Parasoft License Server は、Java 11 でテストおよび保証されています。Parasoft License Server をデプロイするには、カスタム Tomcat サーバーが Java 11 で実行されている必要があります。以下の手順では、Tomcat サーバーがポート 8443 で HTTPS をサポートするように構成されていることを前提としています。
License Server をカスタム Tomcat サーバーにデプロイするには、以下の手順に従ってください。License Server をデプロイするときは、<TOMCAT>
フォルダーへの読み取り/書き込み権限を持つユーザー アカウントを使用してください。
- ディストリビューション アーカイブを展開し、licenseserver.war および pstsec.war ファイルを
<TOMCAT>/webapps
ディレクトリにコピーします。Tomcat を開始するとアプリケーションがデプロイされます。 https://<HOST>:8443/licenseserver
の License Server にアクセスし、デフォルトのユーザー名とパスワード (admin/admin) でログインします。ログイン後、デフォルトを変更することを推奨します。https://<HOST>:8443/pstsec
の User Administration にアクセスし、デフォルトのユーザー名とパスワード (admin/admin) でログインします。ログイン後、デフォルトを変更することを推奨します。
Tomcat コネクターの maxHttpHeaderSize
属性のデフォルト値が適切ではない場合があります。maxHttpHeaderSize
に少なくとも 16384 (16 KB) を設定することを推奨します。
リクエストとレスポンスと共にユーザー情報をログに記録するための Tomcat の設定
License Server 2022.2 以前からアップグレードする場合は、各リクエストとレスポンスと共にユーザー情報をログに記録するように Tomcat を設定できます。これは、一部のユーザーが特定の規制に準拠するために必要です。License Server 2023.1 以降の新規インストールでは、この設定は不要です。
License Server からこの情報を記録するように Tomcat を設定するには、以下の手順が必要です。
- com.parasoft.pst.core.tomcat-<VERSION>.jar (License Server に同梱) を
<TOMCAT>/lib
ディレクトリに追加します。 <TOMCAT>/conf/
ディレクトリにある server.xml ファイルを編集して、デフォルトのアクセスログ バルブ エントリを探します。<Valve className="org.apache.catalina.valves.AccessLogValve" directory="logs" prefix="localhost_access_log" suffix=".txt" pattern="%h %l %u %t "%r" %s %b" />
そして、次のサンプルを新しいエントリとして追加します。
<Valve className="com.parasoft.pst.core.tomcat.DTPAccessLogValve" prefix="ls_user_access_log" suffix=".txt" pattern="%t %s %m %U %H %u %S %A:%{local}p %a:%{remote}p %F %{X-Forwarded-For}i %{User-Agent}i %{Referer}i %I" />
標準の Tomcat アクセス ログ パラメータがサポートされています。詳細については https://tomcat.apache.org/tomcat-9.0-doc/config/valve.html#Access_Logging を参照してください。
これらのログは、<TOMCAT>/logs/
ディレクトリにある ls_user_access_log<DATE>.txt ファイルにあります。