このセクションの内容

全般

コマンド ラインの使用方法をすばやく参照する方法

-help コマンド ライン オプションを使用します。

dottestcli.exe -help 

プロキシ経由で dotTEST を操作する方法

プロキシ サーバー経由で接続するには、<INSTALL_DIR>/plugins/com.parasoft.xtest.common.vstudio にある parasoft.properties でプロトコル固有のシステム プロパティを設定する必要があります。

たとえば、HTTPS プロトコルを使用する場合、HTTPS 用のシステム プロパティが設定されていることを確認します。最低でも、https.proxySet=truehttps.proxyHost=[hostname]https.proxyPort=[port number] を設定する必要があります。プロキシ サーバーが認証を要求する場合、https.proxyUser および https.proxyPassword プロパティを使用して認証情報を設定できます。

コマンドは次のようになります。

https.proxySet=true
https.proxyHost=proxy.parasoft.com.pl
https.proxyPort=3128
https.proxyUser=username
https.proxyPass=password
また、https.nonProxyHosts プロパティを使用すると、プロキシ経由で接続する必要がないホストを指定できます。

インストール

ZIP ディストリビューションからインストールした後に dotTEST が正しく機能しない場合

Windows のビルトインの unzip ユーティリティでインストール パッケージを展開する場合、Windows が .zip ファイルを信頼できないと見なし、パッケージのコンテンツへのアクセスをブロックすることがあります。これを防ぐには、以下のいずれかの処理を行います。

  • .zip ファイルのプロパティで [ブロックの解除] オプションが有効になっていることを確認します。
  • Windows のビルトインの unzip ユーティリティ以外のソフトウェアを使用して、インストール パッケージの内容を展開します。

レジストリ キーの接頭辞を指定して dotTEST を Visual Studio と統合している場合に失敗したインストールを修正する方法

長い接頭辞を指定すると、Windows のパスの長さの制限によりインストールが失敗する場合があります。dotTEST が正常にインストールされるようにするには、インストール中に短い接頭辞を指定します。

マシン ID が変わってしまうのを防ぐ方法

ネットワーク環境が変わると、マシン ID の計算に使用されるインターフェイスが変わり、結果としてマシン ID が一定でなくなる可能性があります。PARASOFT_SUPPORT_NET_INTERFACES 環境変数を使用すると、安定したインターフェイスを指定し、マシン ID が変化するのを防ぐことができます。

  1. PARASOFT_SUPPORT_NET_INTERFACES 環境変数を作成します。
  2. 変数に安定した Ethernet ネットワーク インスタンスを指定します。仮想インターフェイス、一時インターフェイス、ループバック インターフェイスは使用しないでください。
    - Windows の場合: ネットワーク カードの MAC アドレスを指定します。ipconfig -all コマンドを実行すると、アドレスを取得できます。  例:

    SET PARASOFT_SUPPORT_NET_INTERFACES=00-10-D9-27-AC-85

問題が解決しない場合、PARASOFT_DEBUG_NET_INTERFACES 環境変数を作成して true を指定すると、診断情報を取得できます。テクニカル サポートに送信可能なチェック手順や、マシン ID の計算に使用されているインターフェイスが標準出力に表示されます。マシン ID の計算に使用されているインターフェイスには [SELECTED] という接頭辞が付きます。

テストおよび解析

dotTEST の解析が失敗し、空のレポートが生成される場合

マシンのセットアップによっては、dotTEST に Visual Studio のパスおよびバージョンが提供されず、それが原因で dotTEST がプロジェクトをオープンし解析することができない場合があります。その場合、以下の環境変数を手動で設定する必要があります。

  • SET VSINSTALLDIR=[path to your Visual Studio installation directory]
    例: SET VSINSTALLDIR=C:\Program Files (x86)\Microsoft Visual Studio\2017\Professional
  • SET VISUALSTUDIOVERSION=[version number of your Visual Studio]
    例: VISUALSTUDIOVERSION=15.0

Visual Studio のバージョン番号

製品名バージョン名
Visual Studio 2022 17.0
Visual Studio 201916.0
Visual Studio 201715.0
Visual Studio 201514.0

VSTest で単体テストを実行したとき、api-ms-win-crt-runtime-l1-1-0.dll is missing エラーが発生する

Universal C Runtime in Windows (KB2999226) アップデートをインストールします。アップデートおよびインストールの詳細については https://support.microsoft.com/en-us/help/2999226/update-for-universal-c-runtime-in-windows を参照してください。

ソース管理システムとテスト入力でファイルの名前が違っているためにファイルをテストできない場合

ファイルを適切に処理し、解析するには、 dotTEST がテスト スコープのファイル名 (プロジェクト内のファイル名) とソース管理システムのファイル名を照合できなければなりません。そのため、Git などの大文字と小文字を区別するソース管理システムを使用している場合は、ファイル名の大文字/小文字も同一であることを確認する必要があります。

Razor または Blazor ファイルが解析されない場合

この問題は、ユーザーのプロジェクトが .NET 6.0 以上をターゲットにしているが、追加のメタデータ ファイルが生成されていない場合に発生します。この問題を修正するには、次の操作を行います。

