.properties ファイルの設定を変更することで、レポートをカスタマイズできます (「設定の概要」を参照)。このセクションでは、レポート設定の例を説明します。レポートをカスタマイズするための完全な設定の一覧については「レポート設定」を参照してください。

レポートの出力場所の指定

解析時にレポートの出力ディレクトリを指定するには、report.location プロパティを使用します。例:

report.location=[path/to/location]

-report をスイッチを使用して HTML レポートの場所を変更することもできます。例:

cpptestcli -report /home/reports/html

レポートのフォーマットの指定

デフォルトでは、HTML レポートが生成されます。report.format プロパティを設定すると、指定されたディレクトリに PDF レポートやカスタム拡張を使用したレポートを生成できます。例:

report.format=pdf

.csv レポートの生成

  1. プロジェクトが C/C++test によって解析済みであり、cpptest.bdf ファイル (前述を参照) が存在することを確認します。
  2. 空の構成ファイル (csv.properties) を作成し、次の行を追加します。

    cpptest.report.csv.enabled=true
  3. コード解析を実行し、-settings スイッチを使用して構成ファイルを指定します。

    cpptestcli -config "builtin://Recommended Rules" -compiler gcc_9-64 -settings csv.properties -input cpptest.bdf

C/C++test は以下のタスクを実行します。

  1. 解析を実行します。
  2. 結果を出力コンソールにレポートします
  3. 追加で report.csv 結果ファイルを作成します。


カスタム レポート フォーマットのサポート

結果のフォーマットを指定するカスタム XSL トランスフォーマーを構築することで、ローカルで生成されるレポートおよび E-mail で送信されるレポートをカスタマイズできます。たとえば、カスタム トランスフォーマーを使用すると、内部的なセキュリティ ポリシーへの準拠を証明するのに必要な書式にデータをマッピングできます。

カスタム レポート フォーマットを指定するには、次の操作を行います。

  1. 1.XML データを変換する方法を指定する XSL ファイルを作成します。
  2. XSL ファイルの場所を指定します。また、.property ファイルで以下を設定し、結果ファイルに割り当てる拡張子を指定します。
    report.format=custom
    report.custom.xsl.file=<path to the XSL file>
    report.custom.extension=<extension of the resulting file>

    IDE から解析を行う場合、XSL ファイルの場所および結果ファイルの拡張子は、レポート設定ページで指定できます (「レポートの生成」を参照)。

利用可能なパラメーター

カスタム XSL ファイルで以下のパラメーターを使用できます。

パラメーター説明
report_type=disk_report|email_report生成されるレポートを E-mail で送信するか、ローカル ディスク ドライブに保存するかを指定します。 
test_params

このレポートを生成する製品の起動時に使用されたコマンド ライン例:

cpptestcli: -config dtp://xtest-static.properties -localsettings /home/nightly/localsettings.properties -publish -report /home/nightly/reports/report.html -resource myproject -dtp.autoconfig [email protected]:8080

test_config_name

レポート生成時に実行されたテスト コンフィギュレーション名
例: Recommended Rules

output_dir=[dir]

レポートが作成されるディレクトリ。このパラメーターは、開発者レポートの作成に使用できます。

例: <xsl:value-of select="concat($output_dir,$dev_reports_prefix,$authid,'.csv')"/> 

rules_dir_path=[path]

ルール ドキュメントが保存されているディレクトリ。ルール ポップアップ/リンクの生成に使用できます。

例: <xsl:value-of select="concat('javascript:openWin(',$qt,$rules_dir_path,$id,'.html',$qt,')')"/> 

suppr_msgs=true|falsereport.suppressed_msgs オプションの値。詳細は「レポート設定」を参照してください。
dev_errors=true|falsereport.developer_errors オプションの値。詳細は「レポート設定」を参照してください。
dev_reports=true|falsereport.developer_report オプションの値。詳細は「レポート設定」を参照してください。
show_active_rules=true|falsereport.active_rules オプションの値。詳細は「レポート設定」を参照してください。
associations=true|falsereport.associations オプションの値。詳細は「レポート設定」を参照してください。
dev_reports_prefix=[prefix]

開発者レポート名を作成するための接頭辞

例: <xsl:value-of select="concat($output_dir,$dev_reports_prefix,$authid,'.csv')"/>

attachments=true|falsereport.mail.attachments オプションの値。詳細は「レポート設定」を参照してください。
authors_details=true|falsereport.authors_details オプションの値。詳細は「レポート設定」を参照してください。
contexts_details=true|falsereport.contexts_details オプションの値。詳細は「レポート設定」を参照してください。
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