Parasoft dotTEST の既知の制限事項は以下のとおりです。
コード解析ルール
- 一部のコーディング スタンダード ルールは x64 アセンブリをサポートしていません。
- C#10 コードのレコード型またはレコード構造体内で違反が起きた場合、以下のルールは違反をレポートしません。
- CS.BRM.RFINE
- CS.CMUG.PRU.FSPP
- CS.MLC
- CS.OOM.MI
- CS.PE.VFFP
- CS.PFEL
- CS.PROTC
- CS.SC
- CS.SERIAL.IIDC
- CS.SERIAL.SOIS
- CS.SERIAL.UIS
- CS.USO
単体テスト
- MSTest フレームワークの制限により、パラメータライズされた MSTest テストを VSTest で実行すると、結果は集約されて 1 つのテストとしてレポートされます。
.NET で PDB の full フォーマットが選択されている場合、VStest アダプターはソース コードの場所に関する情報を提供できません。結果として以下の問題が発生します。
- dotTEST のテスト実行は、アセンブリ全体にだけ適用できます (選択したファイルに対するテスト実行は利用できません)。
- dotTEST のレポートに "unknown」 プロジェクトに関する情報が含まれる場合があります。
メトリクス計測
- Visual Studio 2015 がインストールされていないマシンでメトリクスを計測するには"Microsoft Build Tools 2015" が必要です。"Microsoft Build Tools 2015" は https://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=48159 からダウンロードできます。
- dotTEST は C# と VB のコードが混在した Web サイトのメトリクスを計測できません。
Razor および Blazor ファイルのサポート
Razor および Blazor ファイル (拡張子が .cshtml、.razor および .vbhtml のファイル) を解析するには、.NET 5.0 SDK 以降を使用する必要があります。また、解析対象プロジェクトは .NET 5.0 以降のフレームワークをターゲットとする必要があります。
その他
- Visual Studio 2015 以降の Universal Windows Apps プロジェクト タイプは、完全にはサポートされていません。
project.json
ファイルに格納された Nuget 依存関係情報が解析時に解決されず、結果に影響を与える場合があります。 - マシンにインストールされている Visual Studio のインスタンスが Visual Studio 2015 だけの場合、解析結果は不完全である可能性があります。解析を完全にサポートするには、Visual Studio 2017、Build Tools for Visual Studio 2017 またはこれ以降のバージョンをマシンにインストールする必要があります。
- dotTEST で Visual Basic プロジェクトを解析するには、テスト対象の VB プロジェクトで "Strict" および "Explicit" オプションを有効にする必要があります。どちらか 1 つでも無効にした場合、解析結果が正確ではなくなる可能性があります。
- テスト対象ソリューションに含まれるプロジェクトの相対パスに 2 つのドット (/../) が含まれている場合、dotTEST 2021.2 がレポートする静的解析の結果は、以前のバージョンの dotTEST によってレポートされた結果と一致しないことがあります。この問題が発生した場合、Parasoft Support にお問い合わせください。
- Visual Studio でテスト対象プロジェクトに定義された条件付きコンパイル シンボルの前後に空白がある場合 (例: "OPTION1, OPTION2" または "DEBUG ; TRACE")、フロー解析ルールが違反をレポートしない場合があります。問題を回避するには、[条件付きコンパイル シンボル] フィールドの空白を削除します (例: "OPTION1,OPTION2" または "DEBUG;TRACE")。
マルチユーザー モードで Web アプリケーションのカバレッジを収集する際の制限事項については、「Web アプリケーションのアプリケーション カバレッジ」を参照してください。