このセクションでは、TIBCO ActiveMatrix BusinessWorks 5.7 で Parasoft JDBC ドライバーを設定する方法を説明します。JDBC Query またはプロセス内の JDBC Call Procedure アクティビティから開始される JDBC 接続を仮想化するには、まず TIBCO Designer で Parasoft JDBC ドライバープロパティを設定し、後で TIBCO Administrator からプロセスをデプロイするときに TIBCO Engine に適用できるようにする必要があります。

設定手順:

 

TIBCO DataDirect JDBC ドライバーを使用している場合

TIBCO BusinessWorks に非推奨の DataDirect ドライバーを使用しているストアド プロシージャがある場合、スキーマおよびカタログ/パッケージ名の両方が設定されたアクティビティがあるとき、追加のシステム プロパティが必要になる可能性があります。詳細については「Additional Properties When Using the TIBCO DataDirect JDBC Driver」を参照してください。

Parasoft JDBC ドライバーの適用

ParasoftJDBCDriver.jar[TIBCO BW Install Dir]/tra/5.7/lib の下に置きます。この場所は TIBCO Designer と TIBCO BW Engine で共通です。

TIBCO Designer の設定

Java システムプロパティの設定

[TIBCO BW Install Dir]/designer/5.7/bin/designer.tra を開き、先頭に java. を付けた Parasoft JDBC ドライバーのシステム プロパティを追加します。 例:

 

# Parasoft JDBC Driver properties
java.property.parasoft.virtualize.server.url http://virtualizeHostName:9080
java.property.parasoft.virtualize.group.id TIBCO_Designer_on_MyProcess
java.property.parasoft.virtualize.driver.proxy.direct false
java.property.parasoft.virtualize.driver.register.jdbcproxydriver.in.drivermanager true

TIBCO DataDirect JDBC ドライバーを使用する場合の追加プロパティ

バージョン 5.7 より前の TIBCO BusinessWorks には、tibcosoftwarein.jdbc.* というパッケージの DataDirect JDBC ドライバーが含まれていました。TIBCO はこれらのドライバーを非推奨にし、代わりにデータベース ベンダーのドライバーを使用するよう推奨しています。 https://docs.tibco.com/pub/activematrix_businessworks/5.9.3_march_2012/TIB_BW_5.9.3_relnotes.pdf.

TIBCO BusinessWorks に DataDirect ドライバーを使用しているストアドプロシージャがある場合、スキーマおよびカタログ/パッケージ名の両方が構成されたアクティビティがあるとき、追加のシステム プロパティが必要になる可能性があります。

Parasoft JDBC ドライバーに{call Schema.Package.Procedure(?)} のような呼び出しが渡され、ストアド プロシージャが見つからないという SQLException で呼び出しが失敗する場合があります。これは、TIBCO が Parasoft JDBC ドライバーを DataDirect ドライバーとは異なる方法で扱うためです。 

この問題を修正するには、スキーマとパッケージのどちらか (または両方) を削除します。詳細は環境によって異なります。削除対象を指定するには、 parasoft.virtualize.driver.procedure.prefix システム プロパティを使用します。可能な設定は次の表のとおりです。

 

アクション
0

元のクエリーに何もしません。

これがデフォルト値です。

1スキーマを削除します。 {call Package.Procedure(?)}
2カタログ/パッケージを削除します。 {call Schema.Procedure(?)}
3両方を削除します。 {call Procedure(?)}

 

designer.tra のプロパティ設定サンプル:
Java. parasoft.virtualize.driver.procedure.prefix 2

このプロパティは、(必要があれば) ドライバーの種類に関わらずストアド プロシージャの接頭辞を削除するため、使用中の任意のドライバーに適用できます。

共有 JDBC 接続の設定

Parasoft JDBC ドライバーを使用する新しい JDBC 接続を作成するか、(既存のプロセスによってすでに参照されている) 既存の JDBC ドライバーを Parasoft JDBC ドライバーを使用するように変更します。1 番目の方法では、仮想化するプロセスを新規 JDBC 接続を使用するように変更する必要があります。

 

 

 

どちらの場合も、JDBC ドライバーおよびデータベース URL の値をグローバル変数として指定することが推奨されます。グローバル変数として指定すると、フィールドに変更を加えるたびにプロセス アーカイブをリビルドすることなく TIBCO Administrator で値を変更できます。

 

 

JDBC 接続フォームで [Test Connection] ボタンをクリックすると、データベース情報を表示するダイアログが表示されます。これによってすべてが正しく構成されたことを確認できます。例:

 

プロセスの設定

共有 JDBC 接続を作成したら、新しい接続を使用するようプロセスを変更する必要があります。

 

プロセスのテスト

Parasoft JDBC ドライバーを構成したプロセスをデプロイする前に、TIBCO Designer で直接テストできます。TIBCO Designer Tester を使用してテストエンジン上でプロセスを起動します。

 

 

この時点でプロセスを呼び出すと、関連する JDBC コントローラーが Virtualize サーバー ビューに表示されます。TIBCO Designer Tester でプロセスが実行されている間、Virtualize サーバー ビューから Parasoft JDBC ドライバーのモードを制御できます。

プロセス アーカイブのビルド

この手順は、Parasoft JDBC ドライバー プロパティをプロセスに適用するために少なくとも 1 回実行する必要があります。最初に 1 回ビルドを行うことによって、Administrator でプロパティを利用できるようになります。プロパティ値は、アーカイブをリビルドしなくても、後で TIBCO Administrator を使用して変更できます。

 

TIBCO Administrator の設定

TIBCO Administrator の設定手順

  1. プロセスをデプロイします。



  2. アプリケーションの [Configuration/Advanced] セクションの下に適切なプロパティ値を指定します。



  3. プロセスを開始します。



プロセスが呼び出され、JDBC 接続が確立されると、関連する JDBC コントローラーが Virtualize サーバー ビューに表示されます。その後は、Virtualize サーバー ビュー (または Environment Manager) から JDBC コントローラーを制御できます。

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