このリリースに関する情報:

リリース日: 2019年5月17日

セキュリティ コンプライアンスのバンドル

Parasoft Security Bundle は、セキュリティ コンプライアンスの取り組みを可視化するためのパッケージ ツールです。このバンドルには、Security Compliance Pack と OWASP Dependency Checker が含まれています。

詳細については「Security Bundle」を参照してください。

Compliance Pack の更新

このリリースには、Security Compliance Pack および Automotive Compliance Pack の更新が含まれています。

  • C++test、dotTEST、および Jtest 10.4.2 リリースでの 新しいコード解析ルール のサポート。
  • AUTOSAR C++14 バージョン 18.10 のサポート。
  • コンプライアンス関連のテスト コンフィギュレーションは、DTP Compliance Pack と共に出荷され、Compliance Pack のインストールの一部としてデプロイされます。
  • PDF レポートでのカスタム ロゴのサポート

最近のすべての変更点の詳細については、Parasoft ツールのドキュメントを参照してください。

サード パーティ システムとの統合

DTP は、Jira や VersionOne などの統合要件と欠陥追跡システムをネイティブにサポートします。

これらの統合は現在ベータ版です。

Jira

DTP プロジェクトを Jira のプロジェクトと関連付けることができます。これにより、違反エクスプローラーおよびテスト エクスプローラーのビューから直接 Jira で新しい課題を作成できます。

VersionOne

Parasoft DTP を VersionOne と統合すると、以下のような機能が提供されます。

  • VersionOne でテスト結果を自動的に更新する機能
  • DTP がテストの失敗を検出したときに、VersionOne で欠陥や課題を自動的に作成する機能。
  • 違反エクスプローラー ビューから VersionOne で手動で不具合や課題を作成する機能。
  • テスト エクスプローラー ビューから VersionOne で手動で不具合や課題を作成する機能。

DTP から作成された VersionOne の項目には、ビルドと作成者の情報、および DTP のテストまたは違反へのリンクが含まれます。 

DTP には、テストの関連付けを処理して VersionOne にデータを送るための API も含まれているため、このプロセスを自動化することができます。

(info) VersionOne のテストケースを DTP と同期させるための API は、現在リバース プロキシ環境ではサポートされていません。

DTP Enterprise Pack のデプロイ プロセスの改善

  • Windows の DTP Enterprise Pack は、Windows サービスとしてインストールされるようになりました。その結果、標準の Windows インターフェースを使用して管理タスクを実行できます。
  • バージョン 5.3.3 以降から最新バージョンの Enterprise Pack に直接アップグレードできるようになりました。

Parasoft Multi-Language Pack との統合

Parasoft Multi-Language Pack は、サード パーティのコード解析ツールを Parasoft DTP と統合することを可能にする拡張機能のコレクションです。Multi-Language Pack は、以下のサード パーティの解析ツールをサポートします。

  • Android Lint (Kotlin 言語解析を含む)
  • GoReporter
  • JSHint
  • OCLint
  • PHPMD
  • Pylint
  • RuboCop
  • Scalastyle
  • SonarQube
  • SwiftLint
  • TSLint

Multi-Language Pack は、Parasoft Custom Analyzer ツール スイートによって提供される機能を置き換えます。ダウンロードおよびライセンス情報については Parasoft 製品テクニカル サポート センターまでお問い合わせください。

テスト エクスプローラーの更新点

テスト エクスプローラー ビューが以下の点で改善されました。

テスト期間でソートしてテストを表示する

[テスト期間] 列をテスト エクスプローラー ビューのテーブルに追加できるようになりました。これにより、テストの実行時間でテストをソートすることができます。

環境でソートしてテストを表示する

テスト エクスプローラー ビューで、同じフィルターで exec.env の設定で指定された環境に従って、テストを表示できるようになりました。この設定は、接続された Parasoft テスト実行ツールで設定されています (C++test、dotTEST、Jtest、SOAtest)。

テスト履歴と優先度メタデータの保存

以前のバージョンの DTP はこの設定を無視していました。テスト履歴および優先度メタデータ (たとえば優先度、アクション) をテスト エクスプローラーで保存したい場合、ご使用の Parasoft ツールの設定を行うときに、手動で exec.env に空文字列を設定する必要があります。詳細については、ご使用のツールのドキュメントを参照してください。

