You are viewing an old version of this page. View the current version.

Compare with Current View Page History

Version 1 Current »

このセクションでは、Parasoft JDBC ドライバーの設定方法の概要を説明します。

セクションの内容:

設定プロセス

推奨される設定プロセスは次のとおりです。

  1. Parasoft JDBC ドライバーの jar ファイルをアプリケーション サーバーに配置します (サーバーの種類ごとのファイルを置く正確な場所については、次のセクションで説明します)。Parasoft Virtualize に付属する Parasoft JDBC ドライバー (ParasoftJDBCDriver.jar) は [virtualize installation directory]/proxies にあります。
  2. ドライバーを設定して適切な Virtualize サーバーに登録します。Parasoft JDBC ドライバーの設定方法は、アプリケーションのデプロイメント方法によって異なります。特定の環境で適切にドライバーを設定する方法については、以下のセクションを参照してください。
  3. テスト対象アプリケーションを開始します。ドライバーは、初期化が完了すると、自動的に Virtualize に接続し、指定されたグループ ID の新規 JDBC デプロイメント設定を作成するか、同じグループ ID を持つ既存のデプロイメント設定を取得します。コンソールビューにドライバーが登録されたというメッセージが表示されます。

  4. Virtualize サーバービューに、この Parasoft JDBC ドライバーの JDBC コントローラーが表示されていることを確認します。


以降は、Virtualize サーバー ビューまたは Environment Manager を使用して JDBC ドライバー モードやログ記録方法を制御できます。デフォルトでは、ドライバーはログレベル 1 のパススルー モードで開始されます。




すべての環境に必要なドライバー/システム プロパティ

すべてのアプリケーション サーバーおよび環境で、Parasoft JDBC ドライバーのために次の 2 つのドライバー プロパティを構成する必要があります。 

  • virtualizeServerUrl: Parasoft Virtualize Server のホスト名を指定します。書式は http://[Virtualize Server host name or IP address]:9080 です。9080 はデフォルトのポート番号です。Virtualize サーバーを別のポート番号で構成している場合にだけ、このポート番号を変更してください。
  • virtualizeGroupId: Virtualize に JDBC コントローラーを作成するためのグループ名です。複数のドライバーが同じグループ ID を共有できます。グループ ID を共有するすべてのドライバーには、関連するコントローラーで行われた構成の変更がすべて反映されます。たとえば、ノードのクラスターがあり、一斉に記録を開始したり終了したい場合はグループ ID を共有するよう構成します。個別に制御したい場合は固有のグループ ID を割り当てます。
    • 既存のグループ ID を使用すると、現在の Parasoft JDBC ドライバーがグループの JDBC コントローラーに割り当てられます。
    • 新規のグループ ID を使用すると、そのグループ ID を持つ新しい JDBC コントローラーが作成されます。
       



テスト対象アプリケーションの起動パラメーターに次の Java システム プロパティを含める必要があります。

  • parasoft.virtualize.group.id: virtualizeGroupId ドライバー プロパティに相当します。デフォルトはホスト名です。
  • parasoft.virtualize.server.url: virtualizeServerUrl ドライバープロパティに相当します。
     



これらのプロパティはドライバー URL の一部として設定できます。たとえば以下の URL は、グループ ID とサーバー URL を設定します。

jdbc:parasoft:proxydriver:virtualizeGroupId=derbyTest&virtualizeServerPath=MyPath:@org.apache. derby.jdbc.EmbeddedDriver:@jdbc:derby:memory:myDB;create=true

別の方法として、通常、これらのパラメーターは管理 GUI で指定するか、または Java のコマンド ライン引数として -D<prop_name>=<prop_value> という構文を使用して指定できます。

テスト対象アプリケーションが必要とする正確なシステム プロパティについては、Parasoft Environment Manager のエンドポイント レポートを参照してください。例: 

 

