テストの生成

テストケースを生成するには、次の操作を行います。

テスト生成用のテストコンフィギュレーションを実行します (たとえば [Parasoft] > [テストの実行] > [ビルトイン] > [Unit Testing] > [Generate Unit Tests] など)。

テスト用実行モジュールのビルド

サポートされるほとんどのターゲット/プラットフォームにおいて、テスト用実行モジュールのビルドプロセスは適切な "Run..." テストフローの一部に過ぎません。

個別の [Build...] テストコンフィギュレーションおよび関連するテストフローを用意するのが便利なケースはほとんどありません。一般的に、使用するプラットフォームで推奨される手法に従うのが最善の方法です。完全な "ビルド、実行、結果の読み取り" フローが標準的に提供されているプラットフォームの場合、特別なケースでのみ個別のビルド用テストコンフィギュレーションを使用してください。たとえば、実行可能ファイルからターゲットへの自動ロードがサポートされない場合や、静的なカバレッジデータ (テスト用実行モジュールのビルド中に収集されるデータ。モジュールは実行しない) だけが必要な場合です。

そのようなテストコンフィギュレーションは、オリジナルまたはユーザー定義のテストコンフィギュレーションのテストフローからビルド部分を取り除くことで作成できることがあります。多くの場合、ビルトインテストコンフィギュレーションをニーズに合わせて変更し、独自の新しいテストコンフィギュレーションを作成する必要があります。また、オリジナルのビルトインテストコンフィギュレーションを単純に使用できる場合もあります。

以下の方法でテスト用実行モジュールをビルドすることができます。

[ビルトイン] > [Embedded Systems] > (プラットフォーム) > [Run...] テストコンフィギュレーションを選択します (その後の実行が容認可能であると推定)。
[ビルトイン] > [Embedded Systems] > (プラットフォーム) > [Build...] テストコンフィギュレーションを選択します。
[ビルトイン] > [Unit Testing] > [Build Test Executable] テストコンフィギュレーションを選択します (適用できる場合)。
ユーザー定義のテストコンフィギュレーションを実行します。
オリジナルのテストフローからビルド部分のフローを削除したユーザー定義のテストコンフィギュレーションを実行します。

テストフローの詳細とその変更方法については「テスト実行フローのカスタマイズ」を参照してください。

重要なインストゥルメント設定について

ビルドプロセスおよびそれに続く実行は、テストコンフィギュレーションの [実行] タブで設定できるインストゥルメント機能に大きく影響されます (「テスト設定の微調整」を参照)。組込みソリューションでは、特定のソース (たとえば起動コードや中断処理コードがあるソース) のインストゥルメントを無効化するのが多くの場合に便利であり、ときには必須であることもあります。この無効化は、プロジェクトツリーで右クリックメニューの [Parasoft] > [C/C++test] > [実行の設定] から設定できる場合があります (詳細については「実行の設定 ( ファイルレベルのみ) 」を参照)。

テスト用実行モジュールの実行と結果の参照

テスト実行フローがテスト用実行モジュールをターゲットデバイスに自動的にデプロイしない場合は、テスト用実行モジュールを起動し、GUI に結果を読み込んで表示します。必要なアクションを手動で行う必要があります。

ファイル通信チャネルを介してテスト結果を読み込んで表示するためのヒント：

[Utilities] > [Load Test Results (File)] テストコンフィギュレーションは、デフォルトのテスト実行フローによって、ファイル通信チャネルを介してテスト結果を収集します。特に指定しない限り、このテストコンフィギュレーションは ${cpptest:testware_loc} 中にログがあると想定します。必要に応じて、この場所は、C/C++test GUI からアクセスできるファイルシステム上の任意の場所に変更できます。
ホストからログファイルに確実にアクセスできるようにしてください。そのために、C/C++test GUI からアクセスできる場所にログファイルを手動で転送するか、または転送が自動的に行われるよう、テストコンフィギュレーションのテスト実行フローをカスタマイズすることができます。

ソケット通信チャネルを介してテスト結果を読み込んで表示するためのヒント：

[Utilities] > [Load Test Results (Sockets)] テストコンフィギュレーションは、TCP/IP ソケットを介して送られるテスト結果を直ちに収集します。このテストコンフィギュレーションは Java ユーティリティプログラムを起動してテスト結果をリッスンしキャプチャします。正しいホスト IP アドレスとポート番号を使用するよう、このテストコンフィギュレーションのテスト実行フローのカスタマイズが必要なことがあります。
[Utilities] > [Load Test Results (Sockets)]テストコンフィギュレーションは、テスト用実行モジュールより先に実行する必要があります。

「Cannot find test log file. ...failed」メッセージについて

このメッセージが表示された場合、次の理由が考えられます。 1) テスト用実行モジュールが正しく実行しなかった 2) あるべきはずの場所に、テストログファイルがなかった。2 番目の理由の場合、テストログファイルをあるべき場所に移動するか、または実際の場所を指すように設定を変更する必要があります。

テストケースのデバッグ

さまざまな組込み開発環境でのデバッグ

一部の組込み環境では、C/C++test で直接テストケースをデバッグできます。テストケースのデバッグには 2 種類のモードがあります。内部モードと外部組込みモードです。テストケースのデバッグを C/C++test が直接サポートしない環境の場合、(もしあれば) 環境によって提供される、外部でビルドされた実行モジュールのためのデバッグ手法を利用し、対象のテストケースに手動でブレークポイントを設定する必要があります。使用している環境でのテストケースデバッグを C/C++test が直接サポートしているかどうかについては、その環境に対応する章を参照してください。

特定の組込み環境向けビルトインテストコンフィギュレーションを利用し、必要に応じて変更することを強く推奨します。操作手順については「デバッガーを使ったテスト実行」を参照してください。

内部デバッグモードを有効化する

特定の組込み環境向けビルトインテストコンフィギュレーションを複製し、[ユーザー定義] カテゴリの下にある複製したテストコンフィギュレーションを選択します。
[実行] > [実行時] タブをクリックし、[デバッガーでテストを実行する(*)] チェックボックスをオンにします。
[Eclipse の内部的なデバッガーとデバッグ構成を使用する] を選択していることを確認します。

詳細については「内部デバッガーモードでのデバッグ」を参照してください。

外部組込みデバッグモード

テストコンフィギュレーションを変更して外部ネイティブモードに切り替えることができます。このモードは、ネイティブアプリケーションのデバッグのためにだけ使用されます。外部ネイティブモードに切り替えた後、テストフローを修正して外部組込みデバッグモードを有効化する必要があります。

特定の組込み環境向けビルトインテストコンフィギュレーションを複製し、[ユーザー定義] カテゴリの下にある複製したテストコンフィギュレーションを選択します。
[実行] > [実行時] タブをクリックし、[デバッガーでテストを実行する(*)] チェックボックスをオンにします。
[外部のデバッガーを使用] を選択します。このモードはネイティブアプリケーションのデバッグのためにだけ使用されます。
テストフローを変更して外部組込みデバッグモードを有効化します。このモードは、テストフローの変更によってのみ選択できます。操作手順については「外部組込みデバッグモードの選択」を参照してください。

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Running the Test and Reviewing Results