C++test スタンドアロン版および Eclipse 版は、Texas Instruments Code Composer Studio v3.1 および 3.3 と共に使うことができます。特別な統合作業は必要ありません。
C++test と Texas Instruments Code Composer Studio開発環境は、実際には「統合」されるわけではありません。C++test のビルトイン コンフィギュレーションは、Texas Instruments Code Composer Studioのコンパイラ セットをサポートしています。そのため、C++test プロジェクトから Texas Instruments Code Composer Studio のコンパイラを使用することができ、また Texas Instruments Code Composer Studioプロジェクト全体を C++test のワークスペースにインポートすることができます。
サポートの概要
以下のコンパイラ/環境がサポートされています。
- Texas Instruments Code Composer Studio 3.1 および 3.3 (Windows にホストされたもの)
- TMS320C6x C/C++ Compiler v6.0.8
- TMS320C6x C/C++ Compiler v5.1.0 (静的解析のみ)
- TMS320C2000 C/C++ Compiler v4.1.0 (静的解析のみ)
Code Composer v4
C++test は Code Composer Studio v4 もサポートします。詳細については「Texas Instruments Code Composer Studio (Eclipse) プラグイン」を参照してください。
Texas Instruments Code Composer プロジェクトのテストを容易にする以下のコンポーネントが用意されています。
- コンパイラ コンフィギュレーション
- TI TMS320C2000 C/C++ Compiler v4.1
- TI TMS320C6x C/C++ Compiler v5.1
- TI TMS320C6x C/C++ Compiler v6.0
- オプションのソース: CCS プロジェクトのオプションを使用
- プロジェクト インポート ウィザード: Code Composer Studio プロジェクトのインポート
- CLI/バッチ プロジェクト インポーター: "-ccs" オプション
- ランタイム ライブラリのビルド用 Make コンフィギュレーション
- テスト コンフィギュレーション
- Run TI CCS 3.x Application with Memory Monitoring
- Run TI CCS 3.x Tests
- テスト コンフィギュレーションに関連付けられたテスト フロー。テスト結果の読み込みが組込まれています。
Run Unit Tests on TI Code Composer 3.x (license required)
Run TI Code Composer 3.x Application with Memory Monitoring (license required)
要件
コンパイラ実行可能ファイルを実行できるよう、適切な環境をセットアップする必要があります。Code Composer のディストリビューションに付属している DosRun .bat ファイルを使用して環境をセットアップすることを推奨します。通常 DosRun .bat ファイルは、Code Composer のインストール ディレクトリにあります。
既知の制限事項
テスト実行可能ファイルに含める実行時テスト機能によっては、準備されるテスト バイナリのサイズが元のアプリケーションに較べて非常に大きくなる場合があります。リソースの限られた環境では、利用可能なプログラム メモリの容量の問題が発生することがあります。プログラム実行中のヒープおよびスタック メモリ使用量の増加についても、同様の制限があります。この問題を解決するには、プログラムのメモリ配置を変更し、利用可能なスタック/ヒープのサイズを変更しなければならない場合があります。