Parasoft JDBC ドライバーが呼び出す仮想アセットの指定

デフォルトでは、Parasoft JDBC ドライバーは /virtualDb にデプロイされた仮想アセットを呼び出します (仮想モードまたはハイブリッド モードの場合、あるいはフェイルオーバー モードであるか失敗が発生する場合)。別のエンドポイントにデプロイされた仮想アセットを呼び出すには、オプションのドライバー/システム プロパティを使用します。

  • すべてのアプリケーションサーバーとセットアップのためのドライバープロパティ: virtualizeServerPath
  • Java システムプロパティ: parasoft.virtualize.server.path

このプロパティには、仮想アセットのデプロイメント設定パスを指定する必要があります。たとえば、仮想アセットが /myVirtualDb にデプロイされている場合、次のいずれかのように設定します。

parasoft.virtualize.server.path=myVirtualDb

または

virtualizeServerPath=myVirtualDb

ポーリング間隔の制御

デフォルト (ポーリング) プロバイダーは、単純な HTTP 接続を使って Parasoft JDBC ドライバーの更新 (たとえば JDBC ドライバーのモード変更) が Virtualize サーバー ビューで設定されたかどうかをチェックします。

デフォルトのポーリング間隔は 5000 ミリ秒です。ポーリングの頻度を変更したい場合はシステム プロパティparasoft.virtualize.poll を使用します。

Virtualize 9.4 以前のユーザーの移行

Virtualize 9.4 以前のバージョンの JDBC ドライバーを使用している場合、最新の機能を使用するには次の操作を行います。

  1. 既存の Parasoft JDBC ドライバーの jar ファイル ([virtualize installation directory]/proxies にある ParasoftJDBCProxy-All.jar) を、新しい ParasoftJDBCDriver.jar に更新します。
  2. ドライバー プロパティを更新します。 a) virtualizeServerUrl以外のすべての virtualize* プロパティを削除します。 b) virtualizeGroupId. を追加します。このプロパティには、Virtualize に JDBC コントローラーを作成する際に使用するグループ名を指定します。複数のドライバーが同じグループ ID を共有でき、設定の変更はすべてのドライバーに反映されます。既存のグループ ID を使用すると、現在のドライバーがそのグループおよび関連する JDBC コントローラーに割り当てられます。新規のグループ ID を使用すると、新しい設定と JDBC コントローラーが作成されます。

    Virtualize 9.4 以前の設定:



    Virtualize 9.5 以降の設定:



  3. テスト対象アプリケーションの起動パラメーターを更新します。 a) parasoft.virtualize.server.url および (もし使用していれば) 次のパラメーターを除くすべての parasoft.virtualize* パラメーターを削除します。 parasoft.virtualize.driver.proxy.direct parasoft.virtualize.driver.register.jdbcproxydriver.in.drivermanager b) parasoft.virtualize.group.id を追加します。

    Virtualize 9.4 以前の起動パラメーター:

    set JAVA_OPTIONS=%JAVA_OPTIONS% 
    -Dparasoft.virtualize.mode=record 
    -Dparasoft.virtualize.log.destination=file 
    -Dparasoft.virtualize.log.level=1 
    -Dparasoft.virtualize.log.file.location=[desired path]/jdbcproxy.log 
    -Dparasoft.virtualize.server.url=http://VirtualizeServerHostName:9080 
    -Dparasoft.virtualize.driver.proxy.direct=false 
    -Dparasoft.virtualize.driver.register.jdbcproxydriver.in.drivermanager=true


    Virtualize 9.5 以降の起動パラメーター:

    set JAVA_OPTIONS=%JAVA_OPTIONS% 
    -Dparasoft.virtualize.group.id=ParaBank 
    -Dparasoft.virtualize.server.url=http://VirtualizeServerHostName:9080 
    -Dparasoft.virtualize.driver.proxy.direct=false 
    -Dparasoft.virtualize.driver.regis-ter.jdbcproxydriver.in.drivermanager=true

ビデオ チュートリアル: JDBC 経由でデータベースを仮想化する

この動画では、JDBC 経由でデータベースを仮想化する方法を学習します。

  • No labels