License Server は、ライセンス トークンを保存し、ネットワークにデプロイされた Parasoft 製品に配布します。Parasoft は、License Server に追加して管理できるライセンス パスワードを提供します (管理者アクセスが必要です)。License Server に接続してライセンスを取得するように、ネットワーク上の Parasoft ツールを設定できます。
このセクションの内容:
ベース ライセンスへのアップグレード ライセンスの追加とリンク
アップグレード ライセンスは、新しいバージョンへの承認されたアクセスを提供することによって、ベース ライセンスのアクセス権を拡張します。その上限は、特定ツールのベース ライセンス内で利用できるトークンの数によって決定されます。ライセンスをリンクすると、ベース ライセンスのトークンとアップグレードのトークンを区別なく使用できます。
たとえば、ある製品のライセンス (トークン) を 5 個購入し、徐々に新しいバージョンにアップグレードする場合、古い製品バージョンと新しい製品バージョンをリンクすることができます。この場合、たとえば新しいバージョンで 3 ライセンスを使用し、古いバージョンで 2 ライセンスを使用できます。また、5 ライセンスすべてをどちらかのバージョンで使用するこもできます。
アップグレード ライセンスをベース ライセンスにリンクするべき理由として、もう 1 つ、アップグレード ライセンスはベース ライセンス内でしか予約できないことがあります。ベース ライセンスのトークンを予約することで、ユーザーはニーズに合わせてベース トークンまたはアップグレード トークンのいずれかを使用できます。ライセンスの予約の詳細については 「Reserving Licenses」を参照してください。利用可能なアップグレード ライセンスは、Manage Licenses ページに表示されます。
- License Server 画面の [その他の設定] メニューから [ライセンス サーバーの管理] を選択し、[Add New License] をクリックします。
- [新規ライセンスの追加] 画面でライセンス パラメーターを入力するか (「About License Parameters」を参照)、入手したライセンス パスワードをコピーして貼り付けることができます。パスワードは電子メールで送られます。
- [ライセンスの追加] リンクをクリックして変更を保存します。
- [ライセンスの管理] をクリックし、[Link to] リンクをクリックして、[アップグレードライセンスのリンク] 画面を開きます。
- [アップグレードライセンスのリンク] 画面の右側にアップグレード ライセンスが表示され、左側にアップグレード ライセンスが参照するベース ライセンスが表示されます。アップグレード ライセンスとベース ライセンスの照合は、ツールのバージョンと機能によって自動的に行われます。[Select] リンクをクリックして、2 つのライセンスをリンクします。[Clear] リンクをクリックすると、アップグレード ライセンスとのリンクを解除できます。リンクを解除することで、アップグレード版のツールへの承認されたアクセスが解除されます。
ライセンス パラメーター
ツール | Parasoft ツール (たとえば dotTEST、C++test、SOAtest など)。 |
---|---|
バージョン | バージョン番号にはツールの [バージョン情報] パネルからアクセスできます。 |
アーキテクチャ | ライセンスが割り当てられた正しいアーキテクチャを選択する必要があります (たとえば LINUX2 など。マシン ID の最初の部分です)。 |
有効期限 | Parasoft 製品カスタマー センターから入手した有効期限コードを入力します、これは、ライセンス サーバーが有効期限切れになる日付またはライセンスが有効な期間です。mm/dd/yyyy または mm/dd/yy の書式を使用します。 |
Password | ライセンスのパスワード コード。 |
追加されたライセンスについての情報は Installed Tool Licenses List ページで参照できます。このライセンスについてのエントリは psrc.xml ファイル (ライセンス情報を記録するファイル) に追加されます。psrc.xml ファイルは License Server のインストール ディレクトリにあります。
現在インストールされているライセンスの管理
現在インストールされているすべてのライセンスのリストを表示するには、[Manage Licenses] をクリックします。License Server のホーム画面でライセンス情報を表示することもできます (「ライセンスサーバーの使用」を参照)。
以下のライセンス管理タスクを行うことができます。
- [ツール名] 列のリンクをクリックしてライセンスの詳細情報を表示します。
- [削除] リンクをクリックしてライセンスを削除します。
ライセンスの詳細の表示
ライセンスの詳細を表示するには、[インストール済みツール ライセンスのリスト] にあるツール名のリンクをクリックします (「License Server の使用」も参照)。
- ツール
- マシン ID
- Expiration date
- Tokens (used/available/all) - この行に表示される値は、次のトークン ステータスを示します。
- used ステータスは、組織が所有する Parasoft ツールで現在使用されているトークンの数を示します。
- available ステータスは、組織が所有する Parasoft ツールで使用できるトークンの数を示します。
all ステータスは、インストール済み (購入済み) のライセンス トークンの総数を示します。
- License features - ライセンスで許可されたすべての機能
フィルター メカニズムを使用して、利用可能なライセンス トークンへのアクセスを管理できます。詳細については「ライセンス アクセスのフィルタリング」を参照してください。
フローティング ライセンスの予約
特定のホスト上の特定のユーザーに対して、ライセンス トークンを手動で予約して割り当てることができます。ホストを指定する際は、ツールで指定された形式を使用してください。プラットフォームの違いによって、ツールは異なる形式を使用します。たとえば、1 台のマシンが以下の 3 通りの名前で定義される場合があります。10.9.1.50
, gina
, gina.parasoft.com.pl
.Tokens Usage Details または Licenses Usage Details レポートを確認することで、ユーザー/ホストの形式を検証できます。
- License Server ページを開き、[Manage Licenses] をクリックします。
- ツール名をクリックして、ユーザー名とホスト名を指定します。
- 必要なライセンスの数を指定し、[Add] リンクをクリックします。
License Reserved セクションにユーザー名が表示されます。必要に応じて、選択した予約またはすべての予約を削除できます。
マシンロック ライセンスの管理
マシンロック ライセンスは、ライセンス トークンをマシン ID に 30 日間バインドします。30 日間の予約期間中、他のマシンはこのトークンを要求できません。
マシンロック ライセンスを割り当てるには 2 つの方法があります。
- ツールが利用可能なライセンス トークンを要求するとき、または
- License Server 管理者がトークンをマシン ID に手動で割り当てるとき。
特定のユーザーまたはユーザー グループが要求に応じてトークンを自動的に予約しないようにすることができます。詳細については「ライセンス アクセスのフィルタリング」を参照してください。
マシンロック ライセンスの手動予約
- License Server ページを開き、[Manage Licenses] をクリックします。
- Tool Name 列のライセンス リンクをクリックします。
- [Reserve licenses] セクションに移動します。
マシン ID を指定します。
マシン ID の取得
Parasoft 製品には、マシン ID にアクセスするためのユーティリティが含まれています。詳細については、ご使用のツールのドキュメントを参照してください。
- マシン ID を再度入力して [適用] をクリックします。
マシンロック ライセンス トークンのリリース
30 日間の予約期間の後、ライセンスの詳細ページに [Remove] リンクが表示されます。このリンクをクリックすると、予約を削除し、トークンが他のマシンで使用できるようになります。
ライセンスの削除
- [インストール済みツール ライセンスのリスト] ページで、削除するツール ライセンスの [削除] リンクをクリックします。
- 確認ダイアログが表示されたら、ライセンスを削除することを確認します。
削除したライセンスについての情報が表示されます。License Server のホーム画面からライセンスを削除することもできます。詳細については「License Server の使用」を参照してください。