このセクションでは、C/C++test で使用できる変数の定義について説明します。

一般的な変数

以下の変数は、レポート、E-mail、Parasoft DTP、ライセンスの設定などの一般的な目的に使用できます。(warning) なお、セッション タグの値にコロン (:) を使用することはできません。

analysis_type

$ example: ${analysis_type}

有効な解析タイプのカンマ区切りリストを出力します (例: Static, Generation, Execution)。レポート設定と Email 設定にだけ使用できます。

config_name

$ example: ${config_name}

実行されたテスト コンフィギュレーション名を出力します。レポート設定と Email 設定にだけ使用できます。例:

dtp_project

例: $dtp_project}

テスト対象プロジェクトに対応する DTP プロジェクトの名前を出力します。

env_var

例: ${env_var:HOME}

コロンの後に指定された環境変数の値を出力します。

general_project

例: ${general_project}

結果がリンクされる DTP の一般的なプロジェクトの名前を出力します。

project_name

例: ${project_name}

テスト対象プロジェクトの名前を出力します。複数のプロジェクトを入力として渡した場合、この変数は「テスト対象プロジェクト名...」と出力します。

project_loc

例: ${project_loc}

テスト対象プロジェクトの場所を出力します。

solution_name

例: ${solution_name}

テスト対象 Visual Studio ソリューションの名前を出力します。複数のソリューションを入力として渡した場合、この変数は「テスト対象ソリューション名...」と出力します。

solution_loc

例: ${solution_loc}

テスト対象 Visual Studio ソリューションの場所を出力します。

time

例: ${time:yyyy-MM-dd-HH.mm}

現在時刻を出力します。デフォルトの書式は yyyy-MM-dd です。上記の例のように、書式をカスタマイズできます。

tool_name

例: ${tool_name}

Parasoft 製品の名前を出力します (例: C++test)。

workspace_name

例: ${workspace_name}Visual Studio のソリューション名を出力します。例えば、 report.mail.subject=Scanner Results for ${workspace_name} は "Scanner Results for solutionAccoun1.sln" などのように展開されます。

resource_loc

例: ${resource_loc:<RESOURCE_PATH>} 

指定されたプロジェクト リソースの場所を出力します。この変数は、適用できる設定でプロジェクト リソースを参照するために使用します。たとえば、リンクされたディレクトリがあるプロジェクトの make 実行ディレクトリや VC 6.0 プロジェクトの .dsp ファイルのパスなどを参照できます。ワークスペースに登録されているとおりのプロジェクト相対論理パスをしていします。

ビルド関連変数

${CPPTEST_SCAN}

この変数は オプションが指定された形で、C++test のオプション抽出ユーティリティとして自動的に初期化されます。C++test がビルド コマンドを実行する環境で設定します。プロジェクト プロパティの [Parasoft] > [C++test] > [ビルド] オプションで Makefile ベースのプロジェクトを構成するときに、ビルド コマンドラインで使用します。C/C++test で make スクリプトまたはビルド スクリプトを実行する場合に、スクリプト中で直接このオプションを使用して、コンパイラ/リンカーを置き換えることができます。

${cpptest:original_options}

ビルドの情報またはプロジェクト ファイルの読み取り (Visual Studio または MULTI) か ら収集された、オリジナル プロジェクト (テスト対象プロジェクト) のオプション。プロジェクト プロパティまたはファイル プロパティのコンパイラ/リンカー オプションで使用 されます。

${cpptest:project_lib_files}

Visual Studio のプロジェクト定義またはソリューション定義から収集された依存ライブラ リ。プロジェクト プロパティまたはファイル プロパティのコンパイラ/リンカー オプションで使用 されます。

テスト スイート ファイルの変数

キー

  • file = テスト対象関数が定義されているソース/ヘッダー ファイル
  • source file = テスト対象関数が定義されているコンパイル単位を定義するソース ファイル

また、次の変数を使用してテスト コンフィギュレーションの [生成] > [テスト スイート] タブの [テスト スイート出力ファイルとレイアウト] オプションを設定できます。

  • ${test_ext} - テスト スイート ファイルの C/C++test 固有の拡張子 (.cpp)
  • ${file_name} - ファイル名
  • ${file_base_name} - 拡張子なしのファイル名
  • ${file_ext} - ファイル拡張子
  • ${file_loc} - ファイルの場所
  • ${file_loc_rel} - ファイルの場所 (プロジェクト ルートからの相対パス)
  • ${file_uid} - ファイルの一意な識別子
  • ${function_name} - テスト対象の関数名
  • ${function_uid} - テスト対象関数の一意な識別子 (関数のシグニチャ/マングル名からハッシュ コード計算された識別子)

その他の変数

一時ファイルのための変数

${cpptest:testware_loc} - C/C++test 一時ファイルの場所使用される場所:

  • テスト実行作業ディレクトリ
  • テスト実行フローのカスタマイズ用 XML

構成ファイルのための変数

${cpptest:cfg_dir} - C/C++test コンフィギュレーション ファイルの場所使用される場所:

  • テスト実行フローのカスタマイズ用 XML
  • スタブ ファイルの場所
  • プロジェクト/ファイル プロパティのコンパイラ/リンカー オプション

自動生成スタブのための変数

${cpptest:auto-stubs} - 自動生成スタブ ファイルの場所。この変数は、テスト コンフィギュレーションの [実行] > [シンボル] タブの [自動生成スタブ出力先] の値をポイントします。[ 次の場所で発見され たファイルのシンボルも使用] フィールドに ${cpptest:auto-stubs} 変数を追加すれば、[自動生成スタブ出力先] にあるスタブが使用されます。 スタブが生成されるディレクトリとスタブが取得されるディレクトリを簡単に同期させることができます。

使用される場所:

  • スタブ ファイルの場所 -- スタブを生成するテスト コンフィギュレーションについてのみ

コンテキスト固有スタブのための変数

  • ${ctx_name} - テストされるコンテキスト ファイルの名前。たとえば foo.cpp
  • ${ctx_base_name} - テストされるコンテキスト ファイルのベース名。たとえば foo
  • ${ctx_ext} - テストされるコンテキスト ファイルの拡張子。たとえば cpp
  • ${ctx_loc_rel} - テストされるコンテキスト ファイルのプロジェクトに依存する場所。たとえばsrc/subdir

使用される場所:

  • ファイル スコープのテスト コンフィギュレーションにおいて: スタブ ファイルの場所・・・[プロジェクト内の他のファイルのシンボルを使用] および 自動生成スタブの場所 ・・・[自動生成スタブ出力先]
  • No labels