -Djtest.dataUpdate  オプションを使用できます。このオプションを使用すると、JSON のプロジェクト コンパイル データを手動で変更できます。

以下を更新できます。

  • classpath
  • bootpath
  • sourcepath
  • binarypath
  • encoding
  • sourcelevel

サポートされているアクション:

  • prepend - リストの先頭にエントリを追加します (複数のパスはカンマで区切る)
  • append - リストの末尾にエントリを追加します (複数のパスはカンマで区切る)
  • set - 現在のデータを上書きします

サンプル:

  • -Djtest.dataUpdate=compilations.classpath.append="/tmp/last1.jar","/tmp/last2.jar" (リストの末尾にパスを追加)
  • -Djtest.dataUpdate=compilations.encoding.set="UTF-8" (新しいエンコーディングを指定)
  • -Djtest.dataUpdate=compilations.bootpath.prepend="/tmp/first.jar";compilations.sourcelevel.set="1.8" (リストの先頭にパスを追加し、新しい sourcelevel を指定)
  • No labels