ほとんどの場合、 Lauterbach TRACE32 を使ってテストを実行するために特別な C/C++test プロジェクトの構成は必要ありません。TRACE32 を使ったテストに必要な C/C++test ランタイム ライブラリの唯一の要素は FDX 通信プロトコルの実装です。
次のマクロを定義することによって、C++test ランタイム ライブラリ中で FDX 通信チャンネルがアクティベートされます。
- "CPPTEST_USE_LAUTERBACH_FDX_COMMUNICATION" - FDX チャンネルを有効化します。
- "CPPTEST_FDX_TC", "CPPTEST_FDX_PPC", or "CPPTEST_FDX_ARM" - TriCore、PowerPC、または ARM アーキテクチャについて、それぞれ FDX 通信チャンネルのハードウェア固有レイヤーを選択します。
これらのマクロは、 C++test ランタイム ライブラリの非標準ビルドを準備する場合にだけ使用するべきです。
すでに定義された CPPTEST_USE_LAUTERBACH_FDX_COMMUNICATION マクロを使ってランタイム ライブラリをビルドするステップを含む TRACE32 用テスト コンフィギュレーションを使用する場合、これらのマクロを指定する必要はありません。FDX 通信チャンネルのプラットフォーム依存するレイヤーを選択するためのマクロは、<CPPTEST_INSTALL_DIR>/bin/engine/runtime/include/config
にあるコンパイラ構成ヘッダー ファイルで定義されています。