このセクションでは、複数のユーザーが 1 つの C/C++test を利用できるようにする方法を説明します。
はじめに
Eclipse の各インスタンスは、作成したものを構成フォルダーに書き込みます。Ecipse と C/C++test の複数のインスタンスが並列実行している場合、データの破損が起こる可能性があります。マルチ ユーザー インストールをサポートするために、Eclipse には構成領域を初期化するための様々な方法が用意されています。
このセクションでは、複数ユーザー インストールの 2 つの方法を説明します。1 つは共有マスター コンフィギュレーションで、もう 1 つはユーザー固有のコンフィギュレーションです。構成の共有は、C/C++test のマルチ ユーザー インストールのために推奨する方法です。追加情報については Eclipse のドキュメントを参照してください。
構成の共有 (推奨)
構成を共有する場合、ユーザーはインストール領域とマスター構成領域の両方を共有します。構成を共有する場合、システム管理者はマスター構成 (通常はインストール ディレクトリ内) を 初期化し、インストール領域とマスター領域を読み取り専用にします。この場合、ユーザーは C/C++test に新しいコンポーネントをインストールできません。
デフォルトでは、共有のインストール ディレクトリからユーザーが Eclipse を実行する場合、自動的に Eclipse が次の場所にユーザーごとのローカルな構成領域を作成します: <HOME>/.eclipse/<VERSION>。マスター構成が完全に初期化されている場合、ユーザーのプライベートな構成領域には重要なデータは何もありません。
- 管理者が C/C++test をインストールします。
管理者が C/C++test を起動してマスター構成領域を初期化します。
管理者が次の場所にある config.ini ファイルに新しいエントリを追加します。
- スタンドアロン版 C/C++test の場合:<CPPTEST_INSTALL_DIR>/ide/eclipse/configuration
- プラグインとしてインストールされた C/C++test の場合:<ECLIPSE_INSTALL_DIR>/configurationconfig.ini[email protected]/<Eclipse configuration directory>
管理者が config.ini ファイルの次のエントリを変更します。
スタンドアロン版 C/C++test の場合config.inieclipse.p2.data.area=<CPPTEST_INSTALL_DIR>/ide/eclipse/p2
プラグインとしてインストールされた C/C++test の場合
config.inieclipse.p2.data.area=<ECLIPSE_INSTALL_DIR>/p2
- ユーザーが通常どおり C/C++test を起動します。
ユーザー固有の構成
インストールを共有する場合、1 つのインストール領域を多くの読み取り専用権限を持つユーザーが共有します。ユーザーはそれぞれ独自のローカルな構成ディレクトリを持ちます。この場合、ユーザーは C/C++test に新しいコンポーネントをインストールできます。
- 管理者が C/C++test をインストールします。
管理者が次の場所にある config.ini ファイルに新しいエントリを追加します。
- スタンドアロン版 C/C++test の場合:<CPPTEST_INSTALL_DIR>/ide/eclipse/configuration
- プラグインとしてインストールされた C/C++test の場合:<ECLIPSE_INSTALL_DIR>/configurationconfig.ini[email protected]/<Eclipse configuration directory>
ユーザーが
-initializeスイッチを指定して C/C++test を起動し、新しいユーザー固有の Eclipse 構成領域を初期化します。cpptest -initialize
上記のコマンドは C/C++test を起動しません。
- ユーザーが通常どおり C/C++test を起動します。
