データベース設定画面では、組み込み HyperSQL サーバーを使って、または外部の MySQL または Oracle データベースに接続して、データベースを作成および設定できます。データベースのバックアップを作成および復元したり、既存のバックアップを別のタイプのデータベースに移行したりすることもできます。たとえば、HyperSQL のデータベースをバックアップし、Oracle または MySQL のデータベースとして再作成できます。あるいは、データベースの現在の状態をキャプチャし、後でロールバックに使用できます。
データベース設定画面を開くには、管理ドロップダウン メニュー (歯車のアイコン) から [データベース設定] を選択します。
このセクションの内容:
既存のデータベースへの接続
- [タイプ] ドロップダウン メニューからデータベースの種類を選択します。
- データベースへの接続設定を指定します。データベース接続設定 を参照してください。
- [接続テスト] をクリックして接続を検証します。設定で問題が発生した場合は、データベース管理者に連絡してください。
- [保存] をクリックして設定を終了します。
新規データベースの作成
- [データベース接続設定] セクション で [データベースの作成] をクリックします。
- [タイプ] ドロップダウン メニューからデータベースの種類を選択します。
- データベースへの接続設定を指定します。データベース接続設定 を参照してください。または、バックアップ ファイルからデータベースを作成することもできます (「バックアップからのデータベースの作成」を参照)。
- データベースにアクセスできる新規ユーザーを作成するには、[新規ユーザーの作成] をオンにします。
- [作成] をクリックします。
バックアップの作成
- [データベース接続設定] セクションで [データベースのバックアップ] をクリックします。
- ファイル リンクをクリックしてバックアップ ファイルをダウンロードします。
大きなファイルがあるデータベースのバックアップ (MySQL のみ)
MySQL データベースを使用していて、バックアップが失敗した場合、次の操作を行って、MySQL のサイズ制限値を大きくしてみてください。
- MySQL の my.cnf/my.ini ファイルを探します。MySQL 5.7 の場合、http://dev.mysql.com/doc/refman/5.7/en/option-files.html を参照してください。その他のバージョンの場合、http://dev.mysql.com/doc/index.html から適切なマニュアルを参照してください。
- ファイルを編集し、次のようにパラメーターを設定します。
- MySQL サービスを再開します。
[mysqld]
- innodb = ON
- innodb_log_file_size = 5242880000 // This must be set to be 10x the largest content being loaded for the public marketplace.
- max_allowed_packet = 1G
- innodb_file_per_table = 1
- innodb_file_format = Barracuda
[mysql]
- max_allowed_packet = 1G
[client]
- max_allowed_packet = 1G
バックアップからのデータベースの作成
- [データベース接続設定] セクション で [データベースの作成] をクリックします。
- 新規データベースに関する情報を指定します。
- [バックアップ ファイルから作成] セクションでバックアップ ファイルを参照し、[作成] をクリックします。
指定された場所に新しいデータベースが作成され、バックアップ ファイルに保存されたデータが入力されます。新しいデータベースが正常に作成されると、以前のデータベース ( ダイアログの下のメイン ページに接続設定が表示されているデータベース) を削除するかどうか尋ねられます。
複数のデータベースの追加
同じタイプのデータベースを複数追加するには、新規データベースを作成する際に別の場所 (スキーマ、SID、サービス名、パスが異なるなど) を指定します。これによって、既存のデータベースが上書きされるのを防ぎます。
- HyperSQL: 新規ファイルパスを入力します。
- MySQL: 新規スキーマを入力します。
- Oracle: 新規 SID またはサービス名を入力します。
異なる種類のデータベースにデータベースを移行する場合、ターゲットのデータベース種類を選択し、新しいデータベースの場所を指定します。
このインターフェイスから新しいデータベースアカウントを作成するには、ユーザー名およびパスワードを入力し、[新規ユーザーの作成] をオンにして確認のためにパスワードを再入力します。Oracle の新規アカウントを作成する場合、データテーブルスペースおよび一時テーブルスペースも指定できます。これらのフィールドを空のままにしてデフォルトの設定 (<USER>_DATA> および <USER_TEMP>) を使用することもできます。
現在の設定
このセクションで現在のデータベース設定を参照できます。
データベース テーブル上限
CTP の基盤になっている Virtualize サーバーが受信したメッセージはデータベースに記録されます。イベント メッセージ、ペイロード、ヒット統計、および時間情報が保存されます。このセクションでは、サーバーのイベント メッセージ数および各ヒットに関するエントリ数を変更できます。
データベース接続設定
サポート対象のデータベース バージョンおよび要件については「システム要件」を参照してください。
HyperSQL 設定
CTP には組み込み HyperSQL データベースが付属しています。
- ファイル パス: データベース ファイルが保存される場所を指定します。ファイルは Apache Tomcat ホストに保存する必要があります。 ファイル システムで絶対パスを指定するには、 '/' を先頭に追加します。
- ユーザー名: データベースにアクセスするユーザーを指定します。デフォルトは
em
ユーザーです。[新規ユーザーの作成] がオンの場合、このフィールドで指定された名前を持つユーザーがデータベースに追加されます。 - パスワード: データベースにアクセスするユーザーのパスワードを指定ます。デフォルトは、
em
ユーザーのパスワードです。[新規ユーザーの作成] がオンの場合、このフィールドで指定されたパスワードを持つユーザーがデータベースに追加されます。
MySQL および MariaDB 設定
- ホスト: MySQL サーバーがインストールされているホストです。
- ポート: MySQL データベースが実行されているホストのポートを指定します。
- スキーマ: データを保存するスキーマ (データベース) の名前を指定します。デフォルト値は
em
です。 - ユーザー名: データベースにアクセスするユーザーを指定します。デフォルトは
em
ユーザーです。[新規ユーザーの作成] がオンの場合、このフィールドで指定された名前を持つユーザーがデータベースに追加されます。 - パスワード: データベースにアクセスするユーザーのパスワードを指定ます。デフォルトは、em ユーザーのパスワードです。[新規ユーザーの作成] がオンの場合、このフィールドで指定されたパスワードを持つユーザーがデータベースに追加されます。
Oracle 設定
- ホスト: Oracle サーバーがインストールされているホストです。
- ポート: Oracle データベースが実行されているホストのポートを指定します。
- サービス名を使用: サービス名を使用して Oracle データベースに接続する場合、このオプションをオンにします。フィールドにサービス名を指定します。このオプションをオンにすると、SID フィールドが利用不可能になります。
- SID: SID を使用して接続する場合、Oracle データベースの SID を指定します。[サービス名を使用] オプションをオンにすると、SID フィールドが利用不可能になります。
- ユーザー名: データを保存するスキーマ (データベース) の名前を指定します。デフォルト値は
em
です。 - パスワード: データベースにアクセスするユーザーのパスワードを指定ます。デフォルトは、em ユーザーのパスワードです。[新規ユーザーの作成] がオンの場合、このフィールドで指定されたパスワードを持つユーザーがデータベースに追加されます。
JDBC ドライバー
CTP には、 MySQL または Oracle 用の JDBC ドライバーのライブラリが含まれていません。詳細についてはインストール ガイドの「JDBC Driver に関するメモ」を参照してください。
「CTP のインストールと実行」も参照してください。