Eclipse では、リンクされたリソースのパス接頭辞として使用できる、特別なパス変数を定義できます。あるリソースがパス変数を使用する場合、そのリソースはパス変数に相対であり、リソースのパスはパス変数の値に相対です。パス変数の名前は固有であり、パス変数の値はリソースのパス接頭辞になります。

Tornado プロジェクトのインポート ウィザード を使用すると、パス変数を作成して初期化し、リンクされたフォルダーを指定できます。この機能を利用するには、[リンクされたフォルダーを使用して .wpj プロジェクトのコンテンツをインクルード] および [パス変数を使用してリンクされたフォルダーの場所を決定] を有効にする必要があります。また、変数には固有な名前を付ける必要があります。デフォルトは DEVEL_ROOT_DIR です。

インポートするプロジェクトが決定すると、インポート ウィザードはすべての対象プロジェクト中のすべてのリンクされたフォルダーについて、絶対パスの共通ルート ディレクトリを計算します。計算された値がパス変数の初期値として使用されます。ユーザーは必要に応じてこの値を変更できます。絶対パスの共通ルート ディレクトリを計算できない場合には (たとえば 2 つのリンクされたフォルダー パスがそれぞれ異なるドライブを指している場合などには)、値は空の値を使って初期化されます。ユーザーは、値を手動で入力するか、パス変数を使用しないという選択をする必要があります。インポートが終了すると、パス変数が作成されます。リンクされたフォルダーが、作成されたパス変数を実際に使用するかどうかは、その絶対パスがパス変数の値で開始しているかどうかによります。

ヒント - リンクされたリソースがパス変数を使用しているかどうかを確認するには

特定のリンクされたリソースがパス変数を使用しているかどうかを確認するには、リンクされたリソースの [プロパティー] ダイアログを開いて [情報] ページを表示します。[Resolved location] プロパティが定義されている場合、リソースは [ロケーション] プロパティで指定されたパス変数を使用しています。  

Eclipse でパス変数を管理するには、[ウィンドウ] メニューの [設定] をクリックして [一般] > [ワークスペース] > [リンクされたリソース] を選択し、[リンクされたリソース] ページで変数を追加、編集、削除します。

パス変数の詳細については Eclipse のドキュメントを参照してください。

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