  1. dotnet clean コマンドを使用するか、手動でプロジェクトの bin および obj フォルダーを消去します。
  2. 解析を実行します。

レポート

dotTEST レポートで一部の文字が正しく表示されない場合

Parasoft 製品によって生成されたレポートを使用するには、環境に sans-serif フォントがある必要があります。国別文字などの一部の文字がレポートで正しく表示されない場合は、システムに sans-serif フォントがインストールされていることを確認してください。

IDE での操作

Visual Studio 2017 でライトウェイト ソリューション ロードが有効化されている場合、dotTEST がビルド成果物を発見できない。

デフォルトでは、dotTEST は解析の前にソリューションやプロジェクトをビルドして、.exe ファイルや .dll ファイルなどの必要なビルド成果物を取得しようとします。Visual Studio 2017 でライトウェイト ソリューション ロード オプションが有効化されている場合、dotTEST はソリューションをビルドできません。結果として、必要なビルド成果物が利用できないか、最新の状態でないため、解析が行われなかったり、一部のルールが実行されなかったりする場合があります。この問題を防ぐには、以下のいずれかの操作を行います。

  • ライトウェイト ソリューション ロード オプションを無効にします。
  • dottest.build.builder_id オプションに msbuild を設定して MSBuild にビルドを委譲します。詳細については「ソリューションおよびプロジェクトのビルド」を参照してください。
  • 解析の前にソリューションをビルドし、dottest.build.nobuild オプションに true を設定するか、コマンドライン オプション -nobuild を渡してビルド フェーズをスキップするよう dotTEST を設定します。詳細については「ソリューションおよびプロジェクトのビルド」を参照してください。

起動時に Visual Studio 2017、2019 または 2022 の速度を Parasoft Plugin またはそのコンポーネントが低下させているという通知を受け取る理由

Visual Studio 2017、2019 および 2022 には新しくパフォーマンス管理オプションが導入され、起動時間に影響を与える可能性がある拡張機能をモニターし、管理できるようになりました。結果として、Parasoft Plugin がインストールされていると、Visual Studio の起動時間が長くなったことを示すポップアップ警告が表示される場合があります。ポップアップ ウィンドウで [Manage performance] リンクをクリックして起動時間を確認し、警告の表示を無効にすることができます。

Visual Studio の指摘事項に関連付けられた .aspx ファイルを dotTEST が開けない場合

dotTEST を使用すると、[Findings] ビューで指摘事項をダブルクリックするか、コンテキスト メニューの [Go to] オプションを使用することで、指摘事項に関連付けられたファイルを自動的に開き、関連するコード行に移動できます。

ただし、指摘事項がレポートされるコードが .aspx ファイルにある場合、dotTEST はファイルを開くことができないことがあり、代わりに、対応する .aspx.cs ファイルを開くことがあります。この場合、指摘事項に関連付けられた .aspx ファイルを手動で開き、ルールをトリガーしたコードに移動する必要があります。

Visual Studio 2015 でコード マーカーが表示されない場合

Parasoft DTP Plugin for Visual Studio を再インストールした場合、Visual Studio 2015 のエディターに解析の指摘事項やコード カバレッジを示すコード マーカーが表示されない場合があります。これは、Visual Studio の既知の問題によるものです (詳細については「MEFCache bug breaks text adorments in any package」を参照 )。 

コード マーカーが正しく表示されるようにするには、再インストールまたは Parasoft DTP Plugin をアップデートするたびに Visual Studio MEF キャッシュを消去します。それには、以下の方法があります。

  • MFC キャッシュを自動的に消去する Clear MEF Component Cache 拡張を使用します (ここからダウンロード)
  • キャッシュ ディレクトリを手動で削除します。インストールの方法によって、以下のいずれかの場所にキャッシュディレクトリがあります。
    - デフォルトのオプションでプラグインをインストールした場合: %localappdata%\Microsoft\VisualStudio\14.0\ComponentModelCache
    - インストール時に <SUFFIX> パラメーターを使用して Visual Studio のレジストリ接尾辞を指定した場合: %localappdata%\Microsoft\VisualStudio\14.0<suffix_name>\ComponentModelCache

Parasoft dotTEST と Parasoft C/C++test を同じ Visual Studio にインストールする方法

Parasoft dotTEST および Parasoft C/C++test に付属のインストーラーを実行して Parasoft Plugin をインストールすると、同じ Visual Studio で両方の製品を使用してコードを解析することができます。

  1. どちらかの製品の <INSTALL_DIR>\integration\vstudio に移動し、 Parasoft Plugin インストーラーを実行してウィザードの指示に従います。そうすると、Parasof Plugin がインストールされ、製品のコード解析エンジンが有効化されます。
  2. もう一方の製品の <INSTALL_DIR>\integration\vstudio ディレクトリに移動し、Parasoft Plugin インストーラーを実行します。Parasoft Plugin がすでにインストールされているので、再インストール/削除ウィザードが開きます。[再インストール] を選択してウィザードを続行します。そうすると、もういっぽうの製品のコード解析エンジンが有効化されます。

詳細については「Plugin for Visual Studio」を参照してください。

  • No labels