C++test では、コマンドライン インターフェイスから 「マネージャー レポート」と「開発者レポート」の 2 種類のレポートを作成できます。GUI から生成されるレポートは、マネージャー レポートに似ています。適切な場合は開発者レポートにリンクします。
なお、このセクションでは一般的なレポートの内容について説明します。レポートの内容の詳細は、レポート設定、テスト コンフィギュレーション、および検出されたエラーによって異なります。
このセクションの内容:
マネージャー レポート
マネージャー レポートは、チーム メンバー全員の結果をカバーします。マネージャー レポートのトップには、テストの日付と時刻、および使用されたテスト コンフィギュレーションの名前が表示されます。
ヘッダー/ナビゲーション バー
ヘッダー/ナビゲーション バーの左上のセルは、テストの日付と時刻を表示します。残りのセル (メトリクス (メトリクスの計測が実行された場合)、静的解析、テスト生成、テスト実行) は、それぞれのレポート セクションにリンクしています。
静的解析
「静的解析」のセクションには、次の情報が表示されます。
- 「静的解析」のトレンド グラフには、プロジェクト中のコード行の総数、静的解析でチェックされたプロジェクト コードの行数、および発見された静的解析タスクの数が時間の経過につれてどのように推移したかが表示されます。このグラフは、
-publishteamserver
コマンドを指定してコマンドラインから実行したテストについてだけ作成されます。 - 一番上の表には、静的解析の結果についての概要が表示されます。静的解析タスクの総数、チェックされたファイルの数、プロジェクト ファイルの総数、チェックされたコードの行数、およびプロジェクト中のコード行の総数がレポートされます。静的解析の実行にかかった合計時間もレポートされます。
- 「すべてのタスク カテゴリごと」の表には、ルール カテゴリおよび静的解析ルールごとに、レポートされたタスクの数が表示されます。タスクは「カテゴリ」または「重要度」でソートできます。ソート基準を変更するには、「カテゴリ」または「重要度」のリンクをクリックします。
- 「作成者」の表には、各開発者に責任があるタスクの数が表示されます。抑制されたタスク、前回と今回のタスク数の差分、タスクの総数、および推奨されるタスクがレポートされます。 作成者名をクリックすると、その作成者の開発者レポートの「静的解析」セクションが表示されます (詳細については 「開発者レポート」を参照してください)。
- 名前が緑色で表示されている場合、その作成者には「推奨される静的解析タスク」がありません。「推奨されるタスク」は、C++test によって選定された、1 日につきチーム メンバーがレビューして対応するべき静的解析タスクです。「推奨されるタスク」の数は、テスト コンフィギュレーションの [ゴール] タブで設定されたタスク数の制限に基づいて決定されます。詳細については、「[ゴール] タブ - エラー レポートと解決ターゲットを定義する」および「タスクの割り当てとコード作成者の設定」を参照してください。
- 夜間や毎週など、定期的にテストを実行している場合、この表には作成者ごとの「タスク合計の差分」もレポートされます。たとえば +2 や -5 のように、前回のテスト実行と比較して、タスク合計での変更がレポートされます。
- 「タスク」のセクションには、レポートされたタスクごとに詳細情報が表示されます。
- 「チェックされたファイル (詳細)」のセクションには、チェックされたすべてのファイルが表示されます。ファイルごとに、ルール違反の数と抑制された違反メッセージの数が表示されます。ファイル中に違反があった場合、違反が発生した行番号、違反のルール名とルール ID も表示されます。
- 「アクティブなルール」 のセクションには、テスト時に有効に設定されていたすべてのルールの名前と ID が表示されます。
メトリクス
[メトリクス] セクションには、メトリクス解析の結果が表示されます。赤は、規定の範囲を超えたメトリクスを表します。テスト コンフィギュレーションの [静的] > [メトリクス] タブの [レポートにメトリクス統計値を表示する] チェックボックスがオンの場合にだけ、[メトリクス] セクションが表示されます。
テスト生成
「テスト生成」セクションには次の情報が表示されます。
- 一番上の表には、テスト生成の結果についての概要が表示されます。チェックされたファイルの数、テスト ファイルの数、および生成されたテスト ケースの数がレポートされます。テスト ケースの生成にかかった総時間もレポートされます。
- 「作成者」の表には、コードの作成者ごとに、担当したコードで生成されたテスト ケースの数が表示されます。特定の作成者について、生成されたテスト ケースの詳細を参照するには、その作成者の名前をクリックします。開発者レポートの「テスト ケース生成」セクションが表示されます。詳細については 「開発者レポート」を参照してください。C++test でのコード作成者の決定の詳細については、『Parasoft Test ユーザーズ ガイド』の「Parasoft Test の設定」>「タスクの割り当てとコード作成者の設定」を参照してください。
