DTP を使用すると、コードベースの拡張につれてその変化を比較することができます。ソフトウェアを継続的にビルドしている場合、比較にビルドを使用すると、従来の日付ベースでのデータ比較では得られなかった手掛かりを得ることができます。[ビルド管理] ページは、ビルド アクティビティと DTP に格納された情報を可視化します。  このセクションの内容:

[ビルド管理] ページへのアクセス

[ビルド管理] ページを開くには、[ビルド管理 - 統計] ウィジェットをクリックします。

 

フィルター ID が分かる場合、レポート URL を手動で入力できます。

http://<host>:<port>/grs/dtp/reports/builds?filterId=<id> 

ビルドへの説明タグの追加

ビルドに説明タグを追加して、[ビルド管理] ページからの特定を簡単にすることができます。この方法で追加したタグは、[ビルド管理] ページおよび [ビルド監査] レポートで、ビルド ID の下に表示されます。説明タグを追加するには、ビルド ID の横にある鉛筆のアイコンをクリックし、表示されるダイアログに説明テキストを入力します。説明は 128 文字以内にする必要があります。

ビルドのロックとアーカイブ

ビルドをロックすると、同じビルド ID でタグ付けされた新規レポートを DTP が受け取るのを防止できます。ロックされたビルドは、一般的に開発フェーズの最後を示します。ビルドをアーカイブして、ビルド ID に関連する XML レポート ファイルを保存できます。これにはテストとカバレッジの詳細も含まれます。DTP は、デフォルトでは最後の 2 つのビルドのテスト データとカバレッジ データだけを保持します。しかし、特定のビルドに関連する全データをアーカイブすれば、既存のテスト データとカバレッジ データが消失するのを防止できます。

ビルドのアーカイブとレポートのダウンロード

XML、HTML、PDF 形式のレポートをダウンロードするには、ビルドをアーカイブする必要があります。詳細については「ビルド監査レポート」を参照してください。

  1.  ダッシュボードに [ビルド管理] ウィジェットを追加し、調べたいセグメントをクリックして [ビルド管理] レポートを開きます。ウィジェットで適切なフィルターが設定されていることを確認してください。詳細については「ビルド管理 - 統計」および「ウィジェットの追加」を参照してください。
  2. いずれかのアクション ボタンをクリックして、ビルドをロック、アーカイブ、または削除します (「Deleting a Build」も参照してください)。
     
    アーカイブしたビルドに関連する XML レポートはすべて <DTP_DATA_DIR>/data/_DEFAULT_/dc/baselined/{build primary id}/{run id} ディレクトリに保管されます。{build primary id} は、データベース中のビルドの ID (プライマリ キー) です。{run id} はデータベース中の実行の ID (プライマリ キー) です。
    更新されたアイコンをクリックして、ビルドをアンロックまたはリリースすることができます。

    ビルドをリリースすると、Data Collector がシステムを最適化するまで、XML レポート ファイルはサブディレクトリに保管されます。Data Collector は、最適化できるデータを 1 日に数回チェックします。

ビルドの削除

一部の実行に関連するデータが信頼できない場合、その実行に関連するビルドを探し、REST API を使ってデータベースからデータを削除することができます。たとえば、ソース管理システムがオフラインになった場合、作成者とブランチ情報やその他の情報の整合性が失われ、DTP のレポート メカニズムの有効性に影響することがあります。テスト対象システムで重大な問題が発生した場合、故障中に実行した実行に関連するテスト結果は、実際の不具合 (リグレッション) ではなく「ノイズ」を表している可能性があります。

データベースから削除したデータは、ビルド レベルであるため、たとえ関連データが複数の実行にわたっている場合でも、そのビルドに関連する全データが削除されます。デフォルトでは、Parasoft 静的解析/テスト ツールは日ごとに一意なビルドを生成します。そのため、あるビルドに関連するデータを削除すると、その日の全データが削除されてしまう可能性が多いにあります。

  1. 削除するべきデータの日付を発見する: 削除したいビルドがすでに分かっている場合は 次のステップに進んでください。削除したいデータに関連する XML レポートがある場合などが、このケースに該当するでしょう。XML レポートのルート要素にビルドが記載されています。削除したいデータの日付を確認する方法はいくつかあります。ダッシュボードにトレンド (傾向) ウィジェットがある場合、結果情報の中に異常な上昇や下降が見られることがあります。ウィジェット上でそのような箇所にマウス ポインターを置くと、ツールチップにその日付が表示されます。
  2. ビルド管理ページを使ってデータを削除する:
    1. ダッシュボードに [ビルド管理] ウィジェットを追加し、調べたいセグメントをクリックして [ビルド管理] レポートを開きます。ウィジェットで適切なフィルターが設定されていることを確認してください。詳細については「ビルド管理 - 統計」および「ウィジェットの追加」を参照してください。
    2. 削除する日付に関連するビルドを探し、ごみ箱のアイコンをクリックします。 

ビルドの削除についての追加情報

  • 一度に 1 つのビルドだけを削除できます。
  • ビルドの削除中に Data Collector がレポートを処理している場合、ビルドの削除に関連する DTP のパフォーマンスが影響を受けます。その原因はデータベースへの同時アクセスです。
  • 大規模なデータ セットでの最適なパフォーマンスのために、ビルドを削除する前に Data Collector を停止することを推奨します。ただし、ビルドの削除が完了したら必ず Data Collector を再開してください。

ビルド監査レポート

[ビルド管理] ページでビルドをクリックすると、そのビルド ID に対するコンプライアンス レポートが表示されます。コンプライアンス レポートには、ベース ライン ビルドに関連するすべての成果物が表示されます。たとえば、環境属性、使用したテスト コンフィギュレーション、テスト結果などです。このレポートによって、ユーザーはビルドがどの程度テストされているかを把握できます。詳細については「ビルド監査レポート」を参照してください。


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