このページは、cpptestcli
のコマンド ライン オプションの一覧です。
テスト コンフィギュレーションの設定
-config <config_url>
解析に使用するテスト コンフィギュレーションです。オプションの後にビルトイン、ユーザー定義、または DTP に格納されたチーム コンフィギュレーションを指定します。例:
cpptestcli -config "builtin://MISRA C"
cpptestcli -config "user://My_Config"
cpptestcli -config "dtp://New_Rules"
-listconfigs
利用可能なテスト コンフィギュレーションの一覧を出力します。-config
オプションに渡すことができる有効なテスト コンフィギュレーションの名前を取得するのに使用できます。
詳細については「テスト コンフィギュレーションの設定」を参照してください。
コンパイラの設定
-compiler <name|path>
コード解析およびインストゥルメントで使用するコンパイラ コンフィギュレーション名を指定します。コンパイラ コンフィギュレーション名は、サポート対象コンパイラ名のいずれかである必要があります。サポート対象コンパイラについては「サポート対象コンパイラ」を参照するか、-list-compilers
オプションを使用してください。
-list-compilers
サポート対象のすべてのコンパイラ コンフィギュレーション名を出力します。-compiler
オプションに渡すことができる有効なコンパイラの名前を取得するのに使用できます。
-detect-compiler
コンパイラ コマンド (パス付きまたはパスなしで指定した実行モジュール名) を基にコンパイラを検出します。セミコロンで区切られたコンパイラ コマンドのリストを指定し、このオプションを使用すると、-compiler
オプションに渡すことができる有効なコンパイラ ID を取得できます。例:
-detect-compiler gcc
入力スコープの設定
-trace <build command>
ビルド プロセスを開始し、テイスト対象ファイルをコンパイルするビルド コマンドを指定します。ビルド プロセスに関する情報およびビルド中に収集された入力スコープ データが cpptest.bdf
ファイルに保存されます。C/C++test 固有のオプションは -trace
の前に指定する必要があります。-trace
から後ろの値は、すべてビルド コマンドとして解釈されます。例:
cpptestcli -config
"builtin://Recommended Rules"
-compiler gcc_9-64 -trace make clean all
-input <build data file|project file>
入力スコープを収集するため、既存のビルド データ ファイル (.bdf) または別のプロジェクト定義ファイルへのパスを指定します。
ビルド データ ファイル: -trace
オプションを指定するか、スタンドアロンの cpptestscan
または cpptesttrace
ユーティリティを使用すると、ビルド データ ファイルを作成できます。詳細は「静的解析の実行」を参照してください。
プロジェクト定義ファイル: C/C++ は次のファイル タイプをサポートしています。
- Microsoft Visual Studio のプロジェクトおよびソリューション (.vcproj, .vcxproj, .sln)Microsoft Visual Studio プロジェクトまたはソリューションを指定する際、次のようにデータを収集する構成とプラットフォームを指定することもできます。 <PROJECT_FILE>@<設定>|<プラットフォーム>
- Cmake ビルド システムで生成された JSONフォーマットのファイル (.json)
例:
-input cpptest.bdf
-input MyProject.vcproj
-input MySolution.sln
-input "MySolution.sln@Release|Win32"
-input compile_commands.json
-- <compile command>
コンパイル コマンドから入力スコープを収集するためのスイッチです。コンパイル コマンドが完全であり、コンパイラ実行モジュール、コンパイラ フラグ、ソース ファイルを含んでいることを確認してください。
C/C++test 固有のオプションは、--
switch の前に指定する必要があります。--
スイッチから後ろの値は、すべてビルド コマンドとして解釈されます。例:
cpptestcli -config
"builtin://Recommended Rules"
-compiler gcc_9-64 -- gcc -I include Bank.cxx
-module [<module name>=]<module root directory>
モジュールのルート ディレクトリを指定し、ディレクトリとルートを関連づけます。モジュール名が指定されていない場合、C/C++test はディレクトリ名をモジュール名として使用します。
このオプションを使用すると、.bdf ファイルに含まれる C/C++test ファイルのモジュール構造を定義できます。
- 指定されたモジュールのルート ディレクトリ (またはそのサブディレクトリ) に配置されたソース ファイルは、関連付けられたモジュールに所属します。
- 指定されたモジュールのルート ディレクトリ (またはそのサブディレクトリ) に配置されたヘッダー ファイルは、関連付けられたモジュールに所属します。
- テスト対象ソースにインクルードされたヘッダー ファイルは、ソース ファイルと同じモジュールに所属している場合にだけテストされます。
このオプションを複数回使用して、複数のモジュールを定義できます。たとえば、1 つの .bdf に含まれているファイルを複数の異なるモジュールに分割できます。
このオプションは、Microsoft Visual Studio のプロジェクト/ソリューション (.vcproj, .vcxproj, .sln) ではサポートされていません。
例:
-module MyProject=/home/project/src
-module ../Module1
-module .
