リバース プロキシは、高可用性を実現したりネットワーク セキュリティを強化するために使用されることがあります。組織でリバース プロキシを使用している場合は、リバース プロキシ環境で動作するように Data Collector を構成できます。Data Collector 構成ファイルの構成に加えて、リバース プロキシ サーバーも構成し、リクエストを正しいポートに転送する必要があります。詳細については「リバース プロキシのサポート」を参照してください。
<DTP_DATA_DIR>/conf
ディレクトリにある DCServerConfig.xml 構成ファイルを開きます。- 次の要素の値を指定します。
<dc-reverse-proxy-protocol>
: ユーザーが接続するリバース プロキシ サーバーのプロトコル (HTTP または HTTPS)。<dc-reverse-proxy-port>
: ユーザーが接続するリバース プロキシ サーバーのポート。<dc-reverse-proxy-host>
: ユーザーが接続するリバース プロキシ サーバーのホスト名。<dc-reverse-proxy-path>
: (オプション) リバース プロキシ サーバーが Data Collector を介して DTP にデータをアップロードするために使用できるパスを指定します。Data Collector、Report Center、およびその他の DTP アプリケーションがシングル コンテキスト パスを使用するように構成されている場合に、それらへのアクセスを提供します。パスを設定する必要があるのは、リバース プロキシがシングル コンテキスト パスをサポートするように構成されている場合だけです。パスは/
で開始する必要があります。
- ファイルを保存して Data Collector を再起動します (「DTP アプリケーションの開始」を参照)。
設定の例
次の例では、Parasoft レポートが https://reverse-proxy123.example.com:7777/dtp/dc
に送られ、http://your-dtp-server.example.com:8082
に転送されます。
<root-config> <!-- fields that always need to be are not part of the reverse proxy setup --> <dc-server-protocol>http</dc-server-protocol> <dc-server-port>8082</dc-server-port> <!-- reverse proxy setup --> <dc-reverse-proxy-protocol>https</dc-reverse-proxy-protocol> <dc-reverse-proxy-port>7777</dc-reverse-proxy-port> <dc-reverse-proxy-host>reverse-proxy123.example.com</dc-reverse-proxy-host> <dc-reverse-proxy-path>/dtp/dc</dc-reverse-proxy-path> ... other fields ... </root-config>
これらのフィールドを設定していない場合、レポートを Data Collector にアップロードするときに Parasoft ツール (Jtest など) が失敗します。
また、大きなリクエスト ペイロードを処理するようにリバース プロキシを構成する必要もあります。その理由は、サイズがメガバイトのレポートを Parasoft ツールが生成することがあるからです。詳細については、リバース プロキシ サーバーのドキュメントを参照してください。