MSBuild との統合

dotTEST は、MSBuild のビルド スクリプト環境で簡単に dotTEST を実行できるよう、MSBuild との統合をサポートしています。MSBuild スクリプトとの統合は、次のカスタム タスクによって実現されます。

Parasoft.Dottest.MSBuild.Tasks.dll 

タスクをデプロイした後、MSBuild スクリプトで次のコードを使用します。

<Import Project="$(MSBuildExtensionsPath)\Parasoft\Parasoft.Dottest.targets"/> 

	<Target Name="Demo"> 
		<Dottest 
			Configuration="builtin://Demo" 
			Solutions="C:\Devel\FooSolution\FooSolution.sln" 
 			Report="C:\Devel\Report" 
 			Out="C:\Devel\Out.txt" /> 
	</Target>

ターゲット ファイル

MSBuild スクリプトにターゲット ファイルをインポートする必要があります。deploy.exe を使用する場合、次のインポート文を使用できます。

<Import Project="$(MSBuildExtensionsPath)\Parasoft\Parasoft.Dottest.targets"/> 

または、インストール ディレクトリから直接ターゲットをインポートできます。

<Import 
Project="[INSTALL_DIR]\integration\MSBuild\Parasoft.Dottest.targets\Parasoft.Dottest.targets 
"/> 

1 台のマシンで複数の dotTEST を実行している場合、インストール ディレクトリから直接ターゲットをインポートできます。

MSBuild タスク

dotTEST を実行するには、ビルド ファイルで <Dottest> タスクを使用します。以下の引数がサポートされています。

  • Configuration: 解析に使用するコンフィギュレーションを定義します。「テスト コンフィギュレーションの設定」を参照してください。
  • Solutions: 解析対象のソリューションを定義します。「静的解析の実行」を参照してください。
  • Projects: 解析対象のプロジェクトを定義します。「静的解析の実行」を参照してください。
  • Websites : 解析対象の Web サイトを定義します。「静的解析の実行」を参照してください。
  • Resources: 解析対象のリソースを定義します。「テストスコープの設定」を参照してください。
  • Report: レポートのパスを定義します。「結果の参照」を参照してください。
  • Settings: 設定ファイルのパスを定義します。「設定の概要」を参照してください。
  • NoBuild: テスト対象ソリューションまたはプロジェクトのビルドを無効にします。
  • SolutionConfig: ソリューションのビルド アーキテクチャです。「ソリューションおよびプロジェクトのビルド」を参照してください。
  • TargetPlatform: ソリューションのビルド プラットフォームです。「ソリューションおよびプロジェクトのビルド」を参照してください。
  • Out: コンソール出力を保存する場所のパスです。
  • DottestPath: dottestcli.exe ファイルのパスです。このオプションを使用すると、自動検出された dottestcli.exe のパスを上書きできます。1 台のマシンに複数の dotTEST がインストールされているケースに対処するために使用できます。

NAnt との統合

dotTEST は、NAnt のビルド スクリプト環境で簡単に dotTEST を実行できるよう、NAnt との統合をサポートしています。NAnt にタスクをデプロイした後、NAnt スクリプトで次のコードを使用します。

<target name="analyze">  
	<dottest 
		config="builtin://Demo" 
		report="C:\Devel\Report" 
		out="C:\Devel\Out.txt"> 
		<solutions> 
			<include name ="C:\Devel\FooSolution\FooSolution.sln"> 
		</solutions> 
	</dottest> 
</target> 

NAnt タスク ライブラリのロード

NAnt スクリプトとの統合は、次のカスタム NAnt タスクによって実現されます。

Parasoft.Dottest.NAnt.Tasks.dll.