-resource <path|file name>
このオプションは、入力スコープを絞り込みます。以下のいずれかを指定できます。
- ファイルへのパス – 選択されたファイルをテストする場合
- ディレクトリへのパス – 選択されたディレクトリに含まれるファイルをテストする場合
- ファイル名 - 指定された名前に一致するファイルだけを手嘘tする場合
- 解析するリソースをリストアップした
.lst
ファイルへのパス (ファイルの各行は単一のエントリとして扱われます)
例:
-resource /home/cpptest/examples/ATM/ATM.cxx
-resource /home/cpptest/examples/ATM
-resource ATM.cxx
-resource c:/resource.lst
-include <絶対パス> および -exclude <絶対パス>
指定されたパターンに一致するファイルをインストゥルメントのスコープに含めたり、スコープから除外します。このオプションは複数回指定できます。最終的なフィルタリングは、すべての include/exclude を指定された順序で適用した結果によって決まります。
ファイルへの絶対パスを指定します (ワイルドカードとして *
を使用できます)。例:
-include /home/project/src/ATM.cxx
-exclude /home/project/src/*.cxx
-exclude /home/project/MyExcludes.lst
.lst
ファイルでパターンのリストを指定し、-include
または -exclude
スイッチでファイルを渡すことができます。ファイル内の各行は、1 個のエントリとして扱われます。
テスト スコープ設定の詳細については「テストスコープの設定」を参照してください。レポート
-report <path>
レポートが作成されるディレクトリへのパスを指定します。
-publish
結果を DTP に送信します。「DTP への結果の送信とソース コードのパブリッシュ」を参照してください。
コンフィギュレーションのカスタマイズ
-settings <path>, -localsettings <path>, and -ls <path>
カスタマイズされた設定を含む .properties カスタム ファイルへのパスを指定します。フォーマットは key=value
です (例: report.format=pdf
)。このオプションを複数回使用して、複数の .properties ファイルを指定できます。同じキーのエントリは上書きされます。例:-settings Project1Config.properties
-property <key>=<value>
このオプションを使用すると、直接コマンドラインで 1 個の設定を指定できます。 次の形式を使用します: key=value
。
このオプションを複数回使用して、同じコマンドラインで複数の設定を指定できます。同じキーを持つエントリは上書きされます。例:
-property session.tag=sa_linux -property report.dtp.publish=true -property techsupport.create.on.exit=true
-showsettings
現在の設定とカスタマイズの内容を出力します。
-psrc <path|name>
Parasoft サポートから指示された詳細設定を指定します。例:
-psrc advanced_options.psrc
指定できるオプションの一覧は「設定リファレンス」を参照してください。
その他のオプション
-machineId
マシン ID を出力します。
-encodepass <your password>
.properties 設定ファイルで使用可能な暗号化されたパスワードを出力します。
-workspace <path>
解析およびインストゥルメント時に使用するワークスペースのディレクトリを指定します。ワークスペースの場所は、C/C++test のデータ ファイル (cpptest.bdf
など) やインクリメンタル データ ディレクトリ (.cpptest
) を格納するのに使用されます。このオプションが指定されていない場合、C/C++test は作業ディレクトリを格納ディレクトリとして使用します。例:
-workspace /home/qa/workspace_for_project1
ワークスペースごとに C/C++test のインスタンスを 1 つだけ実行できます。
-showdetails
コンソールの詳細度を上げて、進行状況の詳細を表示します。
-quiet
コンソールの詳細度を下げて、基本的な情報だけを表示します。
-fail
指摘事項またはセットアップの問題がレポートされた場合、ゼロ以外の終了コードを返し、コマンドを失敗させます (プロセスが失敗したときに返される終了コードについては「コマンドラインの終了コード」を参照してください)。
-version
使用している Parasoft ツールのバージョンに関する情報を出力します。
-help
コマンドラインヘルプを出力します。