- 夜間や毎週など、定期的にテストを実行している場合、この表には作成者ごとの「タスク合計の差分」もレポートされます。たとえば +2 や -5 のように、前回のテスト実行と比較して、タスク合計での変更がレポートされます。
- 夜間や毎週など、定期的にテストを実行している場合、この表には作成者ごとの「タスク合計の差分」もレポートされます。たとえば +2 や -5 のように、前回のテスト実行と比較して、タスク合計での変更がレポートされます。
テスト実行
「テスト実行」セクションには次の情報が表示されます。
- 「テスト実行タスク」のトレンド グラフは、時間の経過につれて単体テスト タスク (問題、未検証の失敗/例外、未検証の結果) がどのように推移したかを追跡します。このグラフは、
-publishteamserver
コマンドを指定してコマンドラインから実行したテストについてだけ作成されます。
- 一番上の表には、すべてのテストの実行結果の概要が表示されます。問題、未検証の失敗/例外、未検証の結果、テスト クラス、テスト済みクラス、テスト済みメソッド、および実行されたテスト ケースの数がレポートされます。なお、「未検証の結果」は成功したテスト ケースと見なされます。
- 「すべてのタスク」の表には、カテゴリごとの単体テスト タスクの数が表示されます。
- 「作成者」の表には、作成者ごとに責任がある単体テスト タスクの数が表示されます。特定の作成者の単体テスト タスクの詳細を参照するには、その作成者の名前をクリックします。開発者レポートの「テスト ケース実行」セクションが表示されます ( 詳細については 「開発者レポート」を参照してください)。
- 名前が緑色で表示されている場合、その作成者には「推奨される単体テスト タスク」がないことを意味します。「推奨されるタスク」は、C++test によって選定された、1 日につきチーム メンバーがレビューして対応するべき単体テスト タスクです。「推奨されるタスク」の数は、テスト コンフィギュレーションの [ゴール] タブで設定されたタスク数の上限に基づいて決定されます。詳細については「[ゴール] タブ - エラー レポートと解決ターゲットを定義する」および「 タスクの割り当てとコード作成者の設定」 を参照してください。
- 夜間や毎週など、定期的にテストを実行している場合、この表には作成者ごとの「タスク合計の差分」もレポートされます。たとえば +2 や -5 のように、前回のテスト実行と比較して、タスク合計での変更がレポートされます。
- 「タスク」のセクションには、レポートされたタスクごとに詳細情報が表示されます。
- カバレッジ トレンド グラフは、テスト カバレッジが時間の経過につれてどのように推移したかを追跡します。このグラフは、
-publishteamserver
コマンドを指定してコマンドラインから実行したテストについてだけ作成されます。
- 「カバレッジ サマリ」の表には、基本的なテスト カバレッジ統計が表示されます。ツリー中の [+] アイコンをクリックすると、詳しい情報が表示されます。コード行ごとのカバレッジが表示されたソース コードのレポートを参照するには、[詳細レポート] リンクをクリックします。
- 実行されたタスクの詳細のセクションには、実行されたすべてのテスト ケースとその結果 (成功または失敗) が表示されます。テスト スイートごとに、テスト ケースの総数と成功したテスト ケースの数が表示されます。適切なオプションが選択された場合、テスト ケースに加えて、課題トラッキングのタグの詳細、および動的な詳細と動的な詳細が表示されます。これには、成功/失敗したアサーション パラメーターとレポート API からのコメントが含まれます。
Team Server レポート リンク
このレポートだけでなく、Team Server 上にある他のレポートを直接参照することができます。Team Server 上のレポートでは、すべてのリンク (たとえば「カテゴリ」へのリンクなど) がアクティブです。電子メールで送信されるレポートでは、すべてのリンクがアクティブではありません。したがって、電子メールで送信されたレポートの詳細を参照する場合は、Team Server レポート リンクから Team Server 上のレポートにアクセスすることを推奨します。
開発者レポート
開発者レポートは、その開発者に責任がある結果だけをカバーします。C++test でのタスクの割り当ての詳細については、「タスクの割り当てとコード作成者の設定」を参照してください。
通常、開発者レポートは次のセクションから構成されます。
ヘッダー/ナビゲーション バー
ヘッダー/ナビゲーション バーの左上のセルは、テストの日付と時刻を表示します。残りのセル (メトリクス (メトリクスの計測が実行された場合)、静的解析、テスト生成、テスト実行) は、それぞれのレポート セクションにリンクしています。
静的解析
