はじめに
DTPに接続すると、次のことが可能になります:
- ネットワーク ライセンスを取得する。
- テスト コンフィギュレーション、静的解析ルール、プロジェクト設定の共有など、チームにおける作業の連携機能を拡張する。
- DTP から指摘事項をインポートする。
- 一元管理されたデータベースにローカルの解析結果をレポートする1。
1 ローカルの解析を DTP にレポートするには、.properties ファイルで DTP のレポート設定を行う必要があります。「DTP への結果の送信とソース コードのパブリッシュ」を参照してください。
詳細については「Parasoft Development Testing ワークフロー」を参照してください。
DTP サーバーへの接続の設定
DTP Server に接続するには、次の操作を行います。
IDE の [Parasoft] メニューをクリックし、 [オプション] をクリックします。
- [DTP] を選択します。
[有効化] チェックボックスをオンにし、DTP Server の情報を入力します。
[接続のテスト] をクリックして接続を検証することができます。- [プロジェクト] エリアで [構成] をクリックし、DTP に格納されたプロジェクトを選択します。このプロジェクトに関連付けられた設定を取り出すことができるほか、このプロジェクトに関連付けられた指摘事項をインポートすることができます (「静的解析の指摘事項のインポート」で説明)。
- [適用] をクリックして設定を保存します。
DTP Server は自動的にライセンスを設定します ( ステップ 2 を参照)。
Parasoft Development Testing ワークフロー
Parasoft DTP は、開発中のソフトウェアをテストおよび解析するためのライセンスおよび共有資産を提供することに加えて、Parasoft ツール、サードパーティの解析ツール、およびバグ トラッキング システムや要件トラッキング システムなどの外部システムからデータ ポイントを収集してマージします。DTP はデータを集約して優先順位を付けるほか、ユーザーが開発プロセスを最適化するのに役立つその他の解析を行います。DTP を使用すると、複数のチームをまたぐ SDLC 全体に一貫して品質プラクティスを適用できます。 次の図は、一般的なワークフローを表しています。 Parasoft ツールにはビルド ツール (Maven、Ant、Gradle、MS Build、make など) との統合用プラグインが付属しています。これらの統合プラグインを使用すると、自動化されたビルド プロセスおよび継続的インテグレーション (CI) の一環として自動的に コードを解析し、データを DTP に送信できます。 解析ツールの実行中、コードに関する大量の詳細データが取得されます。このデータは「観測結果」と呼ばれます。観測結果は、静的解析違反や単体テストの失敗などのコード品質データであったり、コードの作成者、スコープ、ソース管理システムの場所などの背景的な情報であったりします。 観測結果が DTP に送信されると、「指摘事項」に変換されてデータベースに格納されます。指摘事項は、観測結果を分析、標準化、集計し、対応可能なデータに変換したものです。 DTP から優先順位やフィルターされた指摘事項を直接 IDE にインポートし、問題に対処できます。 開発者がコードをソース管理システムにチェックインしなおすと、継続的インテグレーション プロセスが変更を検知し、ワークフローが繰り返されます。これにより、確実に欠陥を検出し、修正のコストが大幅に高くなる開発プロセスの後工程でバグが発生するのを防ぐことができます。 Parasoft ツールとビルドの統合
観測結果の取得
データを指摘事項に変換
DTP の指摘事項を開発者のデスクトップにインポートする
サイクルの継続