このセクションでは、静的解析と単体テストの初期テストを実行して「ノイズ」を削減する方法について説明します。
初期テストの後、結果をレビューして対処したら、今後のテストでは現実の問題に集中できます。現実の問題とは、例えば予期しない例外をスローするコード、予期せず変更される以前に検証したコードの機能、チームのコーディング ポリシーに違反するコードなどです。初期テストでレポートされた予定どおりの例外と静的解析違反について下記のように対応すれば、今後のテストでそれらの例外と違反はレポートされません。
初期テストを実行して「ノイズ」を削減するには、次の操作を行います。
- テスト対象のコードをプロジェクトで使用できることを確認します。
- プロジェクトの作成方法については、関連する製品のユーザーズガイドを参照してください。
- プロジェクトと環境に合ったテストを実行するために、ユーザー定義テスト コンフィギュレーションを作成します。
- 詳細については、「テスト コンフィギュレーションとルールの設定」 を参照してください。
- コマンドラインからコマンドを実行し、適切なテスト コンフィギュレーションを使ってテストを実行します。
- テストが正常に実行されたことを検証します。
- テスト結果を GUI にインポートします。
- [Parasoft] > [インポート] > [すべてのタスク] を選択します。
- [品質タスク] ビューでメニューを開き、[インポート] > [すべてのタスクをインポート] をクリックします。
- その他のインポート方法については 「GUI への結果のインポート」 を参照してください。
- レポートされた静的解析違反をレビューします。
- 静的解析違反をレビューする方法については、該当製品の『ユーザーズ ガイド』を参照してください。
- 発見された静的解析違反についてチーム メンバーと話し合います。必要に応じて設定を変更して、チームが対処する静的解析違反にフォーカスします。
- 特定のルールの違反を今後レポートしないようにするには、使用しているチーム テスト コンフィギュレーションでそのルールを無効にします。
- レポートされた静的解析違反が今の段階では問題ない場合、違反メッセージを抑制します。
- レポートされた単体テスト タスクをレビューします。
- 単体テスト タスクをレビューする方法については、該当製品の『ユーザーズ ガイド』を参照してください。
- レポートされた単体テスト タスクについてチーム メンバーと話し合い、指摘事項に対応して回帰テストの準備を実施します。
- 自動生成テストを回帰テストに使用する方法については、該当製品 (Jtest、C/C++test、dotTEST) の『ユーザーズ ガイド』を参照してください。
- プロジェクトおよびテスト ファイルをチームのソース管理システムに追加します。
- ソース管理システムにリソースを追加する方法については 「ソース管理システムによるプロジェクトとテスト資産の共有」 を参照してください。