このセクションの内容:
概要
ほとんどの DTP エクスプローラー (違反エクスプローラー、カバレッジ エクスプローラー、テスト エクスプローラー、および変更エクスプローラー) とリソース グループは、Ant スタイルのファイル パターンを使用してファイル パスと照合する検索をサポートしています。 ファイル パスはベース ディレクトリとパスの組み合わせで構成されます。モジュールではモジュール名とモジュール内のパスとなり、com.example/src/main/java/com/example/Foo.java
のようになります。 ソース管理や URI など、他の場所にあるファイルも同様です。 検索時にファイル パターンを使用すると、正確な場所がわからない場合でも、探している対象を見つけやすくなります。
違反エクスプローラーとテスト エクスプローラーでは、ファイルの正確なパスが表示されます。
違反エクスプローラーでは、この情報は次の場所に表示されます。
- 表の [ファイルパス] 列
- [詳細] タブの [ファイルパス] フィールド
テスト エクスプローラーでは、この情報は次の場所に表示されます。
- 表の [ファイルパス] 列
- [詳細] タブの [場所] フィールド
ワイルドカード
ファイル パターンの利点の 1 つは、ワイルドカードを使用できることです。DTP がサポートするファイル パターンは Ant パターンに似ていますが、Ant の高度なマッチングの一部はサポートされていません。以下のワイルドカードがサポートされています。
- "?" は、"/" を除く 1 文字に一致します。
- "*" は、"/" を除く 0 個以上の文字に一致します。
- "**" は、”/” で区切られた 0 個以上のディレクトリに一致します。
大文字と小文字の区別
ファイル パターンの一致で大文字と小文字を区別するかどうかは、データベース サーバーによって異なります。
- MySQL: 大文字と小文字を区別しない
- Oracle: 大文字と小文字を区別する
- PostgreSQL: パターンにワイルドカードが含まれる場合、大文字と小文字を区別しません。ワイルドカードが含まれない場合は、大文字と小文字を区別します。
ファイル パターンの例
以下の表は、ファイル パターンの設定方法の例です。以下の表の例では違反エクスプローラーで違反を検索する場合を想定していますが、ファイル パターンは他のエクスプローラーでも同様に機能します。
ファイル パターン | 結果 |
---|---|
com/parasoft/** |
しかし、以下は返しません。
|
**/test/*.java | ディレクトリ ツリー中の任意の test ディレクトリにある、接尾辞が ".java" のファイルで発見されたすべての違反を返します。例:
しかし、以下は返しません。
|
パフォーマンス
ファイル パターンを作成するときは、複雑なパターンになるほど検索速度が遅くなることに注意してください。以下の表は、パターン タイプが検索速度にどのように影響するかを示しています。
パターン タイプ | 例 |
---|---|
最速 ワイルドカードを含まないパターン | com.parasoft.foo/src/main/com/parasoft/foo/Alpha1.java Bar.java |
速い /** で終わるパターン | com.parasoft.foo/** |
低速 その他のワイルドカードを使用するパターン | com.parasoft.foo/**/*.java com.parasoft.foo/**/Alpha1.java com.parasoft.foo/src/main/com/parasoft/foo/*.java com.parasoft.foo/src/*/com/parasoft/foo/Alpha1.java com.parasoft.foo/src/main/com/parasoft/foo/Alpha?.java **/*.java |