メッセージ プロキシは、ライブ システムの振る舞いを記録し、トラフィックを任意のエンドポイント (実際の、または仮想のエンドポイント) に転送するためのプロセスを劇的に簡易化します。
メッセージ プロキシは、ローカルまたはリモートの SOAtest /Virtualize サーバー上にデプロイされます。SOAtest/Virtualize サーバーは、仮想アセットが処理するメッセージを受信したり、ライブ システム (あるいは高度なシナリオの場合は内部エンド ポイント) にメッセージを渡したりすることが可能です。これらのプロキシは、キャプチャした振る舞いをエミュレートするためにトラフィックを記録できます。そのため、アクセスが難しいシステム コンポーネントの依存性を断つことができます。
サポートするのは、HTTP/S、JMS、MQ、および内部トランスポーターです。
テスト対象アプリケーションがメッセージ プロキシを指すように 1 度だけ変更する必要があります。その後、開発者、 QA、そしてパフォーマンス テスト エンジニアは、簡単に記録の開始および停止をしたり、特定の仮想アセットへトラフィックを誘導したりできます。さらに、 Parasoft CTP は、チームが単一のテスト環境コンポーネントに複数のプロキシ構成を設定することを可能にします。そのため、チーム メンバーは要求に応じて任意の設定を選択したりセットアップしたりできます。
メッセージ プロキシを使用するその他の利点は、以下のとおりです。
- 仮想アセットのように、設定を保存および管理し、再利用できる。
- Virtualize サーバーは複数のプロキシをさまざまな接続や構成の上でホスト (デプロイ) できる。
- 各プロキシは個別に有効化/無効化できる。そのため 、メッセージがプロキシによって消費されないように、JMS および MQ 接続を切断できる (仮想アセットのように)。
- プロキシ設定は、デスクトップを介してローカルまたはリモートの SOAtest/Virtualize サーバーで管理できます。プロキシ設定は CTP でも管理できる。
- テスト対象アプリケーションをプロキシのエンドポイントに向けさせたら、要求に応じて記録を開始/停止し、テスト対象アプリケーションに影響することなく、いつでもメッセージが転送される対象サービスのエンドポイントを修正できる。たとえば、テスト対象アプリケーションに触れることなく、実サービスから仮想アセットへメッセージをリダイレクトできる (仮想アセットはローカル サーバーまたはリモート サーバー上にホストされることが可能)。
- 複数のプロキシを 1 つのサーバー上で構成できる。
メッセージ プロキシを使用したくない場合、プロキシのトラフィック記録機能を使用してトラフィックを記録できます。詳細については、 「トラフィックの記録」を参照してください。