テスト パラメーター

該当する場合、テスト パラメーターがテスト エクスプローラーの詳細タブに表示されます。

LDAP の構成

入れ子になったグループにユーザーと他のグループの両方が含まれる場合の設定プロセスを改善するために、LDAP 設定インターフェイスに "先祖グループ"と呼ばれる新しいオプションを追加しました。詳細については、「LDAP の構成」を参照してください。

ユーザーとグループのインポートをプレビューするための UI は、ログイン/名前ごとに 1 つのエントリのみを表示するようになりました。以前は、インポート処理中に 1 人のユーザーまたは 1 つのグループしか使用されない場合でも、同じログインを持つ複数のユーザー、または同じ名前を持つ複数のグループが表示されていました。LDAP サーバーの挙動は実装ごとに大きく異なる可能性があります。そのため、ログイン/名前が一意でない場合は、複数のプレビューまたはインポートでどのユーザーまたはグループが選択されているかを判断できません。

環境 - 上位 5 表 ウィジェット

この新しいウィジェットを使用すると、オペレーティング システム、アーキテクチャ、コンパイラ、ブラウザーなどの実行環境ごとに集計されたテストを表示できます。詳細については テストウィジェット > 環境 - 上位 5 表 を参照してください。 

Project Center の終了

Project Center モジュールはサポート終了 (EOL) 段階に達し、本バージョンの DTP から削除されました。Project Center を含むバージョンの DTP からアップグレードしている場合、Project Center モジュールはサポートされません。

さらに、9.x ウィジェット、ウィジェット、およびダッシュボードを含む、以前のバージョンの DTP に同梱されていた従来の資産も EOL です。LegacyAssets.zip フォルダーの内容を DTP 環境にデプロイしてバージョン 5.4.2 にアップグレードした場合、それらのアーティファクトは機能しなくなります。Parasoft DTP の全機能を活用するには、Parasoft 静的解析/テスト ツールを最新バージョンにアップグレードすることを検討してください。

Policy Center は非推奨

現在、DTP Enterprise Pack に同梱されている Policy Center モジュール、およびすべての Policy Center のプラクティス アーティファクトは非推奨であり、将来のリリースでサポートが終了する予定です。Policy Center はデフォルトで無効になっており、引き続き使用する場合は再度有効にする必要があります。「DTP Enterprise Pack との統合」を参照してください。

その他の更新点

  • Solaris はサポートされなくなりました。
  • ルール マップ エディターの UI が更新され、ルール カテゴリ管理が簡単になるように強化されました。
  • 検索可能なドロップダウン メニューがダッシュボードとウィジェットの設定インターフェイスに追加されました。
  • ビルド管理レポートで、ビルド ID またはデータで検索できるようになりました。
  • 違反エクスプローラーでルール名で検索できるようになりました。
  • License Server のアクティビティ レポートとレポート設定レポートは削除されました。 
  • DTP に Tomcat 9.0.12 が同梱されました。
  • DTP に Java 8 Update 192 が同梱されました。
  • マシン ロック ライセンスが 30 日間予約され、マシン ID で指定されるようになりました。
  • Data Collector について、違反の 10 万件のデフォルト制限が削除されました。
  • Data Collector ウィジェット UI の改善
  • 空のプロジェクトは、新しい DTP のインストール中に作成されなくなります。既存の空のプロジェクトは影響を受けません。
  • Extension Designer を使用して DTP 環境にデプロイされた資産において、DTP サービスを再起動する必要がなくなりました。
  • システムのセキュリティを向上させるためにライブラリをアップグレードしました。 
  • DTP は、バージョン 9.x の C++test/dotTEST/Jtest のデータ収集をサポートしなくなりました。DTP 5.4.2 以降を使用するには、新しいバージョンの言語ツールにアップグレードする必要があります。SOAtest 9.x は現在もサポートされています。

PR と FR

本リリースでは以下の PR と FR に対応しました。

ID説明

DTP-8087

ビルド管理の検索機能
DTP-7980カバレッジ エクスプローラーでカバレッジを表示できない
DTP-7708jackson-databind ライブラリをアップグレードする
DTP-7628RichFaces ライブラリをアップグレードし、セッション Cookie に HTTPOnly 属性を追加した
DTP-7172違反エクスプローラーでルール名で検索する
DEP-26301 つの Multi-Language Pack レポートに複数の lint 結果ファイルを指定する



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