このセクションでは、Tomcat で Parasoft JDBC ドライバーを設定する方法について説明します。データ ソースの設定または ava.sql.Driver の設定によって Tomcat の設定を行うことができます。どちらの方法がよいかは、アプリケーションの構成によって異なります。

データ ソースの設定

Parasoft JDBC ドライバーを使用する Tomcat データ ソースを設定するには、次の操作を行います。

  1. Parasoft JDBC ドライバーの jar ファイルを tomcat ルートの下のグローバルな lib ディレクトリにコピーします。
  2. データ ソースのリソース定義が記述されたすべての context.xml ファイルを次のように編集します (グローバル構成レベルのほかに webapps の下にも context.xml ファイルが存在する場合があるので、複数のファイルを編集する必要がある可能性があります)。
    1. type の値を Parasoft データ ソースのクラス名に変更します。利用できる値は現在使用中のデータベース ベンダーの JDBC ドライバーによって異なります。詳細については「JDBC Driver Implementation Classes」を参照してください。
    2. factory を追加し、次のように設定します。com.parasoft.xtest.jdbc.virt.driver.ParasoftDataSourceFactory
    3. virtualizeServerUrl および virtualizeGroupId を設定します。
      例:

      <Resource name="<original name>" auth="<original auth>"
      type="com.parasoft.xtest.jdbc.virt.driver.oracle.OracleDataSource" factory="com.parasoft.xtest.jdbc.virt.driver.ParasoftDataSourceFac-tory"
      virtualizeGroupId="hibernateOracle"
      virtualizeServerUrl="http://localhost.parasoft.com:9080"
      user="<original user>"
      password="<orignal password>"
      url="<original url>"/>


      必須プロパティ (virtualizeGroupId および virtualizeServerUrl) はリソースでも設定されます。システムプロパティは必要ありません。
      original で始まる値 (url、name、user および password など) は変更しません。上記の例では、url フィールドの設定は次のようになります。 jdbc:oracle:thin:@//host:1521/db

java.sql.Driver の設定

詳細については、「スタンドアロン アプリケーションまたはその他のアプリケーション サーバー プラットフォームでの設定」を参照してください。

代替方法: オリジナル データ ソースの呼び出し

既存のデータ ソースを参照する方が簡単な場合 (たとえば多くのオプションを設定している場合) あるいはカスタム データ ソース ファクトリを使用している場合、オリジナル データ ソースを呼び出すことができます。
オリジナル データ ソースを呼び出すには、Tomcat データ ソースを設定します。

  1. Parasoft JDBC ドライバーの jar ファイルを tomcat ルートの下のグローバルな lib ディレクトリにコピーします。
  2. server.xml または context.xml ファイルで、オリジナル データ ソースを呼び出すための情報を持つ新規リソースを追加します。
    1. このリソースの名前を、テスト対象アプリケーションが呼び出す JNDI データ ソース名に変更します。これは、オリジナル データ ソースの名前にするべきです。オリジナル データ ソースの名前は jdbc/nameLIVE [user defined] のような名前に変更できます。
    2. targetDataSource という属性を追加します。これはオリジナル データ ソースおよび JNDI 名になります。このようにして新規データ ソースがオリジナル データ ソースを呼び出します。
    3. factory を追加し、次のように設定します。com.parasoft.xtest.jdbc.virt.driver.ParasoftDataSourceFactory
    4. virtualizeServerUrl および virtualizeGroupId を設定します。

たとえば、次のオリジナル データ ソースがあるものとします。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> 
<Context>
   <Resource name="jdbc/mysqlDBlive" auth="Container"
        type="javax.sql.DataSource" 
        username="12345" password="xxxxx" 
        driverClassName="com.mysql.jdbc.Driver" 
        url="jdbc:mysql://boa.parasoft.com:3306/test" 
        maxActive="8"/>

以下は、上記に相当する Parasoft データ ソースです。

   <Resource name="jdbc/mysqlDB" auth="Container"
       factory="com.parasoft.xtest.jdbc.virt.driver.ParasoftDataSourceFactory"
       targetDataSource="jdbc/mysqlDBLive"
       virtualizeServerUrl="http://localhost:9080" 
       virtualizeGroupId="tomcat-target-data-source" 
       virtualizeServerPath="somePath"
       />
</Context>

注意

  • 必須プロパティ (virtualizeGroupId and virtualizeServerUrl) はリソースでも設定されます。システム プロパティは必要ありません。
  • 推奨するベストプラクティスは、virtualizeServerPath を追加して、ドライバーのリクエスト送信先である Virtualize サーバーのパスを示すことです。アセットが作成されたら、同じパスにアセットをデプロイする必要があります。そうすることで、この特定のアセットにだけデータを送ることができます。
  • No labels