ここでいう Makefile とは、Tornado プロジェクトをビルドするときに Tornado 環境が生成する Makefile のことです。この Makefile は、Tornado プロジェクト ファイル中のデータを使ってテンプレートから生成されます。したがって、このオプション ソースを使用する場合、オプションを変更した後に Tornado プロジェクトを再ビルドすることが重要です。そうしないと、オプションが C++test で更新されません。多くの点で、このオプション ソースの使用方法は他の Makefile ベースの C++test プロジェクトの使用方法に似ています。詳細については 「ビルド システムのオプションを使用 」 を参照してください。
このオプション ソースを使用するには、C++test のプロパティ設定ダイアログで、 [ビルド設定] の [オプション ソース] ドロップダウンから [ビルド システムのオプションを使用] を選択します。( ビルド設定の画面を表示するには、プロジェクト ノードを右クリックしてショートカット メニューの [プロパティ] をクリックします。そして、左側のリストから [Parasoft] > [C++test] > [ビルド設定] を選択します。)
Tornado が make ターゲットを呼び出す方法のために、ユーザーはいずれかのTornado プロジェクトの "Rules" を [ビルド コマンドライン] に追加する必要があります。詳細については 「手動によるプロジェクトの作成」を参照してください。
[コンパイラ設定] > [リンカー] フィールドで、選択したコンパイラの種類に対応するコンパイラのドライバーの実行ファイル名を必ず指定してください (たとえば wregcs-2.9/VxSim に対して ccsimpc )。その理由は、Tornado 生成の Makefile から抽出されるリンク オプションをドライバーから渡す準備をするためです。
Makefile ベースの構成は非常に一般的な構成であるため、Tornado が生成した Makefile を使用する必要はありません。代わりに、カスタマイズした Makefile を作成してユーザーが自分でコンパイルとリンクを管理できます。このように、どの Tornado プロジェクトとも同期しないため、Tornado コンパイラのテストでの使用を中止した場合、 Tornado がサポートする領域から完全に外れることになります。