リバース プロキシは、高可用性を実現したりネットワーク セキュリティを強化するために使用されることがあります。組織でリバース プロキシを使用している場合は、リバース プロキシ環境で動作するように Data Collector を構成できます。Data Collector 構成ファイルの構成に加えて、リバース プロキシ サーバーも構成し、リクエストを正しいポートに転送する必要があります。詳細については「リバース プロキシのサポート」を参照してください。

  1. <DTP_DATA_DIR>/conf ディレクトリにある DCServerConfig.xml 構成ファイルを開きます。
  2. 次の要素の値を指定します。
    • <dc-reverse-proxy-protocol> : ユーザーが接続するリバース プロキシ サーバーのプロトコル (HTTP または HTTPS)。
    • <dc-reverse-proxy-port> : ユーザーが接続するリバース プロキシ サーバーのポート。
    • <dc-reverse-proxy-host> : ユーザーが接続するリバース プロキシ サーバーのホスト名。
    • <dc-reverse-proxy-path>: (オプション) リバース プロキシ サーバーが Data Collector を介して DTP にデータをアップロードするために使用できるパスを指定します。Data Collector、Report Center、およびその他の DTP アプリケーションがシングル コンテキスト パスを使用するように構成されている場合に、それらへのアクセスを提供します。パスを設定する必要があるのは、リバース プロキシがシングル コンテキスト パスをサポートするように構成されている場合だけです。パスは / で開始する必要があります。 
  3. ファイルを保存して Data Collector を再起動します (「DTP アプリケーションの開始」を参照)。

設定の例

次の例では、Parasoft レポートが https://reverse-proxy123.example.com:7777/dtp/dc に送られ、http://your-dtp-server.example.com:8082 に転送されます。

<root-config>
<!-- fields that always need to be are not part of the reverse proxy setup -->
<dc-server-protocol>http</dc-server-protocol>
<dc-server-port>8082</dc-server-port>
<!-- reverse proxy setup -->
<dc-reverse-proxy-protocol>https</dc-reverse-proxy-protocol>
<dc-reverse-proxy-port>7777</dc-reverse-proxy-port>
<dc-reverse-proxy-host>reverse-proxy123.example.com</dc-reverse-proxy-host>
<dc-reverse-proxy-path>/dtp/dc</dc-reverse-proxy-path>
... other fields ...
</root-config>

これらのフィールドを設定していない場合、レポートを Data Collector にアップロードするときに Parasoft ツール (Jtest など) が失敗します。 

また、大きなリクエスト ペイロードを処理するようにリバース プロキシを構成する必要もあります。その理由は、サイズがメガバイトのレポートを Parasoft ツールが生成することがあるからです。詳細については、リバース プロキシ サーバーのドキュメントを参照してください。

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