このセクションでは、カスタマー サポートに連絡する方法とサポート アーカイブを作成する方法について説明します。
このセクションの内容:
カスタマー サポートへの連絡方法
テクマトリックス社では、ユーザーの方々に対し、きめ細かなサポート サービスを行っています。Parasoft 製品をご使用中にトラブルや疑問が生じた場合は、次の手順に従って、弊社テクニカル サポートにご連絡ください。
- マニュアルの内容を確認してください。
- ご使用の Parasoft Test 製品 のバージョンを確認してください。
- [ヘルプ] メニューの [Parasoft <製品名> について] をクリックして [製品名] アイコンをクリックします。
- 電子メールでトラブルの内容を送信してください。
C++test のメモリ不足を防止するには
C++test がメモリ不足になるのを防ぐには、C++test を起動するスクリプトまたはショートカットにメモリ パラメーターを追加します。
- JVM の初期サイズ (Xms)
- JVM の最大サイズ (Xmx)
通常は両方に同じサイズ (たとえば 256 MB) を設定します。ただし、ときおり問題が発生しているが大きなメモリ サイズを常に割り当てておくことは避けたい場合、2 つのパラメーターに異なる値 (たとえば初期サイズ 256 MB と最大サイズ 512 MB) を設定することができます。
例:
C++test standalone:
cpptest.exe -J-Xms1024m -J-Xmx1400m
C++test plugin for Eclipse:
eclipse.exe -vmargs -Xmx1400m
設定できる最大サイズは、 OS と JVM によって異なります。
Eclipse プラグインを Sun Java 1.5 で実行していて java.lang.OutOfMemoryError: PermGen space
エラー メッセージが発生する場合、次のコマンドを使って Eclipse を起動します。 eclipse -vmargs -XX:MaxPermSize=256m
開くファイル数の制限
osgi.bundlefile.limit プロパティは、Eclipse フレームワークが開く jar ファイルの数を制限します。Eclipse 3.5 以降の場合、このプロパティのデフォルトは 100 です。Parasoft Test Windows 版では、このプロパティの値は 0 (無制限) に設定されます。他のプラットフォームでは 300 に設定されます。
このプロパティの値を増やすか 0 (無制限) に設定すると、パフォーマンスが大きく向上することが分かっています。ただし、値を増やすことによってクラッシュが発生したり、実行時例外 "Too many open files" が起こることもあります。
Eclipse のバンドル ファイルの制限に戻すには、次のパラメーターを使ってアプリケーションを起動します。
- スタンドアロン:
-J-Dosgi.bundlefile.limit=100
- プラグイン:
-vmargs -Dosgi.bundlefile.limit=100
サポート アーカイブの作成と送信
ビルドの失敗などのテストの問題が起こった場合、問題の原因となったオリジナル ソース ファイル、インストゥルメント済みソース ファイル、および関連するテスト情報を zip ファイルにアーカイブしてカスタマー サポートに送信できます。この作業を簡単にするために、Parasoft Test には、ビルドに失敗したときに自動的にアーカイブを作成する機能があります。通常、アーカイブのサイズは約 0.5 MB であり、作成時間は約 1 分です。
デフォルトでは、ビルドに失敗してもアーカイブは作成されません。アーカイブが作成されるように設定を変更するには、[Parasoft] メニューの [設定] をクリックして [テクニカル サポート] をクリックします。最近 Parasoft Test で実行したテストの全データの zip ファイルをサポート送付用に作成できます。
重要
サポート アーカイブの自動送信先は米国 Parasoft 社のカスタマー サポートです。
日本のカスタマー サポートに送付するには、手動でサポート アーカイブを作成し、Parasoft サポート宛 ([email protected]) に送信してください。
自動的にサポート アーカイブを作成して送信するように Parasoft Test を設定するには、次の操作を行います。
- [Parasoft] メニューの [設定] をクリックし、[テクニカル サポート] をクリックします。
- [サポート アーカイブの自動生成を有効にする] チェックボックスをオンにします。
- [E-mail でアーカイブを送信する] チェックボックスをオンにします。
