このセクションでは、カバレッジ アドバイザーを使用してコード カバレッジを増加させる方法を説明します。

はじめに

C/C++test のカバレッジ アドバイザーは、C および C++ プロジェクトのコード カバレッジの増加を容易にするためのソリューションです。カバレッジ アドバイザーは、コードを解析し、未カバーの行をカバーするにはどのようなテストをセットアップすればよいかに関するソリューションの選択肢を表示することで、コード カバレッジの不足部分を埋めるためのガイダンスを提供します。必要な依存関係および事前条件がカバレッジ アドバイザー ビューに表示されます。

ライセンス

カバレッジ アドバイザーを利用するには、Coverage Advisor ライセンス機能を有効にする必要があります。

テスト ケースの事前条件の計算

エディターで行を右クリックし、コンテキスト メニューの [Parasoft] > [カバレッジ アドバイザーで表示] をクリックします。  カバレッジ アドバイザー ビューが開き、選択された行をカバーするために利用可能なソリューションの情報を表示します。複数のソリューションがある場合、もっとも容易なソリューションが最初に表示されます。

カバレッジ ソリューションには、以下の情報が含まれます。

  • 必要な依存関係 - 選択された行をカバーするためにカスタマイズする必要がある依存関係です。これには、関数パラメーター、外部関数の呼び出し、グローバル変数、ローカル変数、クラス メンバーなどが含まれます。
  • 事前条件 - 選択された行をカバーするために必要な依存関係が満たすべき条件です。事前条件をクリックすると、関連するコード行に移動します。
  • 期待されるカバレッジ - すべての事前条件が満たされた場合にカバーされるコード行です。

各ソリューションの隣にあるクリップボード ボタン をクリックすると、ソリューション データをクリップボードにコピーできます。

関連項目

  • ユーザー定義テスト ケースの追加 - テスト ケース エディターまたはテスト ケース ウィザードを使用してテスト ケースを作成する方法を知る。カバレッジ アドバイザーが算出したデータを実践的に利用するのに役立ちます。
  • スタブ コールバックの使用 - テスト ケース固有のスタブ動作を設定する方法を知る。コード カバレッジを効果的に増加させるのに役立ちます。
  • カバレッジ情報の参照 - C++test を使ったテスト実行からカバレッジ情報を取得する方法を知る。カバレッジ データを解析し、どのテスト ケースがカバーされた要素に関連しているかを理解するのに役立ちます。
  • No labels