このセクションでは、テスト スイートを再利用可能にする方法について説明します。再利用可能なtstを作成するための詳しい手順については、 「再利用可能な (モジュラーな) テストスイートの作成」を参照してください。
このセクションの内容:
再利用 / モジュール化について
多くの場合、他のテスト スイートで再利用できるテスト スイートを作成するのが良いでしょう。よくある例は、Web サイトにログインするテスト スイートです。一度そのようなテスト スイートを作成したら、ログインが必要なさまざまな状況で、すでにあるテスト スイートを他のテスト スイートが利用することができます。
以下は、再利用可能なテスト スイートの作成に特に役立つ SOAtest の機能です。
- 参照されたテスト ケース: 再利用可能なモジュールまたはテスト スイートを作成したら、それらを他のテスト スイートから参照することができます。
- 変数: 変数を使用してテストをパラメータライズし、特定の値を設定したり、データ ソースから値を設定したり、データ バンク ツールまたは Extension ツールから値を設定したりできます。
テスト スイートの参照を使用
既存のテスト スイートを参照として追加するのは、複数の親テスト スイートで再利用したいテスト スイートがある場合に特に便利です。
たとえば、1 つの認証テスト スイートを、別のチーム メンバーが別のルート テスト スイートで使用したい場合などです。この場合、チーム メンバーは、定義済みの認証テストへの参照をそれぞれのテスト スイートに追加できます。
別の例として、ログインが必要な Web アプリケーションを考えてみましょう。アプリケーションにログインする手順を 1 つの SOAtest のテスト スイートに保存しておきます。Web アプリケーションをテストする機能テストは、このログイン情報を含むテスト スイートを参照できます。 このようにテストをセットアップすると、開発途中の Web アプリケーションを管理するのが非常に容易になります。ログイン プロセスに手順を追加した場合、「ログイン」テスト スイートだけを修正して追加の手順を含めると、「ログイン」テスト スイートを参照する他のすべてのテストは自動的に更新されます。
テスト スイートから既存の他のテスト スイートを参照するには、次の操作を行います。
- テスト スイートの参照を含めたいテスト ツリーのノードを右クリックし、ショートカットメニューの [新規追加] > [テスト スイート] をクリックします。
- [テスト (.tst) ファイルの参照] を選択し、[終了] ボタンをクリックします。
- ファイル システムから適切な .tst ファイルを選択します。追加したテスト スイート参照が現在のテスト スイートから参照されるようになります。
参照されているテスト スイートを変更すると (つまり、テスト ケース エクスプローラーで元の場所から移動すると)、テストを閉じて開いたときあるいは SOAtest を再起動したときに、変更が親テスト スイートに反映されます。
変数の使用
変数の使用の詳細については「 変数の定義」を参照してください。