必要に応じてオプションを設定します。使用できるオプションは次の表のとおりです。
オプション
説明
E-mail でアーカイブを送信する
サポート アーカイブを自動的に送信します。このオプションをオンにする場合、必ず [Parasoft] メニューの [設定] > [E-mail] で電子メール オプションを設定してください。
環境情報
環境変数、JVM システム プロパティ、プラットフォームの詳細、その他のプロパティ (メモリなど)。
アプリケーション ログ
さまざまなプラットフォーム/アプリケーションのログ。
Jtest > Java プロジェクト プロパティ
環境変数、JVM システム プロパティ、プラットフォームの詳細、その他のプロパティ (メモリなど)。
Jtest > 生成された中間 JUnit テスト ケース
Jtest が生成するテスト ケース。
C++test > C++test コンフィギュレーション ファイル
テクニカル サポート アーカイブの作成時に C++test で利用可能なすべてのユーザー定義テスト コンフィギュレーションとチーム テスト コンフィギュレーションを送信します。
C++test > プリプロセス済みソース ファイル
このオプションを有効にすると、[アーカイブの作成] ボタンをクリックしたときに、サポート アーカイブに含めるプリプロセス済みソース ファイルを選択するためのダイアログが表示されます。[サポート アーカイブの自動生成を有効にする] チェックボックスがオンの場合、プリプロセス済みソース ファイルは、作成されるアーカイブに自動的に追加されます。
C++test > テスト実行データ
テスト セッション時に自動的に収集されるチェッカー固有のデータ (スタンダード、実行、生成)。テスト実行時にデータを収集するには、このオプションを有効にする必要があります。
C++test のみ > プロジェクト プロパティ
プロジェクト、プラットフォーム、ツール、およびオプション エクストラクターのプロパティ。 注意 !このオプションを選択した場合、プリプロセス済みソースと Makefile をはじめ、プロジェクトに追加したその他のファイルがサポート アーカイブに含まれます。また、プロジェクトの構造を公開するデータも含まれる可能性があります。
詳細ログを有効にする
詳細ログをアーカイブに含めるには、[詳細ログを有効にする] チェックボックスをオンにします。なお、ログ システムがカスタム コンフィギュレーションを使用している場合、このオプションは使用できません。
- 詳細ログは、ユーザー ホームの一時ディレクトリ内にある xtest.log ファイルに格納されます。 Windows の場合、ユーザー ホームは <drive>:\Documents and Settings\<user>\Local Settings\Temp\parasoft\xtest です。
- 詳細ログの状態は、セッションを越えて保持され、アプリケーションの起動時に復元されます。
- ログ ファイルは、一定のサイズ以上に大きくなることはありません。最大サイズに達するたびに、バックアップが作成されます。
ソース管理出力を有効にする
詳細ログに、ソース管理コマンドの出力を含めたい場合、このチェックボックスをオンにします。ソース コードの一部がソース管理出力に含まれることがある点に注意してください。
拡張オプション
サポート チームから拡張オプションを入力するように要求された場合、このチェックボックスをオンにして拡張オプションを入力します。
アーカイブ ロケーション
アーカイブの場所としてデフォルト以外の場所を使用するには、右側の [参照] ボタンをクリックして場所を指定します。
- [適用] をクリックして [OK] をクリックします。
手動でサポート アーカイブを作成するには、次の操作を行います。
- [Parasoft] メニューの [設定] をクリックし、[テクニカル サポート] を選択します。アーカイブ オプションを設定して [アーカイブの作成] ボタンをクリックします。[アーカイブ ロケーション] で設定された場所にサポート アーカイブが保存されます。
テクニカル サポート アーカイブでは、最近のサポート アーカイブの参照、削除、メール送信を実行できます。テクニカル サポート アーカイブを開くには、次の操作を行います。
- [Parasoft] メニューの [設定] をクリックし、[テクニカル サポート] を選択します。アーカイブ オプションを設定して [最新のアーカイブの参照] ボタンをクリックします。
ベスト プラクティス - 関連データだけのテクニカル サポート アーカイブを作成する
作成するテクニカル サポート アーカイブには、完全なアプリケーション ログが含まれます。 しかし多くの場合、問題に関係する情報はその中のごく一部です。問題が発生したテスト セッションのアプリケーション ログだけをテクニカル サポート アーカイブに含めるようにすると、テクニカル サポートが問題の原因を切り分けるのに役立ちます。