「静的解析」セクションには、次の情報が表示されます。
- 「静的解析」のトレンド グラフには、発見された静的解析タスクの数が時間の経過につれてどのように推移したかが表示されます。 このグラフは、-publishteamserver コマンドを指定してコマンドラインから実行したテストについてだけ作成されます。
- 「静的解析」セクションの一番上には、詳細情報として、テスト コンフィギュレーションで設定された静的解析ゴール、抑制された静的解析タスク、発見された静的解析タスクの総数、開発者の「推奨されるタスク」の数がレポートされます。「推奨されるタスク」は、C++test によって選定された、1 日につき開発者がレビューして対応するべき静的解析タスクです。「推奨されるタスク」の数は、テスト コンフィギュレーションの [ゴール] タブで設定されたタスク数の制限に基づいて決定されます。詳細については 「[ゴール] タブ - エラー レポートと解決ターゲットを定義する」を参照してください。なお、1 人の 開発者あたりのタスク数をテスト コンフィギュレーションで制限していない場合、発見されたすべてのタスクがレポートされます。
- 「すべての推奨されるタスク カテゴリごと」の表には、推奨される静的解析タスクの詳細情報が表示されます。ルール カテゴリおよび静的解析ルールごとに、レポートされたタスクの数が表示されます。タスクは「カテゴリ」または「重要度」でソートできます。ソート基準を変更するには、「カテゴリ」または「重要度」のリンクをクリックしてください。
- 「本日達成すべき推奨されるタスク」の表には、推奨される静的解析タスクの詳細が表示されます。タスクはファイルごとに表示されます。
テスト実行
テスト実行のセクションには、次の情報が表示されます。
- 「テスト実行」のトレンド グラフは、単体テスト タスク (問題、未検証の失敗/例外、未検証の結果) がどのように推移したかを追跡します。このグラフは、
-publishteamserver
コマンドを指定してコマンドラインから実行したテストについてだけ作成されます。 - 「テスト実行」セクションの一番上には、詳細情報として、テスト コンフィギュレーションで設定された単体テストのゴール、発見された単体テスト タスクの総数、作成者の「推奨されるタスク」の数がレポートされます。「推奨されるタスク」は、C++test によって選定された、1 日につき開発者がレビューして対応するべき単体テスト タスクです。「推奨されるタスク」の数は、テスト コンフィギュレーションの [ゴール] タブで設定されたタスク数の上限に基づいて決定されます。詳細については 「[ゴール] タブ - エラー レポートと解決ターゲットを定義する」を参照してください。なお、1 人の開発者あたりのタスク数をテスト コンフィギュレーションで制限していない場合、発見されたすべてのタスクがレポートされます。
- 「すべての推奨されるタスク」の表には、 推奨される単体テスト タスクについての詳細情報が表示されます。カテゴリごとにレポートされたタスクの総数が表示されます。
- 「本日達成すべき推奨されるタスク」の表には、推奨される単体テスト タスクについての詳細情報が表示されます。タスクはファイルごとに表示されます。
- 「Distribution of Total Tasks」の表には、割り当てられたすべての単体テスト タスクについての詳細情報が表示されます。タスクの合計がカテゴリごとに表示されます。
- 「タスク合計」の表には、割り当てられたすべての単体テスト タスクについての詳細情報が表示されます。ファイルごとにタスクが表示されます。
Team Server レポート リンク
このレポートだけでなく、Team Server 上にある他のレポートを直接参照できます。Team Server 上のレポートでは、すべてのリンク (たとえば「カテゴリ」へのリンクなど) がアクティブです。しかし、電子メールで送信されるレポートでは、すべてのリンクがアクティブではありません。したがって、電子メールで送信されたレポートの詳細を参照する場合は、Team Server レポート リンクから Team Server 上のレポートにアクセスすることを推奨します。
テスト実行の詳細レポート
通常のレポートにリンクされた追加のテスト実行の詳細レポートを生成できます。テストが完了した後、[レポートの生成] をクリックします (「レポートの生成」を参照)。メインのレポートの下部にある [追加のレポート] セクションの [テスト実行の詳細] 列にテスト実行の詳細 レポートへのリンクが表示されます。
HTML レポートは相対リンク パスを使用するため、レポートを別の場所に移動してもリンクは有効です。
テスト実行の詳細レポートには、以下の情報が含まれます。
テスト対象ファイル
テスト ハーネスのビルドに使用されたツールチェーン
追加の設定ファイル
テスト スイート
テスト ケース (テスト ケースの定義およびテスト ケース実行ログ セクションを含む)
テスト実行の詳細レポートの生成を有効にする方法については、「レポートの生成」を参照してください。