NAnt スクリプトが dotTEST タスクを検出できるよう、NAnt.exe と同じディレクトリにこのライブラリを置く必要があります。または、<loadtasks> を使用します。<loadtasks> は 1 台のマシンで複数の dotTEST を実行している場合に便利です。

<project name="sampleProject" default="test"> 
	<target name="test"> 
		<loadtasks> 
			<fileset> 
				<include 
name="[INSTALL_DIR]\integration\NAnt\Parasoft.Dottest.NAnt.Tasks.dll" /> 
			</fileset> 
		</loadtasks> 
	</target>
</project>

NAnt タスクでサポートされる引数 

  • config: 解析に使用するコンフィギュレーションを定義します。「テスト コンフィギュレーションの設定」を参照してください。
  • solutions: 解析対象のソリューションを定義します。複数のソリューションを解析する場合、ANT 形式のワイルドカードを使用し、セミコロンで区切られたリストを指定できます。

    <dottest config="builtin://Demo" solutions="C:\Devel\FooSolution\FooSolution.sln;C:\Devel\Bar\**\*.sln" />

    <solutions> 要素の内側に ANT 形式のワイルドカードを使用した <include> 要素をネストすることもできます。 

    <dottest config="builtin://Demo" > 
    	<solutions> 
    		<include name="C:\Devel\FooSolution\FooSolution.sln"> 
    		<include name="C:\Devel\Bar\**\*.sln"> 
    	</solutions> 
    </dottest>

    静的解析の実行」を参照してください。

  • projects: 解析対象のプロジェクトを定義します。複数のプロジェクトを解析する場合、ANT 形式のワイルドカードを使用し、セミコロンで区切られたリストを指定できます。

    <dottest config="builtin://Demo" projects="C:\Devel\FooProjects\Qux\Qux.csproj;C:\Devel\BarProjects\**\*.csproj" /> 

    <projects> 要素の内側に ANT 形式のワイルドカードを使用した <include> 要素をネストすることもできます。

    <dottest config="builtin://Demo" > 
    	<projects> 
    		<include name="C:\Devel\Foo\Qux\Qux.csproj"> 
    		<include name="C:\Devel\Bar\**\*.csproj"> 
    	</projects> 
    </dottest>

    静的解析の実行」を参照してください。

  • websites : 解析対象の Web サイトを定義します。複数のWeb サイトを解析する場合、ANT 形式のワイルドカードを使用し、セミコロンで区切られたリストを指定できます。

    <dottest config="builtin://Demo" websites="C:\Devel\Foo\WebSite;C:\Devel\Bar\*.WebSite" /> 

    <websites> 要素の内側に ANT 形式のワイルドカードを使用した <include> 要素をネストすることもできます。

    <dottest config="builtin://Demo" > 
    	<websites> 
    		<include name="C:\Foo\WebSite"> 
    		<include name="C:\Bar\*.WebSite"> 
    	</websites>
    </dottest>  

    静的解析の実行」を参照してください。

  • resources: 解析対象のリソースを定義します。複数のリソースへのパスはセミコロンで区切ります。

    <dottest config="builtin://Demo" resources="Foo/Bar/Baz;Foo/Qux/Garply" > 

    <resources> 要素の内側にパスを指す <res> 要素をネストすることもできます。

     <dottest config="builtin://Demo"> 
    	... 
    	<resources> 
    		<res name="Foo/Bar/Baz" /> 
    		<res name="Foo/Qux/Garply" /> 
    	</resources> 
    </dottest> 

    テストスコープの設定」を参照してください。

  • report: レポートのパスを定義します。

    <dottest 
    	config="builtin://Demo" 
    	report="C:\Foo\Report" > 
    	... 
    </dottest>

    結果の参照」を参照してください。

  • settings: 設定ファイルのパスを指定します。 

    <dottest
    	config="builtin://Demo" 
    	settings="C:\Foo\settings.properties" >
    </dottest>

    設定の概要」を参照してください。

  • nobuild: テスト対象ソリューションまたはプロジェクトのビルドを無効にします。

    <dottest 
    	config="builtin://Demo" 
    	nobuild="true" >
    	. . . 
    </dottest>
  • solutionConfig: ソリューションのビルド アーキテクチャです。「ソリューションおよびプロジェクトのビルド」を参照してください。
  • targetPlatform: ソリューションのビルド プラットフォームです。「ソリューションおよびプロジェクトのビルド」を参照してください。
  • Out: コンソール出力を保存する場所のパスです。
  • DottestPath: dottestcli.exe ファイルのパスです。このオプションを使用すると、自動検出された dottestcli.exe のパスを上書きできます。1 台のマシンに複数の dotTEST がインストールされているケースに対処するために使用できます。


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