- [詳細ログを有効にする] チェックボックスをオンにして、アプリケーション ログを消去します。[詳細ログを有効にする] チェックボックスがすでにオンになっている場合は、いったんオフにしてから再度オンにします。
- 問題が発生しているテスト セッションを実行します。
- テクニカル サポート アーカイブを作成します。
タイムアウトを調整する
問題の原因がネットワークまたは接続の問題にあると考えられる場合、カスタマー サポートは次のスイッチを JVM に追加してタイムアウト時間を調整するようアドバイスすることがあります。
スイッチ | 説明 | 例 |
---|---|---|
parasoft.ws.timeout | すべてのサービスに対するソケット タイムアウトを設定します。単位は秒です。 |
|
parasoft.ws.connection. timeout | すべてのサービスに対する接続タイムアウトを設定します。単位は秒です。 |
|
parasoft.tcm.timeout | Team Server サービスのタイムアウトを設定します。Team Server サービスについてだけタイムアウトを設定することも、一般的な parasoft.ws.timeout で設定された値を上書きすることもできます。単位は秒です。 |
|
parasoft.ws.timeout だけを設定する場合、このスイッチはソケットと接続の両方のタイムアウトに影響します。
サービス パックのインストール
このセクションでは、サービス パックを使って既存の Parasoft Test 製品を更新する方法について説明します。Parasoft ダウンロード サイトから入手した製品インストール ファイルの実行方法など、一般的なインストールの方法については該当製品に付属の『入門ガイド』または『ユーザーズ ガイド』を参照してください。
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Parasoft Test の更新
Parasoft Test 製品の種類によって、更新する方法が異なります。
スタンドアロン
Eclipse プラグインではなくスタンドアロンとしてインストールされた 1 つ以上の Parasoft Test 製品を更新するには、次の操作を行います。
- [ヘルプ] メニューの [更新の検査] をクリックします。利用可能な更新があるかどうかが チェックされます。
- 更新がレポートされた場合、利用可能な更新を選択して [次へ] をクリックし、ウィザードで更新のインストールを完了します。
Eclipse 3.5 以上のプラグイン
Eclipse 3.5 以上にプラグインとしてインストールされた 1 つ以上の Parasoft Test 製品を更新するには、次の操作を行います。
- 更新サイトを設定します。詳細については「更新サイトの設定」を参照してください。
- [ヘルプ] メニューの [更新の検査] をクリックします。利用可能な更新があるかどうかが チェックされます。
- 更新がレポートされた場合、利用可能な更新を選択して [次へ] をクリックし、ウィザードで更新のインストールを完了します。
Eclipse 3.4 プラグイン
Eclipse 3.4 にプラグインとしてインストールされた 1 つ以上の Parasoft Test 製品を更新するには、次の操作を行います。
- Eclipse の『Workbench User Guide』の「Tasks」>「Updating and installing software」の更新についての説明に従ってください。
Eclipse 3.3 以前のプラグイン
Eclipse 3.3 にプラグインとしてインストールされた 1 つ以上の Parasoft Test 製品を更新するには、次の操作を行います。
- http://updates.parasoft.com にアクセスし、手動インストールの説明に従ってください。
更新サイトの設定
Eclipse プラグインとして Parasoft Test を使用している場合、または組織が公共の更新ではなく内部的な更新を使用する場合、次の操作を行って更新サイトを設定できます。
- [ウィンドウ] メニューの [設定] をクリックし、[インストール/更新] > [使用可能なソフトウェア サイト] を選択します。
- [ロケーション] フィールドに、目的の更新サイトを入力します。どの更新サイトを使用すればよいかわからない場合、お問い合わせください。
- SOAtest のプロキシ構成/動作 に関係しない、Eclipse プロキシ接続を設定する場合、設定ウィンドウの [一般] > [ネットワーク接続] で設定します。