このセクションの内容

local.storage.dir

解析の関連データ (一時データ、データ キャッシュなど) を保存する場所を指定します。

設定可能な値

[path]データが保存されるフォルダーへのパスです。

使用例

次の設定は、データを temp フォルダーに保存します。

local.storage.dir=C:\\parasoft\\temp


console.verbosity.level

解析時にコンソールに出力される詳細の情報量を指定します。 

設定可能な値

lowエラーおよび現在のステップの名前とステータス (done、failed、up-todate)についての基本情報を表示します。
normal(デフォルト値) low 設定の内容に加えて、テストと解析の最中にレポートされた問題およびコマンド ラインも表示します。
highnormal 設定の内容に加えて、警告も表示します。

使用例

次の設定は、実行に関する最も詳細な情報を出力します。

console.verbosity.level=high

関連情報


parallel.mode

どの並行処理モードをアクティブにするかを決定します。CI 環境でのビルド スケジュールに従って、テストや解析の実行を最適化する場合などに、この設定を使用します。

設定可能な値

disabled利用できる CPU の中から 1 個だけを使用します。
auto(デフォルト値)ツールが並行処理の設定をコントロールします。
manualニーズに合わせて並行処理の設定をユーザーが手動で行うことができます。

使用例

次の設定は、並行処理を無効化します。

parallel.mode=disabled

関連情報


parallel.no_memory_limit

この設定は、並列処理で消費されるメモリの制限の有効/無効を指定します。

設定可能な値

true並行処理に利用されるメモリに、追加の制限をかけません。
false(デフォルト値)並行処理に利用されるメモリは制限されます。

使用例

次の設定は、並列処理に利用されるメモリを制限しない (システムの制限範囲内で) ことを指定します。

parallel.no_memory_limit=true

関連情報


parallel.free_memory_limit

「アプリケーションで利用できるメモリ全体」に占める「低メモリ状況でキープしておく空きメモリの大きさ」の割合をパーセント値で指定します。

設定可能な値

[percentage]

アプリケーションが使用できる合計メモリのパーセント値です。デフォルトは 25 です。

使用例

次の設定では、アプリケーションの総メモリの 30% を他のプロセスが利用できます。

parallel.free_memory_limit=30


parallel.max_threads

同時に実行できる並行スレッドの最大数を指定します。際の並行スレッドの数は、CPU の数、利用できるメモリ、およびライセンス設定に基づいて決定されます。

設定可能な値

[number]

同時に実行できる並行スレッドの最大数です。 デフォルト値は CPU の数と同じです。

使用例

次の設定では、2 つの平行スレッドを同時実行できます。

parallel.max_threads=2



file.encoding.mode

ファイル エンコーディングの指定方法を定義します。

設定可能な値

defaultシステム プロパティを使用します。
autofile.encoding.lang プロパティで指定された東アジア言語のエンコーディングの自動検出を有効にします。
userfile.encoding.name プロパティを使って、明示的にエンコーディング名を指定します。

使用例

次の設定は、システム設定に基いてファイル エンコーディングを有効にします。

file.encoding.mode=default


file.encoding.lang

ファイル エンコーディングを自動的に検出する言語を指定します。file.encoding.mode プロパティを auto に設定する必要があります。

設定可能な値

1Japanese
2Chinese
3Simplified Chinese
4Traditional Chinese
5Korean

使用例

次の設定は、日本語のエンコーディングを有効にします。

file.encoding.mode=auto
file.encoding.lang=1


file.encoding.name

システム設定とは異なるエンコーディング名を指定します。file.encoding.mode プロパティを user に設定する必要があります。

設定可能な値

[encoding name]

エンコーディング名です。例: ASCII-US, UTF-8, UTF-16, UTF-16LE, UTF-16BE

使用例

次の設定は、UTF-16 エンコーディングを有効にします。

file.encoding.mode=user
file.encoding.name=UTF-16


settings.validation

設定の検証を有効化/無効化します。

設定可能な値

true(デフォルト値) 設定書式のエラーがレポートされます。
false設定書式のエラーはレポートされません。

使用例

次の設定は、設定書式のエラーのレポートを無効にします。

settings.validation=false


settings.rules.file.dottest

設定の検証のための追加ルールがあるファイルへのパスを指定します。このファイルは、.properties 形式に従う必要があり、有効な値を指定する必要があります (パターンの詳細については「使用例」を参照)。

設定可能な値

[path]設定の検証のための追加ルールを含むファイルへのパス

使用例

次の設定は、new_setting_rules.properties ファイルを指します。

settings.rules.file.dottest=C:\\parasoft\\jtest\\new_setting_rules.properties

このファイルの設定内容は次のようになります。

 engine.path=$ANY
engine.enabled=$BOOLEAN
engine.analysis.deep=$INTEGER
engine.severity.limit=$REGEXP{[1-5]}
engine.verbosity.level=$REGEXP_IC{(low)|(normal)|(high)}



dottest.build.nobuild

テスト対象ソリューションまたはプロジェクトのビルドを有効化/無効化します。このオプションを有効にすると、解析時にビルド フェーズがスキップされます。 

設定可能な値

true解析時にビルド フェーズがスキップされます。
false(デフォルト値)テスト対象ソリューションまたはプロジェクトはビルドされます。

使用例

次の設定は、プロジェクト/ソリューションのビルドを無効化します。

dottest.build.nobuild=true


dottest.build.builder_id

dotTEST で解析を行う前にソリューションやプロジェクトをビルドするのに使用するビルダーを指定します。

設定可能な値

dotnetソリューションとプロジェクトは .NET Core SDK でビルドされます。
msbuild

ソリューションとプロジェクトは MSBuild でビルドされます。

visualstudio

ソリューションとプロジェクトは Visual Studio でビルドされます。

使用例

次の設定は、解析前に MSBuild を使用してソリューションおよびプロジェクトをビルドします。

dottest.build.builder_id=msbuild

関連情報

dottest.build.dotnet_path

この設定は、.NET Core SDK の実行可能ファイルへのパスを指定します。

設定可能な値

[path]

システム上の dotnet.exe へのパス。

使用例

dottest.build.dotnet_path=C\:\\dotnet\\dotnet.exe

dottest.package.restore_timeout

ビルド フェーズの前にパッケージを復元する際のタイムアウト値を指定します。

設定可能な値

[time in seconds]パッケージを復元する際のタイムアウトです。デフォルト値は 360 です。

関連情報

parasoft.user

指摘事項や DTP に送信されるデータなどの Parasoft の成果物と関連付けられるカスタム ユーザー名を指定します。

設定可能な値

[name]カスタム ユーザー名です。

使用例

次の設定は、システムで設定されたローカル ユーザー名をカスタム名「T12」で上書きします。

parasoft.user=T12



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