このセクションでは、C++test で使用できる変数の定義について説明します。

全般

${workspace_loc-}  ワークスペースの場所。この場所はワークスペース・ランチャーに表示されます。ワークス ペース・ランチャーを表示するには、[ ファイル] メニューの [ ワークス ペース] をクリックします。
  • ${project_loc-}  テスト対象プロジェクトの場所。

    プロジェクトの場所を確認するには、プロジェクトを右クリックしてショートカット メ ニューの [ プロパティー] をクリックし、[ リソース] をクリックします。 [ロケーション] フィールドに場所が表示されます。

  • ${project_name-}  テスト対象プロジェクトの名前。

  • ${resource_loc:<RESOURCE_PATH>-}  指定のプロジェクト リソースの場所。この変数は、特定のプロジェクト リソースを参照す るために使用します。たとえば、リンクされたディレクトリがあるプロジェクトの make 実 行ディレクトリや VC 6.0 プロジェクトの .dsp のパスなどです。resource_loc 変数を使っ て、ワークスペースでプロジェクトが登録されるときのプロジェクトの論理パスを指定しま す。

    プロジェクトの場所を確認するには、プロジェクトを右クリックしてショートカット メ ニューの [ プロパティー] をクリックし、[ リソース] をクリックします。[ パス] は ${resource_loc:<RESOURCE_PATH>}変数の <RESOURCE_PATH>に対応します。た とえば [ パス] が /ATM_linked_src の場合、変数は ${resource_loc:/ATM_linked_src}です。下位レベルのリソースの場合、<RESOURCE_PATH> もそれに伴い変わります。

  • ${env_var:<ENV_VAR_NAME>-}  指定の環境変数の値。この変数は、物理的なファイルの場所を判断するユーザー環境から環 境変数を参照するために使用できます。最も一般的な例をあげると、プロジェクトの場所のルートは環境変数です。
  • ${<ENV_VAR_NAME>-}  指定の環境変数の値。この値は、ディスクの場所を除き、すべてのコンポーネントのために 使用できます。
  • ${CPPTEST_SCAN-}  オプションが指定された形で、C++test のオプション抽出ユーティリティとして自動的に 初期化されます。C++test がビルド コマンドを実行する環境で設定します。プロジェクト プロパティの [Parasoft] > [C++test] > [ ビルド] オプションでMakefile ベースのプロジェクトを構成するときに、ビルド コマンドラインで使用します。C++test で make スク リプトまたはビルド スクリプトを実行する場合に、スクリプト中で直接このオプションを使 用して、コンパイラ/ リンカーを置き換えることができます。
  • ${cpptest:original_options-}  ビルドの情報またはプロジェクト ファイルの読み取り (Visual Studio または MULTI) か ら収集された、オリジナル プロジェクト ( テスト対象プロジェクト) のオプション。プロ ジェクト プロパティまたはファイル プロパティのコンパイラ/ リンカー オプションで使用 されます。
  • ${cpptest:project_lib_files-}  Visual Studio のプロジェクト定義またはソリューション定義から収集された依存ライブラ リ。プロジェクト プロパティまたはファイル プロパティのコンパイラ/ リンカー オプショ ンで使用されます。

テスト スイート ファイル

キー

  • file = テスト対象関数が定義されているソース/ ヘッダー ファイル
  • source file = テスト対象関数が定義されているコンパイル単位を定義するソース ファイ ル

テスト スイート出力レイアウトのみ

次の変数は、テスト コンフィギュレーションの [ 生成] > [ テスト スイート] タブの [ テスト ス イート出力ファイルとレイアウト] オプションでのみ使用されます。

  • ${test_ext} - テスト スイート ファイルの C++test 固有の拡張子 (.cpp)
  • ${file_name} - ファイル名
  • ${file_base_name} - 拡張子なしのファイル名
  • ${file_ext} - ファイル拡張子
  • ${file_loc} - ファイルの場所
  • ${file_loc_rel} - ファイルの場所 ( プロジェクト ルートからの相対パス)
  • ${file_uid} - ファイルの一意な識別子
  • ${function_name} - テスト対象の関数名
  • ${function_uid} - テスト対象関数の一意な識別子 ( 関数のシグニチャ/ マングル名から ハッシュ コード計算された識別子)

テスト スイート出力レイアウトおよび [C++test 6.x テスト スイートの インポート] ウィザード

次の変数は、[C++test 6.x テスト スイートのインポート] ウィザードおよびテスト コンフィギュ レーションの [ 生成] > [ テスト スイート] タブの [ テスト スイート出力ファイルとレイアウト] オプションでのみ使用されます。

下記の説明中の「コンテキスト ファイル」とは、テスト対象関数が定義されているコンパイル単位 を記述したソース ファイルのことです。

  • ${src_file_name} - コンテキスト ( ソース) ファイルの名前
  • ${src_file_base_name} - 拡張子なしのコンテキスト ( ソース) ファイルの名前
  • ${src_file_ext} - コンテキスト ( ソース) ファイルの拡張子
  • ${src_file_loc} - コンテキスト ( ソース) ファイルの場所
  • ${src_file_loc_rel} - コンテキスト ( ソース) ファイルの場所 ( プロジェクト ルートから の相対パス)
  • ${src_file_uid} - コンテキスト ( ソース) ファイルの一意な識別子 ( ソース ファイルの場 所からハッシュ コード計算された識別子)

[C++test 6.x テスト スイートのインポート] ウィザードのみ

次の変数は、[C++test 6.x テスト スイートのインポート] ウィザードでのみ使用されます。

  • ${unit_name} - インポートされるテスト スイート ファイルの C++test 6.x テスト ユ ニット名。

高度な変数

一時ファイルのための変数

${cpptest:testware_loc} - C++test 一時ファイルの場所

使用される場所:

  • Test exec working directory
  • テスト実行フローのカスタマイズ用 XML

構成ファイルのための変数

${cpptest:cfg_dir} - C++test コンフィギュレーション ファイルの場所

使用される場所:

  • テスト実行フローのカスタマイズ用 XML
  • スタブ ファイルの場所
  • プロジェクト/ ファイル プロパティのコンパイラ/ リンカー オプション

自動生成スタブのための変数

${cpptest:auto-stubs} - 自動生成スタブ ファイルの場所。この変数は、テスト コンフィギュレーションの [ 実行] > [ シンボル] タブの [ 自動生成スタブ出力先] の値をポイントします。[ 次の場所で発見され たファイルのシンボルも使用] フィールドに ${cpptest:auto-stubs} 変数を追加すれば、[ 自動生成スタブ出力先] にあるスタブが使用されます。 スタブが生成されるディレクトリと スタブが取得されるディレクトリを簡単に同期させることができます。

 

 

使用される場所:

  • スタブ ファイルの場所 -- スタブを生成するテスト コンフィギュレーションについ てのみ。

コンテキスト固有スタブのための変数

  • ${ctx_name} - テストされるコンテキスト ファイルの名前。たとえば foo.cpp
  • ${ctx_base_name} - テストされるコンテキスト ファイルのベース名。たとえば foo
  • ${ctx_ext} - テストされるコンテキスト ファイルの拡張子。たとえば cpp
  • ${ctx_loc_rel} - テストされるコンテキスト ファイルのプロジェクトに依存する場所。たとえばsrc/subdir

使用される場所:

  • ファイル スコープのテスト コンフィギュレーションにおいて:
    スタブ ファイルの場所・・・[ プロジェクト内の他のファイルのシンボルを使用] および
    自動生成スタブの場所 ・・・[ 自動生成スタブ出力先]

 

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