C/C++test スタンドアロン版とプラグインとしてインストールされた C/C++test の両方で、Renesas High-performance Embedded Workshop (HEW) と C/C++test を連携して使用することができます。特別な統合は必要ありません。
HEW プロジェクトのサポートには、開発環境との完全な統合は含まれませんが、以下のことが可能です。
- HEW コンパイラのサポートを利用して C/C++test プロジェクトがコンパイラを利用できるようにする
- C/C++test のワークスペースに HEW プロジェクトをインポートする
サポートの概要
C/C++test は High-performance Embedded Workshop 4 をサポートします。
サポート対象コンパイラ
サポート対象コンパイラについては「コンパイラ」を参照してください。
既知の制限事項
Renesas SuperH RISC Engine
テスト実行モジュールに含まれる実行時テスト機能によっては、準備されたテスト バイナリが元のアプリケーションよりはるかに大きくなる場合があります。リソースの限られた環境では、利用可能なプログラム メモリの容量の問題が発生することがあります。プログラム実行中のヒープおよびスタック メモリ使用量の増加についても、同様の制限があります。この問題を解決するには、プログラムのメモリ配置を変更し、利用可能なスタック/ヒープのサイズを変更しなければならない場合があります。
自動的にスタブを構成するには、最終的なプログラムをリンクしたときに使われるライブラリの情報をスキャンする必要があります。 C/C++test はライブラリから C++ シンボルを読み取ることができません。そのため、見つからないシンボルが誤ってレポートされることがあります。
コマンドライン処理に関する既知のコンパイラの制限事項のために、C/C++test はワークスペースの場所あるいは C/C++test インストール ディレクトリについて '(' と ')' を含むパスをサポートしません。
要件
C/C++test 自体には標準の規則が適用されます。C/C++test スタンドアロン版の場合、拡張は必要ありません。CDT (C++ Development Tools) はすでに含まれています。Eclipse プラグイン版の場合は、CDT 拡張も Eclipse にインストールする必要があります。詳細については「インストール」および「ライセンス」を参照してください。
Renesas HEW コンパイラを使ってテストを実行するには、環境からコンパイラにアクセスできるようにする必要があります。 以下の操作手順では、環境変数の設定を簡単にするために、Renesas High-performance Embedded Workshop のインストール ディレクトリにある以下の *.bat ファイルを使用します。
Renesas のディストリビューション | *.bat ファイルのディレクトリ |
---|---|
Renesas SuperH RISC engine (v9.04) | Tools\Renesas\Sh\9_4_0\shv9400env.bat |
- Windows コマンドライン ウィンドウを開き、.bat ファイルを実行します。
- 同じコマンドライン ウィンドウから C/C++test を実行します。